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公開番号
2024162979
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023202218
出願日
2023-11-29
発明の名称
いちご栽培用冷温水ホース間隔維持具
出願人
パク、ギョン イル
代理人
個人
主分類
A01G
22/05 20180101AFI20241114BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】いちご栽培用ポットで栽培されているいちご母株又は個別ポットで生育されているいちご子苗の根冠部が生育に適した温度を維持するために設置される冷温水ホースがいちごの根冠部に最大限近づく状態を維持するようにするために、それぞれの個別ポットに沿って配置される複数の冷温水ホース間の間隔を一定にするためのいちご栽培用冷温水ホース間隔維持具を提供する。
【解決手段】間隔維持具1は、個別ポットの規格や個別ポットの間の離隔距離によって冷温水ホースの間の間隔を調節するように冷温水ホースが挿入される複数のホルダー10、20の間の間隔を調節するための間隔調節部30を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
縦横に複数の個別ポット(P1、P2、P3、P4)が形成されたいちご栽培用ポットP上に各個別ポット(P1、P2、P3、P4)に沿って設置される冷温水ホース(H1、H2)の間の間隔を一定に維持するための冷温水ホース間隔維持具(1)であって、
前記間隔維持具(1)は、前記個別ポット(P1、P2、P3、P4)の規格、個別ポット(P1、P2、P3、P4)の間の離隔距離又はいちご母株や子苗の大きさによって冷温水ホース(H1、H2)の間の間隔を調節するように、冷温水ホース(H1、H2)が挿入される複数の開放型リング形のホルダー(10、20)の間の間隔を調節するための間隔調節部(30)を含み、前記間隔調節部(30)は、それぞれのホルダー(10、20)から一体に延びる延長片(32、34)が互いに嵌合状態を成し、前記延長片(32、34)には所定の間隔ごとに雄型の結合突起(33)及び雌型の結合孔(35)が形成され、前記結合突起(33)と結合孔(35)との結合位置を変更することによって両側ホルダー(10、20)の間の間隔を調節し、前記一方の延長片(32)は平板状になり、他方の延長片(34)は上下部に前記一方の延長片(32)の上下部をガイドするためのベンディング部(34a、34b)が形成され、前記ベンディング部(34a、34b)には補助結合溝(35a)が一定の間隔で形成され、前記一方の延長片(32)には前記補助結合溝(35a)に係合される補助結合突起(33a)が形成されることを特徴とする、いちご栽培用冷温水ホース間隔維持具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、いちご栽培の際、母株の根冠部、又は、いちご育苗の際、母株から子苗を移植するとき、子苗の根付き及び子苗の成長に重要ないちご子苗の根冠部の温度を成長に応じて調節することで、病虫害に強く丈夫な子苗を得るために設置されるいちご栽培用冷温水ホースがいちご子苗の根冠部に最大限近づく状態を安定的に維持するための冷温水ホース間隔維持具に関する。
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【背景技術】
【0002】
一般に、いちごは施設ハウス内で栽培される。これは、いちごが温度に敏感であるので、外気温度に関係なく生育に適した温度である20~23度を一定に維持する必要がある。上述したいちごの生育に適した温度は、いちご母株又は子苗の生長点である冠部及び根部(以下、「根冠部」と略称する)に相当する位置の温度を基準としなければならない。この温度を一定に維持するために、施設ハウス全体をこの温度に維持しようとする場合、かなりのエネルギー費用がかかるという問題があることはもちろんのこと、施設ハウス内の栽培空間の温度を設定温度に合わせても、個別ポット内の土壌を経ていちごの根冠部に伝達されるから、適正温度として伝達されず、これと反対に根冠部に適した温度にセットすれば、施設ハウス内の全体空間温度が必要以上に高くなるか又は低くなり、むしろ植物の水分を蒸発させるか又は冷害を及ぼすなどの他の問題を引き起こすことになる。
【0003】
最近では、これを解決するために、特許文献1又は特許文献2に開示されているように、いわゆる「冠部冷暖房システム」によって、冷温水ホースやパッドを栽培用ポット上に長く設置することにより、個別ポットで栽培されている子苗の根冠部を一定の温度に維持することができるようにしている。
【0004】
一方、上述した冷温水ホースやパッドは子苗の根冠部に最大限近づく状態を維持する場合にのみ、いちごが元気に生育することができるが、柔軟性材質からなる冷温水ホースが長く延びており、別途の整列手段を備えていないから、隣接した個別ポットに沿って平行な状態を維持することができず、くねくねと設置されるので、ある個別ポットでは冷温水ホースがいちご子苗の根冠部に近づく状態を成すこともあるが、他の個別ポットでは冷温水ホースがいちご子苗の根冠部から遠く離隔した状態を成すので、すべての個別ポットで生育されているそれぞれのいちご子苗を効率的に一定の温度に維持することが難しいという問題点が見つかった。
【0005】
さらに、いちご栽培用又は育苗用ポットは製造業者別に規格が異なって個別ポットの大きさ及び個別ポット間の離隔間隔が異なるように製作されるので、規格の異なる栽培用又は育苗用ポットに関係なく、根冠部のための冷温水ホースを各個別ポットで生育されているいちご子苗の根冠部に最大限近づく状態を維持するための手段が必要な状況である。
【0006】
また、特許文献3にも、植物の生育や育苗に必要な温度条件を、植物に悪影響を与えないながら正確に提供することができるいちご冠部温度制御装置が開示されているが、それぞれの個別ポットの下部にコイル形に配管を連結する方式でなされているから、その製作及び設置にかなりの費用がかかるので、現実化することができない状況である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
韓国登録実用新案第20-0493088号公報
韓国公開実用新案第20-2022-0002906号公報
韓国登録特許第10-1938390号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は前述した問題点を解決するために案出されたものであり、本発明の目的は、いちご栽培用ポットで栽培されているいちご母株又は個別ポットで生育されているいちご子苗の根冠部が生育に適した温度を維持するために設置される冷温水ホースがいちごの根冠部に最大限近づく状態を維持するようにするために、それぞれの個別ポットに沿って配置される複数の冷温水ホース間の間隔を一定にするためのいちご栽培用冷温水ホース間隔維持具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した目的を達成するために、本発明は、縦横に複数の個別ポットが形成されたいちご栽培用ポット上に各個別ポットに沿って設置される冷温水ホースの間の間隔を一定に維持するための冷温水ホース間隔維持具であって、前記間隔維持具は、個別ポットの規格、個別ポットの間の離隔距離又はいちご母株や子苗の大きさによって冷温水ホースの間の間隔を調節するように、冷温水ホースが挿入される複数のホルダーの間の間隔を調節するための間隔調節部を含むいちご栽培用冷温水ホース間隔維持具を提供する。
【0010】
好適な実施例で、前記複数のホルダーは冷温水ホースが挿入されるための開放型リング形になり、前記間隔調節部は、それぞれのホルダーから一体に延びる延長片が互いに嵌合状態を成し、所定の間隔ごとに雄型の結合突起及び雌型の結合孔が形成され、結合突起と結合孔との結合位置を変更することにより、両ホルダーの間の間隔を調節することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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