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公開番号2024171279
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023088270
出願日2023-05-29
発明の名称切創抑制器具
出願人株式会社文創
代理人個人
主分類B26B 29/06 20060101AFI20241204BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】シートを刃物で切断する際の切創を抑制することができる切創抑制器具を提供することを目的とする。
【解決手段】切創抑制器具100は、前後方向に縦長な板状の底板部10と、底板部10の手前側の外縁及び外縁に接続し、底板部10の上方において、底板部10の手前側及び前側をカバーするカバー部20とを有し、底板部10の先端部には丸穴である第1連通穴10aが形成されるとともに、底板部10の後端部には長穴である第2連通穴10bが形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前後方向に縦長な板状の底板部(10)と、
前記底板部の前記前後方向と直行する幅方向の一方側である手前側の外縁及び前記底板部の前側の外縁に接続し、前記底板部の上方において、前記底板部の手前側及び前側をカバーするカバー部(20)と、を有し、
前記底板部の先端部には第1連通穴(10a)が形成されるとともに、前記底板部の後端部には第2連通穴(10b)が形成されていることを特徴とする切創抑制器具。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記カバー部は、
板状であり、その下端が前記底板部の手前側の外縁に接続している手前側カバー部(21)と、
後方が開口した曲面で構成されたドーム状であり、その下端が前記底板部の前端部の外縁に接続するとともに前記手前側カバー部の前端部に接続している前側カバー部(22)と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の切創抑制器具。
【請求項3】
前記第1連通穴は、丸穴であり、
前記第2連通穴は、前後方向に縦長な長穴であることを特徴とする請求項2に記載の切創抑制器具。
【請求項4】
前記前側カバー部は、前記第1連通穴を覆っていることを特徴とする請求項3に記載の切創抑制器具。
【請求項5】
前記底板部と前記手前側カバー部とのなす角θは、45°~75°であることを特徴とする請求項2に記載の切創抑制器具。
【請求項6】
前記手前側カバー部の上端部の断面形状は、上方に位置するに従ってより奥側に位置する円弧形状に湾曲していることを特徴とする請求項2に記載の切創抑制器具。
【請求項7】
前記手前側カバー部の上部の前後方向の中央部には、奥側に向かって突出する突出部(21a)が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の切創抑制器具。
【請求項8】
前記手前側カバー部の上部の前記突出部の前側には、手前側に向かって凹陥している第1凹陥部(21b)が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の切創抑制器具。
【請求項9】
前記手前側カバー部の上部の前記突出部の後側には、手前側に向かって凹陥している第2凹陥部(21c)が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の切創抑制器具。
【請求項10】
前記前側カバー部の奥側の下部には、前側に向かって凹陥している第3凹陥部(22a)が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の切創抑制器具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切創抑制器具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、シートを刃物で切断する際の切創を抑制するため、特許文献1に示されるように、薄板状スケール本体上面にその全長にわたってフィン状の突起が形成されたナイフ案内用定規が有る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭60-147378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなナイフ案内用定規は、定規に手を添えた場合に、定規の前方が開いているために、定規の前方から刃物が侵入して、ユーザの手に切創ができてしまうおそれがあった。
【0005】
本発明は、シートを刃物で切断する際の切創を抑制することができる切創抑制器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた、請求項1に記載の発明である切創抑制器具は、
前後方向に縦長な板状の底板部(10)と、
前記底板部の前記前後方向と直行する幅方向の一方側である手前側の外縁及び前記底板部の前側の外縁に接続し、前記底板部の上方において、前記底板部の手前側及び前側をカバーするカバー部(20)と、を有し、
前記底板部の先端部には第1連通穴(10a)が形成されるとともに、前記底板部の後端部には第2連通穴(10b)が形成されていることを特徴とする。
【0007】
これによれば、シートの上に定規を載置し、定規の上に、切創抑制器具を載置し、第1連通穴及び第2連通穴ごしに、作業者の指で定規を押さえつけ、この状態で、刃物を定規の外縁に添わせて、シートを切断することができる。このため、刃物側である手前側だけでなく、前側も切創抑制器具のカバー部で保護される。よって、シートを刃物で切断する際の切創を抑制することができる切創抑制器具を提供することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記カバー部は、
板状であり、その下端が前記底板部の手前側の外縁に接続している手前側カバー部(21)と、
後方が開口した曲面で構成されたドーム状であり、その下端が前記底板部の前端部の外縁に接続するとともに前記手前側カバー部の前端部に接続している前側カバー部(22)と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
これによれば、作業者の手をより確実に保護することができ、より確実にシートを刃物で切断する際の切創を抑制することができる。また、前側カバー部は、曲面で構成されたドーム状であるので、前側カバー部が他の物体に引っかかってしまうことが抑制される。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明おいて、
前記第1連通穴は、丸穴であり、
前記第2連通穴は、前後方向に縦長な長穴であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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