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公開番号
2024162029
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023077176
出願日
2023-05-09
発明の名称
作業車両
出願人
井関農機株式会社
代理人
弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類
A01D
33/10 20060101AFI20241114BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 従来の作業車両については、作物搬送装置を通過する作物の選別作業における作業性が必ずしも十分に良好でないことに本発明者は気付いた。
【解決手段】 作物収穫装置200により収穫された作物を左右の後輪120の間の空間を通って後方へ搬送する作物搬送装置300と、作物搬送装置300により搬送された作物を収納する作物収納体400と、を備えており、作物搬送装置300は、作物を上方へ汲上げる作物汲上げコンベアー310を有し、作物汲上げコンベアー310により汲上げられた作物が作物収納体400に収納される前に作物を選別する作物選別作業を行うための作物選別作業者用座席140が、設けられており、作物選別作業者用座席140は、運転者用座席130の左側および右側の少なくとも一方の側へ配置されているディガーピッカー作業機である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
作物を収穫する、左右の前輪(110)および左右の後輪(120)の間の空間へ配置された作物収穫装置(200)と、
作物収穫装置(200)により収穫された作物を左右の後輪(120)の間の空間を通って後方へ搬送する作物搬送装置(300)と、
作物搬送装置(300)により搬送された作物を収納する作物収納体(400)と、
を備えており、
作物搬送装置(300)は、作物を上方へ汲上げる作物汲上げコンベアー(310)を有し、
作物汲上げコンベアー(310)により汲上げられた作物が作物収納体(400)に収納される前に作物を選別する作物選別作業を行うための作物選別作業者用座席(140)が、設けられており、
作物選別作業者用座席(140)は、運転者用座席(130)の左側および右側の少なくとも一方の側へ配置されていることを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
作物選別作業が行われる、作物汲上げコンベアー(310)の作物選別作業部(311)は、水平であることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
作物選別作業部(311)は、回動可能であることを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
【請求項4】
作物収納体(400)を昇降させる作物収納体昇降機構(410)を備えており、
作物を作物収納体(400)へ向かって案内する櫛歯形状の作物ガイド(401)が、作物収納体昇降機構(410)により最高位置へ上昇された作物収納体(400)の開口部の位置より高い位置へ設けられていることを特徴とする請求項3に記載の作業車両。
【請求項5】
運転者用座席(130)の着座状態を検出する運転者用着座センサー(131)と、
自動走行制御を行うコントローラー(800)と、
を備えており、
運転者用着座センサー(131)により検出された着座状態がオフ状態であるとき、コントローラー(800)は自動旋回走行を保留する自動走行制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の作業車両。
【請求項6】
作物選別作業者用座席(140)の着座状態を検出する作物選別作業者用着座センサー(141)を備えており、
運転者用着座センサー(131)により検出された着座状態がオン状態からオフ状態になった後にあらかじめ定められた期間が経過しても、作物選別作業者用着座センサー(141)により検出された着座状態がオフ状態であるとき、コントローラー(800)は自動直進走行を保留する自動走行制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の作業車両。
【請求項7】
作物搬送装置(300)の動力は、動力伝達経路(500)を経て後輪(120)の後輪駆動トランスミッションケース(510)から取出し可能であり、
作物搬送装置(300)の動力が後進状態において後輪駆動トランスミッションケース(510)から取出されないように、ワンウェイクラッチ(520)が動力伝達経路(500)へ設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の作業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、玉ねぎピッカーのような作業車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
走行車体の左右一側に作物を収穫する収穫装置を設け、走行車体の左右他側に収穫した作物を収容する収容部を設け、走行車体の後部に収穫した作物の選別作業をするための選別部を機体左右方向に設け、選別部の後方に補助作業者が座る補助座席を設け、収容部に収容した作物を載置する載置部を設けると共に、載置部に載置した作物を機体前方に搬送する搬送装置を設け、載置部の後側に昇降装置を設け、載置した作物が多くなるにつれて下降する支持部材を昇降装置に片持ち支持状態で設け、支持部材を搬送装置の搬送作用部よりも下方の位置まで下降する構成とし、支持部材上の作物を搬送装置に受け渡し可能に構成した野菜収穫機のような作業車両が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4238780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、本発明者は、作業車両ユーザーのさまざまなニーズを考慮し、便利な機能が玉ねぎピッカーのような作業車両へつぎつぎと実装される趨勢はますます加速すると考えている。
【0005】
しかしながら、従来の作業車両については、便利な機能を利用するときの使い勝手が必ずしもよくないことに本発明者は気付いた。
【0006】
より具体的には、たとえば、作物搬送装置を通過する作物の選別作業における作業性が必ずしも十分に良好でないことに本発明者は気付いた。
【0007】
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、使い勝手を向上することができる作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の本発明は、作物を収穫する、左右の前輪(110)および左右の後輪(120)の間の空間へ配置された作物収穫装置(200)と、
作物収穫装置(200)により収穫された作物を左右の後輪(120)の間の空間を通って後方へ搬送する作物搬送装置(300)と、
作物搬送装置(300)により搬送された作物を収納する作物収納体(400)と、
を備えており、
作物搬送装置(300)は、作物を上方へ汲上げる作物汲上げコンベアー(310)を有し、
作物汲上げコンベアー(310)により汲上げられた作物が作物収納体(400)に収納される前に作物を選別する作物選別作業を行うための作物選別作業者用座席(140)が、設けられており、
作物選別作業者用座席(140)は、運転者用座席(130)の左側および右側の少なくとも一方の側へ配置されていることを特徴とする作業車両である。
【0009】
第2の本発明は、作物選別作業が行われる、作物汲上げコンベアー(310)の作物選別作業部(311)は、水平であることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
【0010】
第3の本発明は、作物選別作業部(311)は、回動可能であることを特徴とする第2の本発明の作業車両である。
(【0011】以降は省略されています)
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