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公開番号
2024167005
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023083511
出願日
2023-05-19
発明の名称
藻場形成構造物
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01G
33/00 20060101AFI20241122BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】煩雑な作業がなくとも藻場を形成し、海藻類の枯死を抑制しつつ、生態系の保全・再生を図ることができる藻場形成構造物を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る藻場形成構造物1(本体部)においては、編目状の素材により、軸心を横方向へ向けた略筒状に形成される外周材30と、前記外周材30の軸心部分に形成され、海草・海藻を育成する芯材20と、前記外周材30と前記芯材20とを互いに離間した状態で保持するリング材10(保持材)と、を具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
編目状の素材により、軸心を横方向へ向けた略筒状に形成される外周材と、
前記外周材の軸心部分に形成され、海草・海藻を育成する芯材と、
前記外周材と前記芯材とを互いに離間した状態で保持する保持材と、
を具備する、
藻場形成構造物。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記芯材は、
外部と内部とを連通する孔を有した中空状に形成されると共に、前記内部に海草・海藻に栄養成分を供給するための栄養材が充填される、
請求項1に記載の藻場形成構造物。
【請求項3】
前記芯材は、
前記外周材と略同一軸心上に延びる略筒状に形成されると共に、海草・海藻の幼体が植え付けられた種苗部を具備し、
前記種苗部は、
前記芯材の外周面において周方向に亘るように配置される、
請求項1に記載の藻場形成構造物。
【請求項4】
前記外周材は、
略円筒状に形成される、
請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の藻場形成構造物。
【請求項5】
前記外周材、前記芯材及び前記保持材を含む本体部を、海中に設置するための設置部をさらに具備し、
前記設置部は、
前記本体部の軸心回りの回転を許容した状態で、前記本体部を海中に設置する、
請求項1に記載の藻場形成構造物。
【請求項6】
前記芯材は、
前記外周材と略同一軸心上に延びる略筒状に形成され、
前記設置部は、
前記芯材に挿通され前記本体部の回転軸となる軸部を具備する、
請求項5に記載の藻場形成構造物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、藻場を形成するための藻場形成構造物の技術に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、藻場を形成するための技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
【0003】
特許文献1においては、水中に設置されて藻類が育成されるコンクリートブロック礁の周囲を、水面から水底まで網材によって囲い、網材の下部を重りで海底に沿うように配置すると共に、網材の上部を水面付近に保持し、所定の固定材により網材の位置が変更されないように水底で固定している。このような構成によれば、コンクリートブロック礁において魚等による食害から保護可能な藻場が形成される。
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、網材の編目が堆積物や藻等の付着物により詰まった場合、太陽光が遮られてコンクリートブロック礁の藻類が枯死するおそれがある。そのため、網材の編目が堆積物や藻等の付着物を除去するためのメンテナンス作業が必要となるが、海中での作業は煩雑となるため手間である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-82641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、煩雑な作業がなくとも藻場を形成し、海藻類の枯死を抑制しつつ、生態系の保全・再生を図ることができる藻場形成構造物を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
即ち、請求項1においては、編目状の素材により、軸心を横方向へ向けた略筒状に形成される外周材と、前記外周材の軸心部分に形成され、海草・海藻を育成する芯材と、前記外周材と前記芯材とを互いに離間した状態で保持する保持材と、を具備するものである。
【0009】
請求項2においては、前記芯材は、外部と内部とを連通する孔を有した中空状に形成されると共に、前記内部に海草・海藻に栄養成分を供給するための栄養材が充填されるものである。
【0010】
請求項3においては、前記芯材は、前記外周材と略同一軸心上に延びる略筒状に形成されると共に、海草・海藻の幼体が植え付けられた種苗部を具備し、前記種苗部は、前記芯材の外周面において周方向に亘るように配置されるものである。
(【0011】以降は省略されています)
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