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公開番号
2024180263
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2024005227
出願日
2024-01-17
発明の名称
マルチプルシュートの製造方法、クローン苗の製造方法
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
A01H
4/00 20060101AFI20241219BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 マルチプルシュートの製造方法を提供する。
【解決手段】 頂芽、腋芽、及び休眠芽からなる群より選択される少なくとも1種の芽を有する、パラゴムノキから採取された1.0cm~5.0cmの組織を、サイトカイニン系植物ホルモンを含むMB基本培地又はその改変培地の液体培地で振とう培養する振とう培養工程を含む、マルチプルシュートの製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
頂芽、腋芽、及び休眠芽からなる群より選択される少なくとも1種の芽を有する、パラゴムノキから採取された1.0cm~5.0cmの組織を、サイトカイニン系植物ホルモンを含むMB基本培地又はその改変培地の液体培地で振とう培養する振とう培養工程を含む、マルチプルシュートの製造方法。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記振とう培養における振とう速度が50rpm~200rpmである請求項1記載のマルチプルシュートの製造方法。
【請求項3】
前記液体培地が、スクロースを3.0~10質量%含む請求項1又は2記載のマルチプルシュートの製造方法。
【請求項4】
前記液体培地が、アミノ酸類、及びビタミン類からなる群より選択される少なくとも1種を含む請求項1又は2記載のマルチプルシュートの製造方法。
【請求項5】
前記振とう培養工程を1週間以上行う請求項1又は2記載のマルチプルシュートの製造方法。
【請求項6】
前記組織が、頂芽を有する組織である請求項1又は2記載のマルチプルシュートの製造方法。
【請求項7】
請求項1又は2記載のマルチプルシュートの製造方法によりマルチプルシュートを製造する工程、製造されたマルチプルシュートから切断されたシュートを発根させる発根工程を含む、クローン苗の製造方法。
【請求項8】
前記発根工程が、
製造されたマルチプルシュートから切断されたシュートを、オーキシン系植物ホルモンを含む発根誘導処理溶液に浸漬する発根誘導処理工程と、
前記発根誘導処理工程により処理されたシュートを、発根誘導培地で培養する発根誘導培養工程とを含む請求項7記載のクローン苗の製造方法。
【請求項9】
前記発根誘導処理溶液中のオーキシン系植物ホルモンの濃度が、15~20mg/Lである請求項8記載のクローン苗の製造方法。
【請求項10】
前記オーキシン系植物ホルモンが、インドール-3-酢酸である請求項8記載のクローン苗の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチプルシュートの製造方法、及びクローン苗の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、工業用ゴム製品に用いられている天然ゴム(ポリイソプレノイドの1種)は、トウダイグサ科のパラゴムノキ(Hevea brasiliensis)や桑科植物のインドゴムノキ(Ficus elastica)などのゴム産生植物を栽培し、その植物体が有する乳管細胞で天然ゴムを生合成させ、該天然ゴムを植物から手作業により採取することにより得られる。
【0003】
現状、工業用天然ゴムは、パラゴムノキをほぼ唯一の採取源としている。またゴム製品の主原料として、様々な用途において幅広くかつ大量に用いられている。しかしながら、パラゴムノキは東南アジアや南米などの限られた地域でのみ生育可能な植物である。更に、パラゴムノキは、植樹からゴムの採取が可能な成木になるまでに7年程度を要し、また、採取できる季節が限られる場合がある。また、成木から天然ゴムを採取できる期間は20~30年に限られる。
【0004】
今後、開発途上国を中心に天然ゴムの需要の増大が見込まれており、天然ゴム資源の枯渇が懸念されていることから、安定的な天然ゴムの供給源が望まれている。
【0005】
このような状況下において、パラゴムノキによる天然ゴムの増産を図る動きが見られる。パラゴムノキは、播種により実生苗を育成させ成長させた後台木とし、クローン苗から得た芽を台木に接ぎ木することで苗を増殖させる。
【0006】
また従来のクローン苗から得たクローン増殖技術である接ぎ芽は、元の木がもつ病気を一緒に継いでしまう可能性があり、罹病した苗を増殖させる可能性がある。
【0007】
更に接ぎ穂は、台木の影響を受ける場合があるため、真のクローン苗とはならない。
【0008】
一方、組織培養を利用したクローン苗を増殖させる方法としてマイクロプロパゲーションがある。例えば、特許文献1では、ゴムノキの節、腋芽又は頂芽を含む組織を、植物生長ホルモン及び炭素源を含む誘導培地で培養してシュートを形成させ、このシュートを用いてゴムノキのクローン苗を取得している。また、シュートを用いることで真のクローン苗を作出することもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2016-140318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明者らが鋭意検討した結果、特許文献1に記載の方法では、ゴムノキの節、腋芽又は頂芽を含む組織を、植物生長ホルモン及び炭素源を含む固体の誘導培地で培養してシュートを形成させており、この方法では、1個の組織から1個のシュートが誘導されるのみで、複数のシュートが形成されたマルチプルシュートを製造することができないことが新たに判明した。
(【0011】以降は省略されています)
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