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公開番号2025126589
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022897
出願日2024-02-19
発明の名称熱収縮性フィルム
出願人グンゼ株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 27/30 20060101AFI20250822BHJP(積層体)
要約【課題】比較的薄い熱収縮性フィルムであって、所定水準以上の耐衝撃性能及びコシを有する熱収縮性フィルムを提供する。
【解決手段】熱収縮性フィルムは、厚みが40μm以下の熱収縮性フィルムである。この熱収縮性フィルムは、第1層と、第2層とを備える。第1層は、多分岐構造を有するポリスチレン系樹脂を含む第1樹脂組成物によって構成されている。第2層は、第1層の少なくとも一方の面に積層され、かつ、第1樹脂組成物とは異なる第2樹脂組成物によって構成されている。第1層において、多分岐構造を有するポリスチレン系樹脂の含有率が、10重量%以上、65重量%以下である。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
厚みが40μm以下の熱収縮性フィルムであって、
多分岐構造を有するポリスチレン系樹脂を含む第1樹脂組成物によって構成された第1層と、
前記第1層の少なくとも一方の面に積層され、かつ、前記第1樹脂組成物とは異なる第2樹脂組成物によって構成された第2層とを備え、
前記第1層において、前記多分岐構造を有するポリスチレン系樹脂の含有率が、10重量%以上、65重量%以下である、熱収縮性フィルム。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記第1層において、前記多分岐構造を有するポリスチレン系樹脂の含有率が、15重量%以上、50重量%以下である、請求項1に記載の熱収縮性フィルム。
【請求項3】
前記第1樹脂組成物がスチレン-ブタジエンブロック共重合体をさらに含む、請求項1又は請求項2に記載の熱収縮性フィルム。
【請求項4】
前記第1樹脂組成物がポリエステル系樹脂をさらに含む、請求項3に記載の熱収縮性フィルム。
【請求項5】
前記第2樹脂組成物がポリエステル系樹脂を含む、請求項3に記載の熱収縮性フィルム。
【請求項6】
前記第2層が、前記第1層の両面に積層されている、請求項5に記載の熱収縮性フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱収縮性フィルムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特開2007-291264号公報(特許文献1)は、熱収縮性フィルムを開示する。この熱収縮性フィルムの製造に用いられる樹脂組成物は、スチレン-(メタ)アクリル系共重合体(A)と、スチレン系重合体ブロック(b1)及び共役ジエン重合体ブロック(b2)を有するブロック共重合体(B)とを含有する。スチレン-(メタ)アクリル系共重合体(A)は、多分岐状スチレン-(メタ)アクリル系共重合体(a1)を含む(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-291264号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
環境負荷低減の観点から、熱収縮性フィルムの薄膜化が要求されている。熱収縮性フィルムが単純に薄膜化されると、熱収縮性フィルムの耐衝撃性能及びコシが低下する。熱収縮性フィルムは、例えば、飲料用ペットボトル等の容器の包装ラベルに用いられる。包装ラベルは、例えば、ラベル装着装置(ラベラー)によって飲料用ペットボトル等の容器に装着される。包装ラベルの容器への装着過程においては、例えば、包装ラベルが筒状に加工された状態で立てられる。熱収縮性フィルムの耐衝撃性能が低下すると、例えば、製品落下に起因する包装ラベルの破袋が生じ易くなる。また、熱収縮性フィルムのコシが低下すると、例えば、包装ラベルの容器への装着過程において筒状の包装ラベルが直立しないことに起因して生産性が低下する。上記特許文献1においては、このような問題の解決手段が開示されていない。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、比較的薄い熱収縮性フィルムであって、所定水準以上の耐衝撃性能及びコシを有する熱収縮性フィルムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に従う熱収縮性フィルムは、厚みが40μm以下の熱収縮性フィルムである。この熱収縮性フィルムは、第1層と、第2層とを備える。第1層は、多分岐構造を有するポリスチレン系樹脂を含む第1樹脂組成物によって構成されている。第2層は、第1層の少なくとも一方の面に積層され、かつ、第1樹脂組成物とは異なる第2樹脂組成物によって構成されている。第1層において、多分岐構造を有するポリスチレン系樹脂の含有率は、10重量%以上、65重量%以下である。
【0007】
本発明者(ら)は、多分岐構造を有するポリスチレン系樹脂の第1層における含有率が、10重量%以上、65重量%以下である場合に、熱収縮性フィルムの耐衝撃性能及びコシの両方が所定水準以上となることを見出した。この熱収縮性フィルムによれば、多分岐構造を有するポリスチレン系樹脂の第1層における含有率が10重量%以上65重量%以下であるため、厚みが40μm以下であっても、耐衝撃性能及びコシの両方に関し所定水準以上の性能を実現することができる。
【0008】
上記熱収縮性フィルムにおいては、第1層において、多分岐構造を有するポリスチレン系樹脂の含有率が、15重量%以上、50重量%以下であってもよい。
【0009】
上記熱収縮性フィルムにおいては、第1樹脂組成物がスチレン-ブタジエンブロック共重合体をさらに含んでもよい。
【0010】
上記熱収縮性フィルムにおいては、第1樹脂組成物がポリエステル系樹脂をさらに含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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