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公開番号2024146586
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059576
出願日2023-03-31
発明の名称切断方法及び切断装置
出願人グンゼ株式会社
代理人個人
主分類B26D 11/00 20060101AFI20241004BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】生産性を低下させることなく、隅部の切断にばらつきが生じるのを抑制することができる、切断方法及び切断装置を提供する。
【解決手段】幅方向に複数配置された扁平材を搬送方向に搬送し、第1切断ユニットの複数の切断刃は、扁平材において隣接する2つの隅部を同時に切断する少なくとも1つの第1切断刃と、幅方向に他の扁平材が隣接しない一の隅部を切断する少なくとも1つの第2切断刃と、によって構成され、第2切断ユニットの複数の切断刃は、扁平材において隣接する2つの隅部を同時に切断する少なくとも1つの第1切断刃と、幅方向に他の扁平材が隣接しない一の隅部を切断する少なくとも1つの第2切断刃と、によって構成され、第1切断刃と対応する2つの隅部の切断後の寸法を検出し、第2切断刃と対応する隅部の切断後の寸法を検出し、第1切断刃および第2切断刃の幅方向の位置を調整する、切断方法を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
搬送方向の両端及び前記搬送方向と直交する幅方向の両端に四隅を有する矩形状の扁平材に対し、前記四隅を切断する、切断方法であって、
前記幅方向に少なくとも1つ配置された前記扁平材を、所定のピッチで断続的に前記搬送方向に搬送し、
前記搬送方向において、上流側に配置される第1切断ユニットと、下流側に配置される第2切断ユニットと、を備え、
前記第1切断ユニットは、前記幅方向に並ぶ複数の切断刃を有し、当該複数の切断刃により、前記各扁平材の上流側又は下流側の隅部を切断するように構成され、
前記第1切断ユニットの前記複数の切断刃は、それぞれ前記幅方向に独立して移動可能に構成され、且つ前記搬送方向に一体的に移動可能に構成され、
前記第2切断ユニットは、前記幅方向に並ぶ複数の切断刃を有し、当該複数の切断刃により、前記各扁平材の下流側又は上流側の隅部を切断するように構成され、
前記第2切断ユニットの前記複数の切断刃は、それぞれ前記幅方向に独立して移動可能に構成され、且つ前記搬送方向に一体的に移動可能に構成され、
前記四隅が切断された後の前記扁平材の、前記幅方向に並ぶ隅部の少なくとも1つについて、切断後の寸法を検出する、第1ステップと、
前記四隅が切断された後の前記扁平材について、前記第1ステップで検出された隅部以外の隅部について、切断後の寸法を検出する、第2ステップと、
前記第1ステップ及び第2ステップの少なくとも1つで検出された切断後の寸法に基づいて、前記第1切断ユニット及び前記第2切断ユニットの切断刃の前記搬送方向の位置を調整する第3ステップと、
前記第1ステップで検出された切断後の寸法に基づいて、当該検出を行った隅部と対応する隅部を切断する切断刃の幅方向の位置を調整する第4ステップと、
前記第2ステップで検出された切断後の寸法に基づいて、当該検出を行った隅部と対応する隅部を切断する切断刃の幅方向の位置を調整する第5ステップと、
前記第1ステップ及び前記第2ステップで検出を行った前記扁平材よりも上流側の扁平材に対し、前記第3から第5ステップにおいて位置が調整された前記切断刃により、前記隅部の切断を行う第6ステップと、
を備えている、切断方法。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記幅方向に複数配置された前記扁平材を前記搬送方向に搬送し、
前記第1切断ユニットの前記複数の切断刃は、前記幅方向に隣接する前記扁平材において隣接する2つの隅部を同時に切断する少なくとも1つの第1切断刃と、幅方向に他の扁平材が隣接しない一の隅部を切断する少なくとも1つの第2切断刃と、によって構成され、
前記第2切断ユニットの前記複数の切断刃は、前記幅方向に隣接する前記扁平材において隣接する2つの隅部を同時に切断する少なくとも1つの第1切断刃と、幅方向に他の扁平材が隣接しない一の隅部を切断する少なくとも1つの第2切断刃と、によって構成され、
前記第1ステップでは、前記第1切断刃と対応する2つの隅部の切断後の寸法を検出し、
前記第2ステップでは、前記第2切断刃と対応する隅部の切断後の寸法を検出し、
前記第4ステップでは、前記第1切断刃の幅方向の位置を調整し、
前記第5ステップでは、前記第2切断刃の幅方向の位置を調整する、
請求項1に記載の切断方法。
【請求項3】
前記第1ステップ及び前記第2ステップでは、
切断後の前記各隅部において、前記扁平材の直交する2辺を延長した交点を基準とし、前記2辺それぞれの延びる方向において、前記交点から切断された長さを前記切断後の寸法として記憶する、
請求項1または2に記載の切断方法。
【請求項4】
前記寸法の最小値及び最大値を、操作画面上で入力することで制御範囲を設定する、
請求項3に記載の切断方法。
【請求項5】
前記最小値及び前記最大値の和の1/2を、前記寸法を制御するための目標値とする、
請求項4に記載の切断方法。
【請求項6】
前記第3~第5ステップにおいては、複数の前記扁平材の隅部について、前記寸法の平均値を算出し、当該平均値に基づいて、前記調整を行う、
請求項1または2に記載の切断方法。
【請求項7】
搬送方向の両端及び前記搬送方向と直交する幅方向の両端に四隅を有する矩形状の扁平材に対し前記四隅を切断する、切断装置であって、
前記幅方向に少なくとも1つ配置された前記扁平材を、所定のピッチで断続的に前記搬送方向に搬送する搬送部と、
第1切断ユニットと、
前記第1切断ユニットの前記搬送方向の下流側に配置される第2切断ユニットと、
撮影部と、
制御部と、
を備え、
前記第1切断ユニットは、前記幅方向に並ぶ複数の切断刃を有し、当該複数の切断刃により、前記各扁平材の上流側又は下流側の隅部を切断するように構成され、
前記第1切断ユニットの前記複数の切断刃は、それぞれ前記幅方向に独立して移動可能に構成され、且つ前記搬送方向に一体的に移動可能に構成され、
前記第2切断ユニットは、前記幅方向に並ぶ複数の切断刃を有し、当該複数の切断刃により、前記各扁平材の下流側又は下流側の隅部を切断するように構成され、
前記第2切断ユニットの前記複数の切断刃は、それぞれ前記幅方向に独立して移動可能に構成され、且つ前記搬送方向に一体的に移動可能に構成され、
前記撮影部は、
前記四隅が切断された後の前記扁平材の四隅を撮影した画像を取得し、
前記制御部は、
前記画像に基づいて、前記四隅が切断された後の前記扁平材の、前記幅方向に並ぶ隅部の少なくとも1つについて、切断後の寸法を検出する、第1ステップと、
前記画像に基づいて、前記四隅が切断された後の前記扁平材における、前記第1ステップで検出された隅部以外の隅部について、切断後の寸法を検出する、第2ステップと、
前記第1ステップ及び第2ステップの少なくとも1つで検出された切断後の寸法に基づいて、前記第1切断ユニット及び前記第2切断ユニットの切断刃の前記搬送方向の位置を調整する第3ステップと、
前記第1ステップで検出された切断後の寸法に基づいて、当該検出を行った隅部と対応する隅部を切断する切断刃の幅方向の位置を調整する第4ステップと、
前記第2ステップで検出された切断後の寸法に基づいて、当該検出を行った隅部と対応する隅部を切断する切断刃の幅方向の位置を調整する第5ステップと、
前記第1ステップ及び前記第2ステップで検出を行った前記扁平材よりも上流側の扁平材に対し、前記第3から第5ステップにおいて位置が調整された前記切断刃により、前記隅部の切断を行う第6ステップと、
を実行するように構成されている、
切断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送方向の両端及び搬送方向と直交する幅方向の両端に四隅を有する矩形状の袋体に対し、四隅を切断する、切断方法及び切断装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、搬送される袋の隅部を切断する切断装置が開示されている。この切断装置では、搬送ベルトの送り量を制御することで、隣接する前後の袋体の間隔を決めている。また、位置決め装置により袋体の幅方向(搬送方向に直交する方向)の位置を補正し、袋体を所定位置に配置した状態で四隅を切断している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-237234号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の切断装置では、袋体を所定の位置に配置するために、位置決め装置で袋の幅方向の位置を補正しているが、その動作が行われることで、生産性が上がり難いという問題がある。また、袋体の送り量を制御し、袋体の前後を所定間隔にしているが、搬送ベルトの速度を上げると、搬送ベルトと袋体との間に滑りが発生しやすくなるため、袋体の前後の間隔がばらつきやすくなるという問題もある。なお、このような問題は、袋体の切断だけでなく、シート材などの扁平材の隅部の切断全般に起こりうる問題である。
【0005】
本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、生産性を低下させることなく、隅部の切断にばらつきが生じるのを抑制することができる、切断方法及び切断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
項1.搬送方向の両端及び前記搬送方向と直交する幅方向の両端に四隅を有する矩形状の扁平材に対し、前記四隅を切断する、切断方法であって、
前記幅方向に少なくとも1つ配置された前記扁平材を、所定のピッチで断続的に前記搬送方向に搬送し、
前記搬送方向において、上流側に配置される第1切断ユニットと、下流側に配置される第2切断ユニットと、を備え、
前記第1切断ユニットは、前記幅方向に並ぶ複数の切断刃を有し、当該複数の切断刃により、前記各扁平材の上流側又は下流側の隅部を切断するように構成され、
前記第1切断ユニットの前記複数の切断刃は、それぞれ前記幅方向に独立して移動可能に構成され、且つ前記搬送方向に一体的に移動可能に構成され、
前記第2切断ユニットは、前記幅方向に並ぶ複数の切断刃を有し、当該複数の切断刃により、前記各扁平材の下流側又は上流側の隅部を切断するように構成され、
前記第2切断ユニットの前記複数の切断刃は、それぞれ前記幅方向に独立して移動可能に構成され、且つ前記搬送方向に一体的に移動可能に構成され、
前記四隅が切断された後の前記扁平材の、前記幅方向に並ぶ隅部の少なくとも1つについて、切断後の寸法を検出する、第1ステップと、
前記四隅が切断された後の前記扁平材について、前記第1ステップで検出された隅部以外の隅部について、切断後の寸法を検出する、第2ステップと、
前記第1ステップ及び第2ステップの少なくとも1つで検出された切断後の寸法に基づいて、前記第1切断ユニット及び前記第2切断ユニットの切断刃の前記搬送方向の位置を調整する第3ステップと、
前記第1ステップで検出された切断後の寸法に基づいて、当該検出を行った隅部と対応する隅部を切断する切断刃の幅方向の位置を調整する第4ステップと、
前記第2ステップで検出された切断後の寸法に基づいて、当該検出を行った隅部と対応する隅部を切断する切断刃の幅方向の位置を調整する第5ステップと、
前記第1ステップ及び前記第2ステップで検出を行った前記扁平材よりも上流側の扁平材に対し、前記第3から第5ステップにおいて位置が調整された前記切断刃により、前記隅部の切断を行う第6ステップと、
を備えている、切断方法。
【0007】
なお、第1ステップ及び第2ステップは、同時に行うことができる。また、第3及び第4ステップにおける切断刃の位置の算出は、第5ステップに先立って行われるが、第3~第5ステップにおける位置の調整(切断刃の移動)は同時に行ってもよい。また、第3及び第4ステップにおける切断刃の位置の算出は、いずれを先に行ってもよいが、第4ステップを先に行う方がより好ましい。
【0008】
項2.前記幅方向に複数配置された前記扁平材を前記搬送方向に搬送し、
前記第1切断ユニットの前記複数の切断刃は、前記幅方向に隣接する前記扁平材において隣接する2つの隅部を同時に切断する少なくとも1つの第1切断刃と、幅方向に他の扁平材が隣接しない一の隅部を切断する少なくとも1つの第2切断刃と、によって構成され、
前記第2切断ユニットの前記複数の切断刃は、前記幅方向に隣接する前記扁平材において隣接する2つの隅部を同時に切断する少なくとも1つの第1切断刃と、幅方向に他の扁平材が隣接しない一の隅部を切断する少なくとも1つの第2切断刃と、によって構成され、
前記第1ステップでは、前記第1切断刃と対応する2つの隅部の切断後の寸法を検出し、
前記第2ステップでは、前記第2切断刃と対応する隅部の切断後の寸法を検出し、
前記第4ステップでは、前記第1切断刃の幅方向の位置を調整し、
前記第5ステップでは、前記第2切断刃の幅方向の位置を調整する、
項1に記載の切断方法。
【0009】
項3.前記第1ステップ及び前記第2ステップでは、
切断後の前記各隅部において、前記扁平材の直交する2辺を延長した交点を基準とし、前記2辺それぞれの延びる方向において、前記交点から切断された長さを前記切断後の寸法として記憶する、
項1または2に記載の切断方法。
【0010】
項4.前記寸法の最小値及び最大値を、操作画面上で入力することで制御範囲を設定する、
項3に記載の切断方法。
(【0011】以降は省略されています)

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