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公開番号2025001689
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101298
出願日2023-06-21
発明の名称印刷装置
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類B05C 5/00 20060101AFI20241226BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】簡易な構成で印刷対象の範囲内からはみ出さずに液剤の塗布を行う。
【解決手段】印刷装置1が、例えば爪Tの表面等の印刷対象面に印刷を施す印刷手段である描画用部材40と、印刷手段である描画用部材40と連動し、ユーザによる手動操作に応じて印刷手段である描画用部材40による印刷位置を変位させる操作部としてのトレースユニット6と、操作部であるトレースユニット6の動作範囲を規制する規制部10bと、を備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
印刷対象面に印刷を施す印刷手段と、
前記印刷手段と連動し、ユーザによる手動操作に応じて前記印刷手段による印刷位置を変位させる操作部と、
前記操作部の動作範囲を規制する規制部と、
を備える、
ことを特徴とする印刷装置。
続きを表示（約 640 文字）【請求項２】
前記操作部は、ユーザによる手動操作に応じて動作するポインタを有し、
前記規制部は、前記ポインタの動作範囲を規制する、
ことを特徴とする請求項１に記載の印刷装置。
【請求項３】
前記規制部は、前記ポインタの先端部と当接することで前記ポインタの動作範囲を規制する、
ことを特徴とする請求項２に記載の印刷装置。
【請求項４】
前記印刷対象面は、ユーザの爪の表面であり、
前記規制部は、前記爪の輪郭と一致する形状の壁部を有し、
前記ポインタは、前記壁部に囲まれた範囲内で動作可能となっている、
ことを特徴とする請求項２に記載の印刷装置。
【請求項５】
前記印刷対象面の外形形状に似せた模型を保持する模型配置部を備え、
前記操作部のポインタは、前記模型配置部に保持された前記模型の表面をなぞるように動作する、
ことを特徴とする請求項２から請求項４のいずれか一項に記載の印刷装置。
【請求項６】
印刷対象面に印刷を施す印刷手段と、
印刷対象面の外形形状に似せた模型を保持する模型配置部と、
ユーザによる手動操作に応じて、前記模型の表面をなぞるように動作するポインタを有し、前記印刷手段と連動し、前記ポインタの動作に応じて前記印刷手段による印刷位置を変位させる操作部と、
を備える、
ことを特徴とする印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、印刷装置に関するものである。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、インクジェット方式の印刷ヘッドにより指の爪等に液剤を塗布してネイルデザインの印刷を行う印刷装置（ネイルプリンタ）が知られている（例えば、特許文献１等参照）。
このような印刷装置を用いれば手軽にネイルプリントを行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特表２００３－５３４０８３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に記載の印刷装置は、印刷対象となる爪等の範囲を認識するためのカメラを備えるとともに、認識された印刷対象の範囲内に印刷を行うために印刷ヘッドを移動させるモータ等を有し、印刷ヘッドを移動させながら印刷動作を行う印刷ユニット等を備えている。
このため、装置構成が複雑であり、装置コストも高くなりがちである。
【０００５】
そこで、より手軽にネイルプリントを行う手法として、印刷装置を用いずにユーザが爪に液剤を手塗りすることが考えられる。
しかし、ネイルの施術に不慣れなユーザにとっては爪等の印刷対象からはみ出さずに範囲内だけに液剤を塗布することは困難である。特に利き手（例えば右手）の指の爪等に利き手でない側の手（例えば左手）で爪等からはみ出さずに液剤を塗布することは高度な技術を要し、施術に慣れた者であってもきれいに仕上げることが難しい。
【０００６】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で爪等の範囲内からはみ出さずに液剤の塗布を行うことのできる印刷装置を提供することを利点とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前記課題を解決するために、本発明の印刷装置は、
印刷対象面に印刷を施す印刷手段と、
前記印刷手段と連動し、ユーザによる手動操作に応じて前記印刷手段による印刷位置を変位させる操作部と、
前記操作部の動作範囲を規制する規制部と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、簡易な構成で爪等の範囲内からはみ出さずに液剤の塗布を行うことができるとの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施形態に係る印刷装置を正面側から見た場合の概略構成を示す要部斜視図である。
実施形態に係る印刷装置を背面側から見た場合の概略構成を示す要部斜視図である。
実施形態に係る印刷装置の概略構成を示す上面図である。
図３におけるIV－IV線に沿う印刷装置の模式的な要部断面図である。
印刷対象である爪及びその指を示す斜視図である。
図５に示す爪を含む指先部分の立体形状データの一例を示すイメージ図である。
図６に示すデータのうち、爪部分の立体形状データを用いて作成された模型の一例を示す斜視図である。
描画ユニットの描画用部材の先端部が爪に接していない状態を示す断面図である。
描画ユニットの描画用部材の先端部が爪に接している状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
［構成］
図１から図９を参照しつつ、本発明に係る印刷装置の一実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
また、以下の実施形態では、印刷装置が手の指の爪を印刷対象とし、印刷対象面としての爪の表面に印刷する印刷装置を例に説明するが、本発明における印刷装置の印刷対象は手の指の爪に限るものではなく、例えば足の指の爪等を印刷対象としてもよい。また、ネイルチップや各種アクセサリの表面等、人の爪以外の爪様のものを印刷対象としてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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