TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024178750
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023097126
出願日2023-06-13
発明の名称播種機と播種方法
出願人個人
代理人
主分類A01C 7/04 20060101AFI20241218BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】複雑・高コストな装置を使わずとも、シンプルかつ低コストな播種機で、特定の並びに播種する際に係る工数の削減を可能にする。
【解決手段】
気流を発生させる吸引装置(5)、その気流で負圧を保つための負圧室(3)、ならびにその負圧を利用して種子を吸着するための孔(1)を有する多孔板(2)で構成する播種機の吸引装置を作動させ、負圧室内を負圧状態にし、負圧室から孔を経て伝達する気流の力で、あらかじめバラ撒いておいたトレー内の種子を多孔板の孔に吸着。目標とする播き床へ播種機を移動させ、吸引装置を停止、種子を多孔板の孔から離脱・落下させることにより、特定の並びに播種を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
気流を発生させる吸引装置、その気流で負圧を保つための負圧室、ならびにその負圧を利用して種子を吸着するための孔を有する多孔板で構成することを特徴とする播種機。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
種子を吸着するための孔が、播き床と作物の特性に合わせ特定の並びに配置され、種子の最小径より小さく形成されていることを特徴とする請求項1の播種機。
【請求項3】
請求項1に記載の播種機の吸引装置を作動させて負圧室内を負圧状態にし、負圧室から孔を経て伝達する気流の力で、あらかじめバラ撒いておいたトレー内の種子を多孔板の孔に吸着・保持し、目標とする播き床へ播種機を移動させ、吸引装置を停止、種子を多孔板の孔から離脱・落下させることにより、特定の並びに播種を行うことを特徴とする播種方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作物の種子を特定の並びに播種する際に係る工数を削減するのに効果的な、シンプルかつ低コストな播種機およびこの播種機を用いた播種方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
この種の播種機として、以下特許文献(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4)の播種機が公知である。
特許文献1、特許文献2、特許文献3では、当該特許文献内の図に示す通り、等間隔に設けられた吸着孔を持つ回転体とその他部品で構成されており、複雑・高コストになることが容易に想像できる。
特許文献4については、吸引装置の作動・停止により、種子を板に吸着・落下させる点では本発明と同じであるが、当該特許文献内の図に示す通り、本発明とは異なり、ガイド板を介して種子を位置決め・落下させるため、種子形状・大きさのバラツキ、ガイド板との摩擦の影響により、安定的に特定の並びに播種することは難しく、本発明に比べ、条件が限定されると考えられる。
その他、シンプルな種蒔き具では、特許文献5に関する商品(特許6859171)が公知であるが、使用者の手ぶれ、力加減などに左右されやすい上に大量播種には適さない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-172320公報
特開2008-131905公報
実全昭54-155813公報
特開平05-161407公報
特開2018-174853公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複雑・高コストな装置を使わずとも、シンプルかつ低コストな播種機で、特定の並びに播種する際に係る工数の削減を可能にする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
図1に示すように、吸引装置(5)を作動させて負圧室(3)内を負圧状態にし、播種機を種子(7)に近づけた際、孔(1)を経て、負圧による気流の力が種子に伝達し、種子が、多孔板に引付けられて、吸着・保持されるよう、吸引装置と負圧室、負圧室と多孔板が、密に連結される形で構成する。
【0006】
図2に示すように、孔(1)は、吸引装置(5)の作動中、種子(7)が孔内部に吸い込まれることなく、多孔板(2)に吸着・保持されるよう、種子の最小径より小さくする。
好ましくは、孔は、極力小さく、種子を一粒吸着するのに必要十分な大きさとする。
また、孔が多孔板の面より先に種子に接触するよう、下に突き出た形に形成するのが好ましい。
例:うるち米の種籾の場合、種子の形状が楕円形で、長軸方向の両端が細く尖ったようになっているため、複数の種子が吸着しやすい。そのため、孔の大きさは、直径0.5mm程度が好ましい。
【0007】
孔(1)は、播き床ならびに作物の特性に合わせて特定の並びに配置する。
例:図2に示すように、うるち米の種籾を、育苗のため乾田苗代に播種する場合、等間隔(15mm~30mmの範囲)で1粒ずつ。野菜の種を、育苗のため連結ポットに播種する場合、連結ポット毎に、1~5粒ずつ。(図3では例として3粒)
【0008】
孔(1)ならびにその外周は、吸引装置(5)の停止時に、種子(7)が抵抗なく離脱するように、なめらかな仕上げとする。
【0009】
孔(1)は、吸引装置(5)の能力で、全ての孔に種子(7)が吸着できる数に設定する。
【0010】
好ましくは、播種機本体は、土などで汚れにくく、かつ種子(7)が多孔板(2)に吸着しているか確認しやすいように、透明な部材で構成される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
植裁物への水やり装置
13日前
井関農機株式会社
作業車両
7日前
タキイ種苗株式会社
レタス植物
21日前
みのる産業株式会社
移植機
3日前
株式会社大貴
動物用トイレ
6日前
株式会社ロッソ
植物栽培器
17日前
株式会社ロッソ
植物栽培器
17日前
みのる産業株式会社
移植機
3日前
松山株式会社
収穫機
6日前
三菱マヒンドラ農機株式会社
作業車両
6日前
三菱マヒンドラ農機株式会社
作業車両
7日前
個人
ルアー
21日前
井関農機株式会社
コンバイン
13日前
AGRIST株式会社
収穫装置
24日前
株式会社クボタ
作業機
14日前
株式会社BARKS
ペット収容袋付衣類
14日前
みのる産業株式会社
苗箱および移植装置
3日前
日本製紙クレシア株式会社
ペット用吸収性物品
14日前
井関農機株式会社
植物工場の生産流通システム
6日前
大日本除蟲菊株式会社
薬剤揮散装置
21日前
グローブライド株式会社
釣竿ケース
20日前
株式会社吉野工業所
除虫用餌剤容器
7日前
株式会社大貴
排泄物処理材及びその製造方法
21日前
グローブライド株式会社
釣竿用グリップ
14日前
株式会社ヘッドライトジャパン
屋外設置型飛来虫捕獲器
13日前
有限会社太田紙工
ジギング用ハンドルアーム構造
13日前
新東工業株式会社
植物用光照射装置
3日前
株式会社シマノ
魚釣用リール
7日前
花王株式会社
抗菌剤組成物
27日前
ヤンマーホールディングス株式会社
苗移植機
21日前
アース製薬株式会社
線香容器
7日前
株式会社丸山製作所
ブームスプレーヤ
13日前
ヤンマーホールディングス株式会社
野菜収穫機
6日前
井関農機株式会社
作業車両
13日前
井関農機株式会社
作業車両
6日前
北海道電力株式会社
防虫光源及び防虫方法
15日前
続きを見る