TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025000179
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2023099890
出願日2023-06-19
発明の名称撮像装置およびその制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 23/51 20230101AFI20241224BHJP(電気通信技術)
要約【課題】スロットアンテナを用いた良好な通信性能を有する撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置100は、外部との無線通信を行うことが可能である。撮像装置は、該撮像装置の被写体側の前面、背面および側面のいずれかに設けられ、スリットを有する金属製の筐体110、112、118と、スリットに対する給電を行って該スリットをスロットアンテナとした無線通信を可能とする給電基板92、94とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外部との無線通信を行うことが可能な撮像装置であって、
該撮像装置の被写体側の前面、背面および側面のいずれかに設けられ、スリットを有する金属製の筐体と、
前記スリットに対する給電を行って該スリットをスロットアンテナとした無線通信を可能とする給電基板とを有することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
少なくとも前記前面に設けられた前記筐体である前面筐体が前記スリットを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記前面筐体は、ユーザにより把持されるグリップ部を有し、
前記前面筐体のうち前記グリップ部とレンズ装着部との間または前記グリップ部に前記スリットが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記スリットは、前記グリップ部が延びる方向が長手方向となるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記前面筐体は、前記グリップ部として、前記撮像装置の正位置にてユーザにより把持される第1のグリップ部と、前記撮像装置の縦位置にてユーザにより把持される第2のグリップ部とを有し、
前記前面筐体のうち前記第1のグリップ部と前記レンズ装着部との間または前記第1のグリップ部に前記スリットとしての第1のスリットが設けられ、前記前面筐体のうち前記第2のグリップ部と前記レンズ装着部との間または前記第2のグリップ部に前記スリットとしての第2のスリットが設けられており、
前記第1および第2のスリットのそれぞれに対して前記給電基板が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記給電基板は、前記筐体の裏面側において、前記スリットに対して斜めに交差するように重なる給電線路を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記給電基板は、前記筐体に対して導電性締結部材により電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記スリットが、前記筐体の外面に取り付けられた非導電性の部材で覆われていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記撮像装置は、前記給電基板からの前記第1および第2のスリットへの給電を制御する制御手段を有し、
前記制御手段は、
前記第1および第2のグリップ部のうちユーザにより把持されている使用グリップ部を判別し、
前記第1のグリップ部が前記使用グリップ部である場合は前記第2のスリットへの給電を行い、前記第2のグリップ部が前記使用グリップ部である場合は前記第1のスリットへの給電を行うことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記撮像装置は、
前記背面に設けられた前記筐体であり、第3のスリットを有する背面筐体と、
ユーザが接眼して被写体を観察するファインダと、
前記給電基板からの前記第3のスリットへの給電を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記ファインダへのユーザの接眼を検出した場合に前記第3のスリットへの給電を制限することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信機能を有する撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信機能を搭載したデジタルカメラ等の撮像装置は、画像データその他の情報を外部と通信することができる。一方、撮像装置の筐体は強度の面から金属で形成されることが多いが、無線通信用アンテナの近傍に金属筐体があると無線通信が妨げられるため、アンテナの周囲は電波を透過する樹脂部材で覆う必要がある。
【0003】
また、大容量データ通信に対応するため、複数のアンテナを用いて通信を行うMIMO(Multi Input Multi Output)技術が知られており、撮像装置にも複数のアンテナを備えることが求められている。ただし、筐体が金属で形成されていると、アンテナの数や配置箇所が限られる。
【0004】
特許文献1には、スロットアンテナの配置を最適化することにより、アンテナ利得の低下を抑えた機器が開示されている。特許文献2には、スロットアンテナを金属部品が多数配置されている領域から遠ざけることにより、金属筐体を使用しつつ良好な通信性能を有する機器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-228982号公報
特許7157964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
スロットアンテナは、使用する周波数によって決定される長さを有するスリットが必要となる。このため、操作部材が多い撮像装置にスロットアンテナを配置する場合、配置場所が制限される。
【0007】
本発明は、スロットアンテナを用いた良好な通信性能を有する撮像装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面としての撮像装置は、外部との無線通信を行うことが可能である。該撮像装置は、被写体側の前面、背面および側面のいずれかに設けられ、スリットを有する金属製の筐体と、スリットに対する給電を行って該スリットをスロットアンテナとした無線通信を可能とする給電基板とを有することを特徴とする。
【0009】
また本発明の他の一側面としての撮像装置は、被写体側に配置されて第1のスリットおよび第2のスリットを有する金属製の前面筐体と、第1および第2のスリットに対する給電を行って該第1および第2のスリットをスロットアンテナとした無線通信を可能とする給電基板とを有する。前面筐体は、撮像装置の正位置にてユーザにより把持される第1のグリップ部と、撮像装置の縦位置にてユーザにより把持される第2のグリップ部とを有する。第1および第2のグリップ部のうちユーザにより把持されている使用グリップ部に応じて、第1および第2のスリットのうち給電を行うスリットを選択する制御手段を有することを特徴とする。
【0010】
また本発明の他の一側面としての制御方法は、被写体側に配置されて第1のスリットおよび第2のスリットを有する金属製の前面筐体と、第1および第2のスリットに対する給電を行って該第1および第2のスリットをスロットアンテナとした無線通信を可能とする給電基板とを有し、前面筐体は、撮像装置の正位置にてユーザにより把持される第1のグリップ部と、撮像装置の縦位置にてユーザにより把持される第2のグリップ部とを有する撮像装置に適用される。該制御方法は、第1および第2のグリップ部のうちユーザにより把持されている使用グリップ部を判別するステップと、使用グリップ部に応じて、第1および第2のスリットのうち給電を行うスリットを選択するステップとを有することを特徴とする。なお、上記制御方法に従う処理を撮像装置のコンピュータに実行させるプログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
記録装置
2日前
キヤノン株式会社
記録装置
2日前
キヤノン株式会社
乾燥装置
2日前
キヤノン株式会社
撮像システム
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
液体吐出装置
1日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1日前
キヤノン株式会社
アンテナ装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
映像表示装置
2日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
1日前
キヤノン株式会社
記録装置及び記録方法
1日前
キヤノン株式会社
プロセスカートリッジ
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置及び補給容器
3日前
キヤノン株式会社
露光装置及び画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
印刷サーバ及びその制御方法
1日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、画像処理方法
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置、画像形成方法
2日前
キヤノン株式会社
走査光学装置及び画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置及びカートリッジ
2日前
キヤノン株式会社
冊子形成装置及び画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
画像診断システム、画像診断方法
1日前
キヤノン株式会社
シート給送装置及び画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
シート給送装置及び画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
基板接合体および液体吐出ヘッド
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置、画像形成システム
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置、画像形成システム
2日前
キヤノン株式会社
収容容器及び収容容器の製造方法
2日前
続きを見る