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公開番号
2024168192
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084654
出願日
2023-05-23
発明の名称
用紙搬送スリッタ装置
出願人
デュプロ精工株式会社
代理人
個人
主分類
B26D
7/26 20060101AFI20241128BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約
【課題】本発明は、用紙搬送方向に交差する方向に移動可能な複数のスリッタユニットと、用紙を支持するガイド部材とを有する用紙搬送スリッタ装置において、スリッタユニットの位置を調整する場合にスリッタユニット移動時におけるガイド部材とスリッタユニットの衝突によるガイド部材の損傷を回避することを課題とする。
【解決手段】スリッタユニットが移動領域を移動するときに、ガイド部材が、スリッタユニットに当接することによって、移動領域から退避するように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
用紙が搬送される用紙搬送経路を横断する方向に移動自在に、前記用紙搬送経路を挟んで上下両側に配置され用紙を裁断するスリッタユニットと、前記用紙搬送経路を横断する方向の前記スリッタユニットの移動領域内において、前記用紙搬送経路に沿って前記用紙搬送経路の下側に配置され、搬送される用紙をガイドするガイド部材を備え、
前記スリッタユニットが前記移動領域を移動するときに、前記ガイド部材が、前記スリッタユニットに当接することによって、前記移動領域から退避するように構成されている、ことを特徴とする用紙搬送スリット装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記スリッタユニットが、裁断刃と、前記裁断刃を保持するケーシングとを有しており、
前記ケーシングが、前記ガイド部材を前記移動領域から退避させるように前記ガイド部材に当接する当接面を有しており、前記当接面が、前記ガイド部材を徐々に前記移動領域から退避させるように傾斜する傾斜面である、ことを特徴とする請求項1記載の用紙搬送スリット装置。
【請求項3】
前記ガイド部材は、その一端が前記用紙搬送経路に対して平行な軸を中心に上下方向に回動自在に支持され、前記ガイド部材が前記ケーシングの当接面に非当接時において、大略、用紙が搬送される方向に延在するように、前記ガイド部材を弾力的に付勢する付勢手段を備えた、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の用紙搬送スリット装置。
【請求項4】
用紙が搬送される用紙搬送経路を横断する方向に移動自在に、前記用紙搬送経路を挟んで上下両側に配置され用紙を裁断するスリッタユニットと、前記用紙搬送経路を横断する方向の前記スリッタユニットの移動領域内において、前記用紙搬送経路に沿って前記用紙搬送経路の下側に配置され、搬送される用紙をガイドするガイド部材と、前記スリッタユニットの移動領域内の所定位置に設置され、前記スリッタユニットの移動に伴い作動する作動部材と、を備え、
前記作動部材は、リンク機構を介して前記ガイド部材と連結しており、前記スリッタユニットが前記移動領域を移動するときに、前記作動部材が、前記所定位置で前記スリッタユニットに当接することによって、前記ガイド部材が前記移動領域から退避するように構成されている、ことを特徴とする用紙搬送スリット装置。
【請求項5】
前記作動部材の先端には、スリッタユニットに当接する案内ローラを一体的に備える、ことを特徴とする請求項4記載の用紙搬送スリット装置。
【請求項6】
前記スリッタユニットが、裁断刃と、前記裁断刃を保持するケーシングとを有しており、
前記ケーシングが、前記ガイド部材を前記移動領域から退避させるように前記作動部材に当接する当接面を有しており、前記当接面が、前記作動部材を介して前記ガイド部材を徐々に前記移動領域から退避させるように傾斜する傾斜面である、ことを特徴とする請求項4記載又は請求項5記載の用紙搬送スリット装置。
【請求項7】
前記ガイド部材は、前記作動部材の作動状況により、前記リンク機構を介して上下方向に平行移動するように構成された、ことを特徴とする請求項4記載又は請求項5記載の用紙搬送スリット装置。
【請求項8】
前記ガイド部材は、前記作動部材の作動状況により、前記リンク機構を介して用紙搬送方向前後に平行移動するように構成された、ことを特徴とする請求項4記載又は請求項5記載の用紙搬送スリット装置。
【請求項9】
用紙が搬送される用紙搬送経路を横断する方向に移動自在に、前記用紙搬送経路を挟んで上下両側に配置され用紙を裁断するスリッタユニットと、前記用紙搬送経路を横断する方向の前記スリッタユニットの移動領域内において、前記用紙搬送経路に沿って前記用紙搬送経路の下側に配置され、搬送される用紙をガイドするガイド部材と、前記ガイド部材を前記スリッタユニットの移動領域に対して進退自在に移動させるガイド部材移動手段と、
前記スリッタユニットが前記移動領域を移動するときに、前記ガイド部材を前記移動領域から退避するように前記ガイド部材移動手段の動作を制御する制御手段と、を備える、ことを特徴とする用紙搬送スリット装置。
【請求項10】
前記ガイド部材移動手段は、ソレノイドと、前記ソレノイドと連動し、前記ガイド部材に連結されたリンク機構とを含み、前記制御手段により前記ソレノイドをオン状態またはオフ状態とすることにより、前記リンク機構を動作させることで、前記ガイド部材を前記スリッタユニットの移動領域内に配置されるガイド位置と前記移動領域から退避する退避位置との間で変位自在とした、ことを特徴とする請求項9に記載の用紙搬送スリット装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙搬送スリッタ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、所定寸法の書類等を作成するため、用紙を搬送するときに用紙を裁断する用紙搬送スリッタ装置(用紙裁断装置)が用いられている。そして、用紙の裁断位置を調整するために、スリッタユニットを、用紙搬送経路を横断する方向に移動することができるようになっている。例えば、特許文献1に開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-232700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の用紙搬送スリッタ装置においては、スリッタユニットの移動領域内には、用紙搬送経路の下側に用紙を案内するガイド部材が配置されており、スリッタユニットを移動させる場合には、ガイド部材を予め退避させたり、移動後に元に戻すなどの特別な作業が必要であった。
【0005】
そこで、本願出願人は、前記従来の技術における課題を解決する発明として、特開2002-264075号公報に示すような新規な構成のスリッタ装置を備えた用紙搬送スリッタ装置を提案している。
【0006】
これによれば、用紙搬送スリッタ装置は、用紙を搬送しつつ、その用紙を加工することが可能であって、用紙搬送方向に対して交差する方向に移動可能な複数のスリッタユニットを有する。用紙搬送スリッタ装置は、スリッタユニットが用紙を加工するときに、その用紙がたるまないように下方から支持する複数のガイド部材を有する。そして、スリッタユニットを移動したときに、スリッタユニットがガイド部材と干渉すると、ガイド部材は、スリッタユニットの移動領域から退避する。そして、スリッタユニットの通過後、付勢手段により、ガイド部材は、用紙が搬送された方向に延在する状態に復帰する。
【0007】
具体的には、ガイド部材それぞれは、少なくとも鉛直方向に延在する回動中心線を中心にして回動可能な固定端を備える。ガイド部材の一部がスリッタユニットの移動経路上に配置されており、移動中のスリッタユニットがガイド部材に接触すると、そのガイド部材は回動してスリッタユニットを回避する。なお、スリッタユニットがガイド部材と接触しない位置に移動すると、ガイド部材は、付勢部材に付勢されて、その一部が移動経路上に存在する原点姿勢に戻る。したがって、スリッタユニットの位置を調整する場合に、ガイド部材を予め退避させたり、後で元に戻すなどの特別な作業は不要である。
【0008】
しかしながら、本願出願人は、用紙搬送スリッタ装置の設計をさらに進める中で、本願出願人の提案による新規な構成の用紙搬送スリッタ装置について新たな課題を発見し、この課題を解決することで用紙搬送スリッタ装置の性能をさらに改善する余地があることを見いだすに至った。
【0009】
すなわち、上記公報に開示された技術では、図1(a)~(d)に示すように、複数のスリッタユニットそれぞれの移動パターンによっては、ガイド部材が破損する可能性がある。具体的には、図1(a)に示すように、スリッタユニット81とスリッタユニット82が、1つのガイド部材86を挟むような形で両側から内側に向けて移動し、図1(b)に示すように、1つのスリッタユニット81に接触して回転軸89を中心に回動したガイド部材86が他のスリッタユニット82に衝突し、その結果として、逃げ場のないガイド部材86が破損する可能性がある。又、図1(c)に示すように、スリッタユニット81とスリッタユニット82が、1つのガイド部材86を挟むような形で同方向に同速度で移動し、図1(d)に示すように、1つのスリッタユニット81に接触して回転軸89を中心に回動したガイド部材86が他のスリッタユニット82に衝突し、その結果として、逃げ場のないガイド部材86が破損する可能性がある。
【0010】
本発明は、このような新たに発見された新規な技術的課題に鑑みてなされたものであり、 用紙搬送方向に交差する方向に移動可能な複数のスリッタユニットと、用紙を支持するガイド部材とを有する用紙搬送スリッタ装置において、スリッタユニットの位置を調整する場合にスリッタユニット移動時におけるガイド部材とスリッタユニットの衝突によるガイド部材の損傷を回避することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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