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公開番号
2025012882
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023116047
出願日
2023-07-14
発明の名称
プラスチック製ナイフ
出願人
株式会社シーダース
代理人
個人
主分類
B26B
3/00 20060101AFI20250117BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約
【課題】安全性に優れ容易に廃棄することが可能なプラスチック製ナイフを提供する。
【解決手段】基板2は、割り面に微細な凹凸が生じる合成樹脂で構成され、所定の厚みを有する板状部材である。第1の傾斜面部3は、第1の直線6に沿って、基板2の厚みよりも薄い厚みで、断面視でレの字形に切断されることで所定の傾斜面を構成する。開口部4は、一辺を第1の直線6に一致させた三角形を第1の傾斜面部3の傾斜面上に開口することで構成される。第2の傾斜面部5は、第1の傾斜面部3側の基板2の上で、第1の直線6に対して所定の鋭角をなす第2の直線7に沿って、基板2の厚みよりも薄い厚みで、断面視でレの字形に切断されることで、所定の傾斜面を構成する。基板2を第1の直線6に沿って割るとともに、基板2を第2の直線7に沿って割ることで、基板2の一端部を刃先とし、開口部4の三角形と傾斜面とを鋸刃4aとする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
割ると、割り面に微細な凹凸が生じる合成樹脂で構成され、所定の厚みを有する板状部材である基板と、
前記基板の一端部から当該基板の上の第1の直線に沿って、当該基板の厚みよりも薄い厚みで、断面視でレの字形に切断されることで、所定の傾斜面を構成する第1の傾斜面部と、
前記基板の一端部の近傍で、一辺を前記第1の直線に一致させた三角形を前記第1の傾斜面部の傾斜面上に開口することで構成される開口部と、
前記基板の一端部から、前記第1の傾斜面部側の基板の上で、前記第1の直線に対して所定の鋭角をなす第2の直線に沿って、当該基板の厚みよりも薄い厚みで、断面視でレの字形に切断されることで、所定の傾斜面を構成する第2の傾斜面部と、
を備え、
前記基板を前記第1の直線に沿って割るとともに、当該基板を前記第2の直線に沿って割ることで、前記基板の一端部を刃先とし、前記開口部の三角形と前記開口された傾斜面とを鋸刃とする、
プラスチック製ナイフ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチック製ナイフに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、金属製のカッターナイフや、プラスチック製のカッターナイフ、カード式のカッターナイフ等のカッターナイフに関して、従来、多数の技術が存在する。例えば、実開昭52-033568号公報(特許文献1)には、プラスチック製ナイフ基材に刃を形成し、その刃面を果物の外周面に適合した角度面に成形せしめてなるプラスチック製果物ナイフが開示されている。これにより、リンゴ、ナシ等の果物の皮を剥き易く、使い易く、安価で使い捨てが出来、サンドペーパー等で簡単に刃を研ぐことが出来るプラスチック製の果物ナイフを提供することが出来るとしている。
【0003】
実開平01-092973号公報(特許文献2)には、薄い基体とほぼ同一平面においってその薄い基体の一部に薄い切削刃体を屈曲可能に設け、かつ切削刃体を薄い基体で囲繞してなるカード型ナイフが開示されている。これにより、かさばらず、軽く、かつそれほどの寸法精度や精密な嵌合せ構造、適度な回動度合等が要求されることのない新規なカード型ナイフを提供することが出来るとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭52-033568号公報
実開平01-092973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現在、インターネット通販の市場が拡大しており、段ボールに梱包された商品を受け取る機会が増えてきている。商品を受け取ったユーザが、段ボールの開梱の際に、一般的に、段ボールに貼られた梱包用のテープを切断するためにカッターを使用している。
【0006】
ここで、多くのカッターの材質は、金属製であり、又、簡易的なカッターは、通常、素材に寄らずに、カッターの刃が露出している。そのため、このようなカッターを玄関先に常備すると、取扱に危険が伴うという課題がある。又、ユーザがカッターを繰り返し使用して、カッターの刃が欠けた場合、カッターの刃をそのままごみ袋に入れて廃棄する。すると、カッターの刃がごみ袋を突き破って、ごみ袋の内部のごみが散らばったり、ごみ袋の収集者が怪我をしたりするという課題がある。
【0007】
上述の特許文献1-2に記載の技術では、上述の課題を解決することは出来ない。特許文献1に記載の技術は、プラスチック製ではあるものの、果物の皮を剥くためのものであるが、鋭利な刃が露出される。又、特許文献2に記載の技術は、切削刃体が露出される。そのため、いずれの技術でも、上述と同様の課題が生じる。
【0008】
そこで、本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、安全性に優れ、且つ、容易に廃棄することが可能なプラスチック製ナイフを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るプラスチック製ナイフは、基板と、第1の傾斜面部と、開口部と、第2の傾斜面部とを備える。基板は、割ると、割り面に微細な凹凸が生じる剛性樹脂で構成され、所定の厚みを有する板状部材である。第1の傾斜面部は、前記基板の一端部から当該基板の上の第1の直線に沿って、当該基板の厚みよりも薄い厚みで、断面視でレの字形に切断されることで、所定の傾斜面を構成する。開口部は、前記基板の一端部の近傍で、一辺を前記第1の直線に一致させた三角形を前記第1の傾斜面部の傾斜面上に開口することで構成される。第2の傾斜面部は、前記基板の一端部から、前記第1の傾斜面部側の基板の上で、前記第1の直線に対して所定の鋭角をなす第2の直線に沿って、当該基板の厚みよりも薄い厚みで、断面視でレの字形に切断されることで、所定の傾斜面を構成する。本発明に係るプラスチック製ナイフは、前記基板を前記第1の直線に沿って割るとともに、当該基板を前記第2の直線に沿って割ることで、前記基板の一端部を刃先とし、前記開口部の三角形と前記開口された傾斜面とを鋸刃とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、安全性に優れ、且つ、容易に廃棄することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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