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公開番号
2024167785
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-04
出願番号
2023084108
出願日
2023-05-22
発明の名称
蜂の巣除去装置
出願人
中国電力株式会社
代理人
個人
主分類
A01M
3/00 20060101AFI20241127BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】蜂の巣に接近することなく、容易かつ安全に蜂の巣を切断して袋へ収納することが可能な蜂の巣除去装置を提供する。
【解決手段】蜂の巣除去装置1は、上方に開口した網袋2と、網袋2の開口縁部2aに設置された枠体3と、網袋2の内側上部に設置された環状の環状紐部材4と、環状紐部材4に一端が連結されたワイヤ5と、枠体3の一部に固定された支持部材6と、支持部材6に設置されたワイヤ保持具7と、支持部材6に連結された菊座アダプタ8と、雨切りツバ9bを有し、長尺の筒体からなる柄部9aと連結部9cによって構成される絶縁操作棒9と、支持部材6の上面6aに設置されたシリンダユニット及び切断具11と、雨切りツバ12aと限界ツバ12bを有し、支持バンド13によって絶縁操作棒9に固定される油圧ホース12を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
円形又は多角形の開口部を有する枠体と、
開口状態が維持されるように開口縁部が前記枠体に取り付けられた袋と、
前記枠体に固定された支持部材と、
この支持部材に先端が連結された棒状部材と、
それぞれ基端側に柄部が設けられるとともに先端側に刃部が設けられた一対の刃体と、
この一対の刃体を前記柄部と前記刃部の間において回動自在に連結する軸体と、を備え、前記一対の刃体は、少なくとも前記刃部の一部が前記枠体の前記開口部の上方に配置されるように前記軸体を介して前記支持部材に固定されていることを特徴とする蜂の巣除去装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記柄部に連結されたピストンロッドと、
このピストンロッドを押し出したり、引き込んだりするシリンダと、を備えたシリンダユニットを有し、
前記一対の刃体は前記ピストンロッドの移動に伴って前記柄部同士のなす角度が変化するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の蜂の巣除去装置。
【請求項3】
前記シリンダは油圧シリンダであって、
前記シリンダユニットに加えて、前記油圧シリンダに一端が接続された油圧ホースと、この油圧ホースの他端に接続された油圧ポンプと、を備えていることを特徴とする請求項2に記載の蜂の巣除去装置。
【請求項4】
前記袋の内側上部に環状をなすように設置された環状紐部材と、
この環状紐部材に一端が連結された紐状部材と、
この紐状部材の挿通孔を有し、前記支持部材に設置された保持具と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の蜂の巣除去装置。
【請求項5】
前記棒状部材と前記紐状部材が絶縁性を有していることを特徴とする請求項4に記載の蜂の巣除去装置。
【請求項6】
前記棒状部材の前記先端が連結される接続部と、菊座部と、によって構成される菊座アダプタを備え、
前記支持部材は、円板状をなして周面から円の中心に向かって切り欠き溝が形成されるとともに複数の第1の凸条が、片面に放射状に形成された第1の菊座を下面に有し、
前記菊座部は、円板状をなして片面に複数の第2の凸条が放射状に形成された第2の菊座と、この第2の菊座の略中心に立設された雄ねじ部と、この雄ねじ部に螺合する蝶ナットと、を備え、
前記第1の菊座の前記第1の凸条と前記第2の菊座の前記第2の凸条を噛み合わせた状態で前記雄ねじ部に螺着された前記蝶ナットを締め付けることによって、前記菊座アダプタが前記支持部材に連結されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の蜂の巣除去装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蜂の巣を袋に収納するようにして除去する装置に係り、特に、蜂の巣に接近せずに切断して安全に袋へ収納することが可能な蜂の巣除去装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
蜂の巣の除去は、上方が開口した袋に蜂の巣を収納した後、袋の開口部を絞った状態で、その上部を切断するようにして行われることが多い。ただし、この作業では、蜂の巣に接近しなければならないため、蜂の巣から出てきた大量の蜂に襲われる可能性があった。このような課題に対処するものして、例えば、特許文献1には「蜂の巣除去装置」という名称で、軽量で安価な構造でありながら、蜂の巣を簡単かつ安全に除去することができる装置に関する考案が開示されている。
特許文献1の図面に示された符号を用いて説明すると、特許文献1に開示された考案は、所定の長さの棒部材1と、その先端に取り付けられた止め具5を有する輪部材2と、止め具5で係止するとともに上方に開口して蜂の巣7を入れた後に口が締まる腹部に輪状針金6を有する円柱状網袋3と、その口縁に輪状に紐を通した紐部材4を備えたことを特徴とする。
このような構造によれば、害虫用防護服や梯子などを使用しなくとも安全かつ簡単に蜂の巣を除去することができる。
【0003】
また、特許文献2には「蜂の巣除去装置」という名称で、電力機器等に作られた蜂の巣を簡単かつ確実に除去することができる装置に関する発明が開示されている。
特許文献2の図面に示された符号を用いて説明すると、特許文献2に開示された発明は、棒状部材12の先端部に取り付けられた輪状部材16に装着されてワイヤ20を巻き取ることによって開口部が閉じる袋網18と、輪状部材16に設けられた三日月状の刃部14を備えたことを特徴とする。
このような構造によれば、野外に設置された電力機器等に作られた蜂の巣を離れた場所から簡単かつ確実に除去することができる。
【0004】
さらに、特許文献3には「蜂の巣捕獲具及び蜂の巣の捕獲方法」という名称で、薬剤を用いることなく、蜂と蜂の子を安全かつ確実に生け捕りするとともに、蜂の巣を壊さずに収穫することができる捕獲道具と捕獲方法に関する発明が開示されている。
特許文献3の図面に示された符号を用いて説明すると、特許文献3に開示された発明は、把持棒20の前端に取り付けられて、紐体3を引っ張ることによって開口部11が閉じられる袋状の収納体10を備えたことを特徴とする。
このような構造によれば、把持棒20を手で持って収納体10を蜂の巣に近づけ、収納体10の開ロ部11内に蜂の巣を挿入させた後、閉鎖手段で収納体10の開口部を閉鎖すると、蜂を収納体10によって確実に生け捕りすることができる。
【0005】
そして、特許文献4には「蜂巣捕獲装置および蜂巣捕獲方法」という名称で、営巣場所によらず、安全に効率良く蜂巣の捕獲作業を行うことができる装置とその方法に関する発明が開示されている。
特許文献4の図面に示された符号を用いて説明すると、特許文献4に開示された発明は、竿部101の先端にループ状部材109を介して取り付けられ、ロープ113を巻き取ることによって開口部105が閉じられる収納袋109と、のこぎり状の刃を有し、ループ状部材101の近傍に設けられている切断部106を備えた構造となっている。
このような構造によれば、ロープ113を巻き取って収納袋109の開口部105を閉じることで、収納袋109から蜂が逃げ出すのを防ぐことができるとともに、切断部106を収納袋109の開口部105付近に設けると、竿部101を蜂巣700に突き刺したり、揺動したりすることによって蜂巣700を切断することができる。
【0006】
また、特許文献5には「捕捉殺蜂具」という名称で、スズメバチの巣を捕捉するとともに、スズメバチを殺す治具に関する発明が開示されている。
特許文献5の図面に示された符号を用いて説明すると、特許文献5に開示された発明は、ロッド11の先端に取り付けられた袋状の捕捉網25と、先段のロッド11aの先端に取り付けられたノズル13に殺虫剤を供給するボンベ16が下段のロッド11cに取り付けられた構造となっている。
このような構造によれば、捕捉網25によって蜂の巣を安全かつ確実に覆うことができる。そして、この状態で殺虫剤噴霧のノズルを蜂の巣に突き刺して殺虫剤を噴霧することにより、スズメバチを確実に殺すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実用新案登録第3233919号公報
特開2012-60926号公報
特開2003-250418号公報
特開2020-92631号公報
特開2007-175001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に開示された考案では、円柱状網袋3に入れた蜂の巣7の根元を切断する場合には、蜂の巣7に近づかなければならず、その際に蜂の巣7の外に出ている蜂に刺されるおそれがあった。
特許文献2に開示された発明では、蜂の巣の基部に対して刃部14によって切り込みを入れた後、この切り込みを入れた部分にワイヤ20を食い込ませて切断する構造となっているが、刃部14を押し当てるだけでは蜂の巣に切り込みを入れることは難しく、また、切り込みを入れた部分にワイヤ20を食い込ませるだけでは、蜂の巣を容易に切断することができないという課題があった。
特許文献3に開示された発明は、蜂の巣が入れられた状態の収納体10を引き寄せるようにして蜂の巣の付け根部位を引き千切る構造となっているが、蜂の巣が大きい場合には、収納体10を引き寄せるだけでは、その付け根部位を引き千切ることができないという課題があった。
また、特許文献4に開示された発明では、切断部106を収納袋109の開口部105付近に設けた切断部106で蜂巣700に突き刺したり、揺動したりすることによって蜂巣700を切断する構造となっているが、蜂巣700が大きい場合、のこぎり状の刃を押し当てるだけでは蜂巣700が切断されないおそれがある。
さらに、特許文献5に開示された発明では、蜂の巣の内部に居る蜂を殺すことはできるものの、蜂の巣を切断する機構を備えていないため、蜂の巣を切断する場合には蜂の巣に近づく必要があり、その際に蜂の巣の外に居る蜂に刺されるおそれがあるという課題があった。
【0009】
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、蜂の巣に接近することなく、容易かつ安全に蜂の巣を切断して袋へ収納することが可能な蜂の巣除去装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、第1の発明は、円形又は多角形の開口部を有する枠体と、開口状態が維持されるように開口縁部が枠体に取り付けられた袋と、枠体に固定された支持部材と、この支持部材に先端が連結された棒状部材と、それぞれ基端側に柄部が設けられるとともに先端側に刃部が設けられた一対の刃体と、この一対の刃体を柄部と刃部の間において回動自在に連結する軸体と、を備え、一対の刃体は、少なくとも刃部の一部が枠体の開口部の上方に配置されるように軸体を介して支持部材に固定されていることを特徴とする。
第1の発明においては、袋の内部に収納された蜂の巣の一部が枠体の開口部よりも上方に突出している場合に、その部分を2つの刃部の間に配置した状態で2つの刃部が閉じられるように柄部を操作すると、上記部分(枠体の開口部から上方に突出している蜂の巣の一部)が一対の刃体によって切断されるという作用を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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