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公開番号2025007283
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108570
出願日2023-06-30
発明の名称トリガー式液体噴出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B05B 11/00 20230101AFI20250109BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】シュリンクラベル等を用いなくても、タンパーエビデンス機能を具備させる。
【解決手段】噴出器本体11とノズル部材20とを備え、噴出器本体は、上下方向に延び、容器体W内の液体を吸上げる縦供給筒部12と、縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部15を有し、トリガー部の後方への移動によって、液体を縦供給筒部内から噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構Tと、を備え、ノズル部材は、噴出孔26aが形成されたノズル本体22と、ノズル本体に移動可能に設けられ噴出孔を前方から閉塞する蓋部材34と、破断可能な弱化部42が連結された規制部材24と、を備え、蓋部材には、使用者が蓋部材をノズル本体に対して移動させる際に操作する操作部が形成され、規制部材は、操作部が操作不能となるように、操作部に当接、若しくは近接し、かつ弱化部が破断されたときに除去される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
前記噴出器本体の前端部に装着され、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
前記噴出器本体は、
上下方向に延び、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、
前記ノズル部材は、
前記噴出孔が形成されたノズル本体と、
前記ノズル本体に移動可能に設けられ前記噴出孔を前方から閉塞する蓋部材と、
破断可能な弱化部が連結された規制部材と、を備え、
前記蓋部材には、使用者が前記蓋部材を前記ノズル本体に対して移動させる際に操作する操作部が形成され、
前記規制部材は、前記操作部が操作不能となるように、前記操作部に当接、若しくは近接し、かつ前記弱化部が破断されたときに除去される、トリガー式液体噴出器。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記規制部材の前端部は、前記操作部の前端面に対して、前後方向の同じ位置、若しくは前方に位置している、請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項3】
前記弱化部は、前記ノズル本体、若しくは前記蓋部材と、前記規制部材と、を連結している、請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項4】
前記規制部材は、前記操作部の少なくとも一部を覆っている、請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、下記特許文献1に示されるような、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、噴出器本体の前端部に装着され、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、ノズル部材が、噴出孔が形成されたノズル本体と、ノズル本体に移動可能に設けられ噴出孔を前方から閉塞する蓋部材と、を備え、蓋部材に、使用者が蓋部材をノズル本体に対して移動させる際に操作する操作部が形成されている、トリガー式液体噴出器が知られている。
この種のトリガー式液体噴出器においては、未開封状態であるか否かを店頭で消費者が容易に判別できるようにするために(タンパーエビデンス機能)、全体が例えばシュリンクラベル等で被覆される場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-204989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、タンパーエビデンス機能を具備させるために、例えばシュリンクラベルを用いると、内容物の充填後にトリガー式液体噴出器をシュリンクラベルで被覆する必要があり、設備、材料、および工数がかかり、コストを抑えることが困難になる。
【0005】
本発明は、シュリンクラベル等を用いなくても、タンパーエビデンス機能を具備させることができるトリガー式液体噴出器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前端部に装着され、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、前記噴出器本体は、上下方向に延び、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、前記ノズル部材は、前記噴出孔が形成されたノズル本体と、前記ノズル本体に移動可能に設けられ前記噴出孔を前方から閉塞する蓋部材と、破断可能な弱化部が連結された規制部材と、を備え、前記蓋部材には、使用者が前記蓋部材を前記ノズル本体に対して移動させる際に操作する操作部が形成され、前記規制部材は、前記操作部が操作不能となるように、前記操作部に当接、若しくは近接し、かつ前記弱化部が破断されたときに除去される。
【0007】
操作部が操作不能となるように、規制部材が操作部に当接、若しくは近接し、弱化部が破断されたときに、規制部材が除去されるので、弱化部を破断するまでは、蓋部材により噴出孔を閉塞した状態に維持しておき、弱化部を破断して規制部材を除去したときに、操作部を操作して噴出孔を開放することができる。したがって、規制部材の有無によって、未開封状態であるか否かを店頭で消費者が容易に判別できるようになり、シュリンクラベル等を用いなくても、タンパーエビデンス機能を具備させることができる。
【0008】
前記規制部材の前端部は、前記操作部の前端面に対して、前後方向の同じ位置、若しくは前方に位置してもよい。
【0009】
規制部材の前端部が、操作部の前端面に対して、前後方向の同じ位置、若しくは前方に位置しているので、操作部に対する前方からの操作を、規制部材が効果的に邪魔することとなり、タンパーエビデンス機能を確実に具備させることができる。
【0010】
前記弱化部は、前記ノズル本体、若しくは前記蓋部材と、前記規制部材と、を連結してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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