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公開番号
2024168139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084573
出願日
2023-05-23
発明の名称
塗装装置および塗装方法
出願人
株式会社アクトクリエイティブトラスト
代理人
個人
主分類
B05B
13/04 20060101AFI20241128BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】屋根、床面、道路などの塗装装置と塗装方法を提供する。特に、波形の凹凸のある屋根の塗装を従来よりも効率よく確実に行う塗装装置と塗装方法を提供する。
【解決手段】塗装装置1は、四本のタイヤによって走行する本体部10と、スプレーガン30を移動させて塗装を行う塗装部20とを備えている。塗装部20は、スプレーガン30と、一対の滑車21a,21bと、チェーンベルト22と、スライドプレート24と、スライドプレート24に取り付けられたアーム部材26と、ブラケット29を備えている。塗装装置1は、アーム部材26とブラケット29とスプレーガン30が一体で、往復動作を行うことによって、本体部10の側面よりも外側の領域の塗装を行うことを特徴とする。本発明はまた、塗装装置1を用いた塗装方法を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
四本のタイヤによって走行する本体部と、塗装用のスプレーガンを移動させて塗装を行う塗装部と、を備えている塗装装置であって、
前記塗装部が、
塗料を噴出するスプレーガンと、
前記本体部の上面に配置された一対の滑車と、
前記一対の滑車の間に架け渡されたチェーンベルトと、
前記チェーンベルトに取り付けられて、前記チェーンベルトの動作と同調して動くスライドプレートと、
前記本体部の側面に対して略直角方向に突き出すように、前記スライドプレートに取り付けられたアーム部材と、
前記スプレーガンを前記アーム部材に取り付けるブラケットと、
を、備えており、
前記アーム部材と、前記ブラケットと、前記スプレーガンが一体で、前記本体部の前記側面から外側に突出する動作と前記側面に近づく往復動作を行うことによって、前記本体部の側面よりも外側の領域の塗装を行うことを特徴とする塗装装置。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記アーム部材の側面を外側から支持する一対の支持部材を備えており、
前記支持部材が、前記本体部の側面に配置されており、
さらに、前記支持部材が、前記アーム部材の側面の溝と嵌合する樹脂製のガイドレールを備えていることを特徴とする請求項1記載の塗装装置。
【請求項3】
前記本体部の四本のタイヤは、
前輪基準側タイヤと、前輪自由側タイヤと、後輪基準側タイヤと、後輪自由側タイヤと、で構成されており、
前記前輪基準側タイヤが、前輪車軸に固定されており、
前記前輪自由側タイヤが、前記前輪基準側タイヤとの距離を変更可能な状態で前輪車軸に取り付けられており、
前記後輪基準側タイヤが、後輪車軸に固定されており、
前記後輪自由側タイヤが、前記後輪基準側タイヤとの距離を変更可能な状態で後輪車軸に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
【請求項4】
前記アーム部材が前記本体部の側面から外側に突出する長さの最大長は、
前記前輪基準側タイヤと前記前輪自由側タイヤの距離の最大長よりも長く、且つ前記後輪基準側タイヤと前記後輪自由側タイヤの距離の最大長よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
【請求項5】
請求項1に記載の塗装装置を使用して凹凸のある屋根の塗装を行う塗装方法であって、
前記タイヤの間隔を、屋根の凹部の間隔に合わせる工程と、
前記屋根上の走行可能部分を走行しつつ、前記本体部の側面よりも外側の領域を補強材で塗装する塗装工程と、
前記補強材で補強されて走行可能となった部分に、前記塗装装置を移動させる移動工程と、
を備えており、
前記塗装工程と前記移動工程を繰り返すことにより、屋根全体の塗装を行うことを特徴とする屋根の塗装方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の屋根や道路を塗装するために用いる塗装装置と、塗装方法に関する。特に、波型の凹凸を有する屋根を自走しながら塗装する塗装装置と塗装方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば、建物の屋根には、スレートや鋼板が多く用いられている。これらの屋根を長期間使用していると表面が劣化してくるため、補修のために再度塗装を行う必要がある。また道路や床面でも、塗装による補修が必要となる場合がある。屋根に補修のための塗装を行う場合、最初に作業員によって塗装面の劣化の程度を確認し、次に、作業員による下地処理作業を行って強度を確保し、最後に塗装装置を用いた塗装作業を行うという、複数回の工程が必要となっていた。また、道路や床面の補修作業でも、同様に、複数回の作業工程が必要となる場合が多かった。このため、より効率よく塗装を行うことのできる塗装装置および塗装方法が求められている。
【0003】
特許文献1には、凹凸がある屋根を塗装するための塗装装置が開示されている。特許文献1の塗装装置は、吹付姿勢を調整可能な複数の吹付ノズル付き吹付装置を備えた、走行台車が開示されている。しかしながら、特許文献1の塗装装置は、屋根の凹凸の溝を一列ずつ塗装することに適した装置であり、塗装を一層効率よく確実に行う塗装装置と塗装方法が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3384735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、屋根、床面、道路などの塗装を、従来よりも効率よく確実に行う塗装装置と塗装方法の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、塗装装置に関する。本発明の塗装装置は、四本のタイヤによって走行する本体部と、塗装用のスプレーガンを移動させて塗装を行う塗装部と、を備えている塗装装置である。本発明の塗装部は、塗料を噴出するスプレーガンと、本体部の上面に配置された一対の滑車と、一対の滑車の間に架け渡されたチェーンベルトと、チェーンベルトに取り付けられて、チェーンベルトの動作と同調して動くスライドプレートと、本体部の側面に対して略直角方向に突き出すように、スライドプレートに取り付けられたアーム部材と、スプレーガンをアーム部材に取り付けるブラケットと、を備えている。本発明の塗装装置は、アーム部材と、ブラケットと、スプレーガンが一体で、本体部の側面から外側に突出する動作と側面に近づく往復動作を行うことによって、本体部の側面よりも外側の領域の塗装を行うことを特徴とする。
【0007】
本発明の一形態として、塗装装置は、アーム部材の側面を外側から支持する一対の支持部材を備えている。支持部材は、本体部の側面に配置されている。また支持部材は、アーム部材の側面の溝と嵌合する樹脂製のガイドレールを備えている。
【0008】
本発明の一形態として、塗装装置の本体部の四本のタイヤは、前輪基準側タイヤと、前輪自由側タイヤと、後輪基準側タイヤと、後輪自由側タイヤとで構成されていることが好
ましい。そして、前輪基準側タイヤが、前輪車軸に固定されており、前輪自由側タイヤが、前輪基準側タイヤとの距離を変更可能な状態で前輪車軸に取り付けられており、且つ後輪基準側タイヤが、後輪車軸に固定されており、後輪自由側タイヤが、後輪基準側タイヤとの距離を変更可能な状態で後輪車軸に取り付けられていることが好ましい。
【0009】
本発明の一形態として、塗装装置のアーム部材が本体部の側面から外側に突出する長さの最大長は、前輪基準側タイヤと前輪自由側タイヤの距離の最大長よりも長く、且つ後輪基準側タイヤと後輪自由側タイヤの距離の最大長よりも長いことが好ましい。
【0010】
本発明はまた、凹凸のある屋根の塗装方法を提供する。本発明の塗装方法は、請求項1に記載の塗装装置を使用して凹凸のある屋根の塗装を行う塗装方法であって、タイヤの間隔を、屋根の凹部の間隔に合わせる工程と、屋根上の走行可能部分を走行しつつ、本体部の側面よりも外側の領域を補強材で塗装する塗装工程と、補強材で補強されて走行可能となった部分に、走行部を移動させる移動工程と、を備えている。本発明の塗装方法は、塗装工程と移動工程を繰り返すことにより、屋根全体の塗装を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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