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公開番号
2025007374
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108730
出願日
2023-06-30
発明の名称
トリガー式液体噴出器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B05B
11/00 20230101AFI20250109BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】意図しない液体の噴出、液漏れ等を抑制することができ、品質を向上すること。
【解決手段】容器体Aに装着される噴出器本体2と、噴出孔4が形成されたノズル部材3と、噴出器本体に対して回転可能とされたストッパ部材5とを備え、ストッパ部材は、ノズル軸回りの回転に伴ってトリガー部81に対して当接或いは近接することでトリガー部の後方移動を規制する規制位置P1と、トリガー部から離間してトリガー部の後方移動を許容する許容位置との間を移動するストッパ片142を備え、噴出器本体には破断容易な弱化部152を介して除去片150が連結され、除去片は該除去片と噴出器本体との間に係止部151が形成されるように連結され、ストッパ片は、規制位置に位置しているときに係止部に係止されているトリガー式液体噴出器1を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
前記噴出器本体に装着され、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、
前記ノズル部材に組み合わされ、前記噴出器本体に対して前記ノズル部材のノズル軸回りに回転可能とされたストッパ部材と、を備え、
前記噴出器本体は、
前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、
前記ストッパ部材は、前記ノズル軸回りの回転に伴って、前記トリガー部と前記噴出器本体との間に配置され、前記トリガー部に対して当接或いは近接することで前記トリガー部の後方移動を規制する規制位置と、前記トリガー部から離間して前記トリガー部の後方移動を許容する許容位置と、の間を移動するストッパ片を備え、
前記噴出器本体には、破断容易な弱化部を介して除去片が連結され、
前記除去片は、前記除去片と前記噴出器本体との間に係止部が形成されるように連結され、
前記ストッパ片は、前記規制位置に位置しているときに、前記係止部に係止されていることを特徴とするトリガー式液体噴出器。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のトリガー式液体噴出器において、
前記トリガー機構は、
前記トリガー部の後方に配置された主シリンダと、
前記トリガー部の後方への移動に伴って前記主シリンダ内を加圧して、前記主シリンダ内の液体を前記縦供給筒部内に供給すると共に、前記トリガー部の前方に向けた復元移動に伴って前記主シリンダ内を減圧して、前記容器体内の液体を前記縦供給筒部内に吸い上げ、且つ前記主シリンダ内に導入する主ピストンと、
前記主ピストンのうち、前記主シリンダから前方に突出した部分を挟むように、左右方向に向かい合うように配置された一対のガイド板と、を備え、
前記除去片は、前記ガイド板の下方に配置され、
前記弱化部は、前後方向に間隔をあけて配置され、前記ガイド板と前記除去片とを2箇所で連結し、
前記係止部は、前記除去片と前記ガイド板と2箇所の前記弱化部との間に形成されている、トリガー式液体噴出器。
【請求項3】
請求項2に記載のトリガー式液体噴出器において、
前記主シリンダの内側に前方から嵌合された受け部材を備え、
前記ガイド板は、前記受け部材から前方に向けて突出するように形成され、
前記トリガー部と前記受け部材との間には、前記主シリンダの外側であって、且つ前記主ピストンを外側から囲むように配置され、前記トリガー部を前方に向けて付勢するコイルバネが配置されている、トリガー式液体噴出器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
トリガー部の操作によって容器体内から液体を吸い上げ、噴出孔を通じて液体を噴出するトリガー式液体噴出器が知られている。
この種のトリガー式液体噴出器として、例えば下記特許文献1に示されるように、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備えたトリガー式液体噴出器が知られている。
【0003】
噴出器本体は、容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前方付勢状態で後方に移動可能に配設され、後方への移動によって縦供給筒部内から噴出孔側に液体を供給させるトリガー部と、を備えている。
ノズル部材は、中継部材を介して噴出器本体に組み合わされていると共に、中継部材に対して回転可能に装着されている。さらにノズル部材には、トリガー部のストッパとして機能する規制部が連結されている。規制部は、ノズル部材の回転に伴ってトリガー部の後方移動を規制する規制位置と、後方移動を許容する許容位置との間で変位可能とされている。規制部は、例えばトリガー式液体噴出器の商品流通時、商品陳列時等においては、規制位置に位置してトリガー部の後方移動を規制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-32396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記従来のトリガー式液体噴出器では、商品流通時等、商品陳列時等において、意図しない外力等によってノズル部材が回転し、規制部が規制位置から外れてしまうおそれがあった。そのため、トリガー部の意図しない後方移動によって、液体が噴出或いは液漏れする等の不都合を招いてしまう可能性があった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、意図しない液体の噴出、液漏れ等を抑制することができ、品質が向上したトリガー式液体噴出器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明にトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体に装着され、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、前記ノズル部材に組み合わされ、前記噴出器本体に対して前記ノズル部材のノズル軸回りに回転可能とされたストッパ部材と、を備え、前記噴出器本体は、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、前記ストッパ部材は、前記ノズル軸回りの回転に伴って、前記トリガー部と前記噴出器本体との間に配置され、前記トリガー部に対して当接或いは近接することで前記トリガー部の後方移動を規制する規制位置と、前記トリガー部から離間して前記トリガー部の後方移動を許容する許容位置と、の間を移動するストッパ片を備え、前記噴出器本体には、破断容易な弱化部を介して除去片が連結され、前記除去片は、前記除去片と前記噴出器本体との間に係止部が形成されるように連結され、前記ストッパ片は、前記規制位置に位置しているときに、前記係止部に係止されていることを特徴とする。
【0008】
本発明に係るトリガー式液体噴出器によれば、商品流通時等、商品陳列時等において、ストッパ片が係止孔に係止された状態で係止孔内に配置されているので、ストッパ部材を規制位置に位置決めした状態に維持することができる。これにより、例えば意図しない外力等がストッパ部材に作用したとしても、ストッパ部材がノズル軸回りに回転することを防止することができ、ストッパ片が規制位置から外れてしまうことを抑制することができる。従って、トリガー部の意図しない後方移動を防止でき、液体の噴出或いは液漏れ等を抑制することができる。
【0009】
トリガー式液体噴出器を使用する場合には、指先等で除去片を摘まみながら、引張力、捩じり等の外力を加えることで弱化部を破断でき、除去片を取り外すことができる。これにより、ストッパ片と係止部との係止を解除することができる。そのため、ノズル軸回りにストッパ部材を回転させて、ストッパ片を規制位置から許容位置に移動させることができる。
これにより、トリガー部を操作して後方に移動させることができ、液体を縦供給筒部内から噴出孔側に向けて流通させることができる。その結果、噴出孔から外部に向けて液体を噴出させることができる。
また液体の噴出後、トリガー部の操作を解除すると、前方に向けた付勢力によってトリガー部を復元移動させることができる。これにより、容器体内の液体を縦供給筒部内に吸い上げることができ、次回の噴出に備えることができる。
【0010】
特に、除去片を取り外さない限り、係止部にストッパ片が係止されたままの状態になっているので、意図しない外力等によって不意にストッパ部材が回転するような不都合を抑制することができる。それに加えて、トリガー部の不正操作等についても未然に防止することができる。従って、弱化部の破断状態や、除去片の存在を視認することで、トリガー部が不正に操作されたか否か等についても、一目で把握することができる。従って、製品品質、信頼性が向上したトリガー式液体噴出器とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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