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公開番号
2025002409
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102578
出願日
2023-06-22
発明の名称
酸化チタンアパタイト複合体および酸化チタンアパタイト複合体の製造方法
出願人
株式会社村田製作所
,
帝人フロンティア株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01J
27/22 20060101AFI20241226BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】分解対象物の吸着をさらに高めて触媒作用を向上させることができる酸化チタンアパタイト複合体および酸化チタンアパタイト複合体の製造方法を提供する。
【解決手段】本開示の酸化チタンアパタイト複合体は、酸化チタンと、リン酸カルシウムを含むアパタイトと、炭素と、を含む複合体を構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
酸化チタンと、リン酸カルシウムを含むアパタイトと、炭素と、を含む複合体を構成する、酸化チタンアパタイト複合体。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記複合体は、前記酸化チタンの重量と前記アパタイトの重量との重量比が、0.8以上1.25以下である、請求項1に記載の酸化チタンアパタイト複合体。
【請求項3】
前記酸化チタンは、アナターゼ型の結晶構造の酸化チタンを含んでいる、請求項1に記載の酸化チタンアパタイト複合体。
【請求項4】
前記複合体中の前記酸化チタンは、アナターゼ型の結晶構造の酸化チタンが酸化チタン全体基準で90%以上存在している、請求項3に記載の酸化チタンアパタイト複合体。
【請求項5】
前記アパタイトは、ハイドロキシアパタイトを含んでいる、請求項1に記載の酸化チタンアパタイト複合体。
【請求項6】
前記複合体中のアパタイトは、ハイドロキシアパタイトがアパタイト全体基準で70%以上存在している、請求項5に記載の酸化チタンアパタイト複合体。
【請求項7】
前記複合体が、重金属に対する吸着能および/または光触媒能を有する、請求項1に記載の酸化チタンアパタイト複合体。
【請求項8】
酸化チタンと、リン酸カルシウムを含むアパタイトと、ドーパミン化合物を合成する合成工程と、
前記合成工程によって得られた合成物を焼成する焼成工程と、
を備えた、酸化チタンアパタイト複合体の製造方法。
【請求項9】
前記焼成工程において、600℃以上800℃以下の温度で焼成することを含む、請求項8に記載の酸化チタンアパタイト複合体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、酸化チタンアパタイト複合体および酸化チタンアパタイト複合体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従前より、酸化チタンの光触媒能について多くの研究が行われている。そして、当該酸化チタンに対し、分解対象物(例えば、重金属)に対する吸着能を有するハイドロキシアパタイトを混ぜ合わせることによって、分解対象物を吸着して酸化チタンによる光触媒作用を高める技術が知られている。
【0003】
ここで、酸化チタンとハイドロキシアパタイトの混合物を製造する1つの手法として、図18Aに示すように、酸化チタンの粉状体とハイドロキシアパタイトの粉状体を混ぜ合わせることが挙げられる。しかしながら、粉状体同士を均一に混ぜ合わせることは困難であった。
【0004】
そのため、図18Bに示すように、ハイドロキシアパタイトの表面に酸化チタンを被覆して被覆体を製造する手法(例えば、特許文献1)や、酸化チタンの表面にハイドロキシアパタイトを被覆して被覆体を製造する手法(例えば、特許文献2および3)が採用されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3550652号公報
特許第4445789号公報
特許第3975270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1~3に開示された被覆体を製造する手法であっても、ハイドロキシアパタイトまたは酸化チタンを被覆する被覆量には限界があった。つまり、被覆対象の材料と被覆材料との重量比が同程度となるまで被覆することができなかった。そのため、分解対象物の吸着をさらに高めて光触媒作用を向上させるには更なる改良の余地を残していた。
【0007】
そこで、本開示は、分解対象物の吸着をさらに高めて光触媒作用を向上させることができる酸化チタンアパタイト複合体および酸化チタンアパタイト複合体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の酸化チタンアパタイト複合体は、酸化チタンと、リン酸カルシウムを含むアパタイトと、炭素と、を含む複合体を構成する。
【0009】
本開示の酸化チタンアパタイト複合体の製造方法は、酸化チタンと、リン酸カルシウムを含むアパタイトと、ドーパミン化合物を合成する合成工程と、前記合成工程によって得られた混合物を焼成する焼成工程と、を備えている。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、分解対象物の吸着をさらに高めて光触媒作用を向上させることができる酸化チタンアパタイト複合体および酸化チタンアパタイト複合体の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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