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公開番号2025117312
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012083
出願日2024-01-30
発明の名称巻取体、積層フィルムの製造方法、及び、積層フィルム
出願人グンゼ株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 27/00 20060101AFI20250804BHJP(積層体)
要約【課題】脱離層に対して機能層を比較的良好に積層可能な積層フィルムの巻取体、積層フィルムの製造方法、及び、積層フィルムを提供する。
【解決手段】巻取体は、筒状の巻取りコアと、積層フィルムとを備える。積層フィルムは、巻取りコアにおいて周方向に巻き付けられている。積層フィルムは、基材と、基材に積層された脱離層とを備える。脱離層には機能層が積層されていない。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
筒状の巻取りコアと、
前記巻取りコアにおいて周方向に巻き付けられた積層フィルムとを備え、
前記積層フィルムは、
基材と、
前記基材に積層された脱離層とを含み、
前記脱離層には機能層が積層されていない、巻取体。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記脱離層が、前記基材に積層された第1面と、前記第1面と反対の第2面とを含み、
前記第2面が、前記機能層が積層される予定の面である、請求項1に記載の巻取体。
【請求項3】
前記基材が、ポリオレフィン系樹脂及びポリアミド系樹脂の少なくとも一方を含む、請求項1又は請求項2に記載の巻取体。
【請求項4】
前記積層フィルムが、包装袋の製造に用いられる、請求項1又は請求項2に記載の巻取体。
【請求項5】
前記機能層が印刷層によって構成されており、
前記積層フィルムの平面視において、前記基材の90%以上の領域に前記脱離層が積層されている、請求項1又は請求項2に記載の巻取体。
【請求項6】
積層フィルムの製造方法であって、
前記積層フィルムは、
基材と、
前記基材に積層された脱離層とを備え、
前記積層フィルムの製造方法は、前記基材と前記脱離層とを共押出しすることを含む、積層フィルムの製造方法。
【請求項7】
基材と、
前記基材に積層された脱離層とを備え、
前記脱離層には機能層が積層されていない、積層フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、巻取体、積層フィルムの製造方法、及び、積層フィルムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許第7100750号公報(特許文献1)は、包装材を開示する。この包装材は、基材と、プライマー層と、印刷層とをこの順に備えている。プライマー層及び印刷層は、基材を脱離させて基材をリサイクルするための層である(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7100750号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
機能層を含む積層フィルムにおいて、基材をリサイクル可能とするために、基材と機能層との間に脱離層が設けられる場合がある。一般的に、脱離層を有する積層フィルムは、基材に機能層を積層する工程で脱離層が合わせて基材に積層されることにより製造される。脱離層が十分に乾燥していない状態で脱離層上に機能層が積層される場合には、脱離層を構成する原料によって機能層を構成する原料が薄められ得る。また、脱離層が十分に乾燥していない状態で脱離層上に機能層が積層される場合には、脱離層と機能層との界面において、脱離層を構成する原料と機能層を構成する原料とが混合し得る。すなわち、脱離層に対して機能層を良好に積層できない事態が生じ得る。このような問題の解決手段が上記特許文献1には開示されていない。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、脱離層に対して機能層を比較的良好に積層可能な積層フィルムの巻取体、積層フィルムの製造方法、及び、積層フィルムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある局面に従う巻取体は、筒状の巻取りコアと、積層フィルムとを備える。積層フィルムは、巻取りコアにおいて周方向に巻き付けられている。積層フィルムは、基材と、基材に積層された脱離層とを備える。脱離層には機能層が積層されていない。
【0007】
この巻取体に含まれる積層フィルムにおいては、脱離層が予め基材に積層されている。したがって、この巻取体によれば、脱離層に対する機能層の積層時に脱離層が十分に乾燥しているため、脱離層を構成する原料によって機能層を構成する原料が薄められる事態の発生を抑制することができる。また、この巻取体によれば、脱離層に対する機能層の積層時に脱離層が十分に乾燥しているため、脱離層と機能層との界面において、脱離層を構成する原料と機能層を構成する原料とが混合することを抑制することができる。その結果、この巻取体によれば、積層フィルムの脱離層に対して機能層を比較的良好に積層することができる。
【0008】
上記巻取体において、脱離層が、基材に積層された第1面と、第1面と反対の第2面とを含んでもよく、第2面が、機能層が積層される予定の面であってもよい。
【0009】
上記巻取体において、基材が、ポリオレフィン系樹脂及びポリアミド系樹脂の少なくとも一方を含んでもよい。
【0010】
上記巻取体において、積層フィルムが、包装袋の製造に用いられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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