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公開番号
2024161011
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-15
出願番号
2024074872
出願日
2024-05-02
発明の名称
植栽システム
出願人
長煬科技有限公司
代理人
アクシス国際弁理士法人
主分類
A01G
9/02 20180101AFI20241108BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】植栽システムを提供すること。
【解決手段】植栽システムは、支持手段、少なくとも一つの植栽手段及び水循環手段を含み、前記支持手段は、固定ホルダーを含み、前記固定ホルダーに少なくとも一つの位置決め部が設置され、前記少なくとも一つの植栽手段は、吊り下げ部と少なくとも一つの植栽盆とを含み、前記少なくとも一つの植栽盆は、前記吊り下げ部により前記固定ホルダーの下方にぶら下げられると共に、排水穴を有し、前記吊り下げ部は、頭部を有し、分離可能な形態で前記位置決め部に結合され、前記水循環手段は、管路と栄養液体装置とを含み、前記管路は、少なくとも一つの水排出穴と少なくとも一つの水収集穴を有し、前記栄養液体装置は、前記管路に設置されると共に前記水排出穴と前記水収集穴との間に位置し、灌漑水は、前記水排出穴を通って植物を灌漑した後に、前記植栽盆における排水穴を通って前記水収集穴より前記管路に還流する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
支持手段、少なくとも一つの植栽手段、及び、水循環手段を含む植栽システムであって、
前記支持手段は、地面に対して高くかけ渡した固定ホルダーを含み、前記固定ホルダーに少なくとも一つの位置決め部を設置し、
前記少なくとも一つの植栽手段は、吊り下げ部と少なくとも一つの植栽盆とを含み、前記少なくとも一つの植栽盆は、前記吊り下げ部により前記固定ホルダーの下方にぶら下げられると共に灌漑用水を排出可能な排水穴を有し、前記吊り下げ部は、前記固定ホルダーにおける前記位置決め部に対して分離可能な形態により前記位置決め部と結合された頭部を有し、
前記水循環手段は、管路と栄養液体装置を含み、前記管路は、少なくとも一つの水排出穴と少なくとも一つの水収集穴とを有し、前記栄養液体装置は、前記管路の水流経路に設けられると共に前記水排出穴と前記水収集穴との間に位置し、灌漑水の成分を調整して制御するためのものであり、灌漑水は、前記水排出穴を介して前記植栽盆内の植物を灌漑し、前記灌漑水は、前記植栽盆における排水穴を介して前記水収集穴より前記管路に還流する、ことを特徴とする植栽システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記水循環手段における前記管路は、前記栄養液体装置を境界として灌漑管路と水収集管路に分けられ、前記灌漑管路は、前記少なくとも一つの植栽手段における植栽盆の上方に架設され、前記灌漑管路は、前記少なくとも一つの水排出穴を有し、前記水収集管路は、前記少なくとも一つの植栽手段における植栽盆の下方に設置され、前記水収集管路は、前記少なくとも一つの水収集穴を有し、
前記少なくとも一つの植栽手段の植栽盆は、底壁と前記底壁の周縁に周り設置された側壁とを含み、前記底壁と前記側壁は、上方に開口を有する受容空間を囲んで形成し、前記側壁は、径方向に沿って外へ設置された少なくとも一つの外側凸部を有し、前記外側凸部は、前記受容空間と前記植栽盆の外部に連通する外側拡張空間とを有し、前記外側凸部の外側拡張空間に灌漑水の一部を積み上げ、前記受容空間に連通する前記排水穴を前記底壁に有する、ことを特徴とする請求項1に記載の植栽システム。
【請求項3】
前記少なくとも一つの植栽手段は、複数の植栽盆を含み、前記複数の植栽盆を分離可能な形態で積み重ねて設置し、そのうち、各植栽盆は、それぞれ中空管を有し、
上下に積み重ねて設置された二つの植栽盆は、少なくとも一つの留め部により接続され、
前記吊り下げ部は、直列部と阻みを有し、前記直列部は、前記複数の中空管を通り抜け、前記阻みは、前記植栽盆が前記直列部に対してすり抜けないように、前記直列部の底端に設置されると共に最も下方に位置する植栽盆の底壁と接触し、前記直列部の先端が前記頭部に連結される、ことを特徴とする請求項2に記載の植栽システム。
【請求項4】
前記水循環手段は、少なくとも一つの水収集部を含み、前記水収集部は、前記水収集管路に接続されると共に、前記水排出穴と連通する集め穴を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の植栽システム。
【請求項5】
前記栄養液体装置は、水質センサーと養分調整器を含み、前記水質センサーは、前記養分調整器に電気接続されると共に灌漑水における成分を検知するためのものであり、前記水質センサーは、灌漑水における成分を調整するように前記養分調整器を制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の植栽システム。
【請求項6】
前記水循環手段は、前記管路における水流経路に設置されると共に前記少なくとも一つの水排出穴と前記少なくとも一つの水収集穴との間に位置するろ過装置をさらに含み、前記ろ過装置は、灌漑水をろ過するためのものである、ことを特徴とする請求項1に記載の植栽システム。
【請求項7】
前記固定ホルダーにおける位置決め部は、二つの受座を含み、前記二つの受座は、間隔をおいて設置されると共に、開口が上へ向かう係合溝をそれぞれ有し、前記吊り下げ部における頭部は、横方向ロッドを含み、前記横方向ロッドにおける両端は、前記二つの受座における係合溝に跨って接続される、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の植栽システム。
【請求項8】
前記吊り下げ部における頭部を移出したり前記固定ホルダーにおける位置決め部に置いたりするための運搬装置を含む、ことを特徴とする請求項7に記載の植栽システム。
【請求項9】
前記運搬装置は、軌道と吊り下げ機構を含み、前記軌道は、前記固定ホルダーの上方に架設され、前記吊り下げ機構は、前記軌道に沿って移動可能であり、前記吊り下げ機構は、吊りフックを含み、前記吊りフックは、前記頭部に引きかけられ、制御されると昇降が可能である、ことを特徴とする請求項8に記載の植栽システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、農業システムに関し、特に、大規模栽培に適する植栽システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
世界の人口が増えるにつれ増えつつある食糧のニーズに応じるためには、現在の農業システムにとって、一般的に、大量の農産物を生産して人類の発展や使用に供することが必要である。
【0003】
従来の農業システムは、一般的に、室外環境や室内環境に適用される。室外環境に適用される農業システムは、一般的に、農田の泥土に植物を栽培するものである。室内環境に適用される農業システムは、一般的に、温室に稼働したり、温度、湿度や日光などの外在する環境要素を調整して制御するシステムを有した室内環境に稼働したりするものである。
【0004】
しかしながら、室外環境と室内環境とに適用された従来の農業システムには欠陥がまだ存在している。室外環境に適用される農業システムは、一般的に、比較的大きな土地の面積が必要になる。さもなければ、栽培と農作物の生産とを大規模で実施できなくなる。そうすると、土地のコストが向上になり、しかも、植物に灌漑を行うと多く過ぎる水分が泥に流れ込み、大事な水資源を循環させて再度利用することにも不利益をもたらす。室内環境に適用される農業システムは、一般的に、植物を泥又は盆栽に栽培して固定することが一般である。農作物を収穫しようとする場合には、作業者が、先に、ある植物まで移動して収穫を行い、次に、他の植物まで移動して次の収穫を行うわけである。このような収穫のやり方は、作業者による収穫に不便が招致されてしまい、収穫に効率が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このことに鑑み、本発明は、植栽システムを提供することを目的とする。前記植栽システムは、空間が限られた環境に大量の植物を栽培し、ひいては、土地のコストを削減しながら、灌漑水を循環させて再度利用して、水資源の無駄を抑えることができる。また、植物を異なる箇所に移動させることができることから、作業者による収穫が便利になる。故に、収穫に効率が向上する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明が提供する植栽システムは、支持手段、少なくとも一つの植栽手段、及び、水循環手段を含む。前記支持手段は、地面に対して高くかけ渡した固定ホルダーを含み、前記固定ホルダーに少なくとも一つの位置決め部を設置する。前記少なくとも一つの植栽手段は、吊り下げ部と少なくとも一つの植栽盆とを含み、前記少なくとも一つの植栽盆は、前記吊り下げ部により前記固定ホルダーの下方にぶら下げられると共に灌漑用水を排出可能な排水穴を有する。前記吊り下げ部は、前記固定ホルダーにおける前記位置決め部に対して分離可能な前記位置決め部と結合された頭部を有する。前記水循環手段は、管路と栄養液体装置を含み、前記管路は、少なくとも一つの水排出穴と少なくとも一つの水収集穴とを有し、前記栄養液体装置は、前記管路の水流経路に設けられると共に前記水排出穴と前記水収集穴との間に位置する。また、灌漑水は、前記水排出穴を介して前記植栽盆の植物を灌漑し、前記灌漑水は、前記植栽盆における排水穴を介して前記水収集穴より前記管路に還流する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の効果は、以下の通りである。前記水循環手段により、灌漑水を効果的に循環させて再度利用して、水資源の無駄を削減することができる。しかも、前記吊り下げ部における頭部は、前記固定ホルダーにおける前記位置決め部に対して分離可能な形態で前記位置決め部と結合されることから、前記少なくとも一つの植栽手段を異なる箇所に運搬することができ、作業者による収穫が便利になり、それにより収穫に効率が向上する。また、複数の植栽盆を設置する場合には、従来の農業システムにより大量の植物を植栽すると大量の空間が必要になる一方、本発明に係る前記植栽システムによると、前記複数の植栽盆を互いに積み重ねる技術手段を用いて前記少なくとも一つの植栽手段を設置することに必要な空間を少なくすることができ、限られた空間にも大量の植物を植栽することができ、土地のコストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明における好ましい実施例に係る植栽システムを示す斜視図である。
本発明における上記の好ましい実施例に係る構成の一部を示す模式図である。
図1における一部を示す拡大図である。
図3における4-4方向の断面図である。
図3における5-5方向の断面図である。
本発明に係る植栽盆を積み重ねた時の断面図である。
本発明における上記の好ましい実施例に係る構成の一部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を明確に説明するためには、好ましい実施例を挙げて図面を参照しながら以下のように詳しく説明する。図1乃至図6に示すように、本発明における好ましい実施例に係る植栽システム100は、支持手段10、少なくとも一つの植栽手段20、及び、水循環手段30を含む。前記の支持手段10、植栽手段20及び水循環手段30は、培養室に位置しており、支持手段10が植栽手段20を支持するためのものであり、水循環手段30が植栽手段20に灌漑する作業を行うためのものである。
【0010】
前記支持手段10は、固定ホルダー12を含む。本実施例では、固定ホルダー12は、複数の立脚13を地面に対して横方向に高くかけ渡したものであるが、説明を必要にするのは、固定ホルダー12を高くかけ渡す形態について、前記立脚13を用いるということに限らず、例えば、固定ホルダー12の両端を直接に建築物の壁に固定してもよい。前記固定ホルダー12には、対応する植栽手段20と連結するための少なくとも一つの位置決め部14を設置する。本実施例に係る位置決め部14は、二つの受座142で構成されており、図2と図3に示すように、前記二つの受座142を固定ホルダー12の外側にしっかりと固定すると共に距離を置いて設置する。各受座142は、図4に示すように、開口が上へ向かう係合溝144を有し、本実施例に係る係合溝144がV字溝である。
(【0011】以降は省略されています)
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