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公開番号2024164678
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023080339
出願日2023-05-15
発明の名称栽培装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類A01G 9/00 20180101AFI20241120BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】植物の商品性と生産性とについて両立を図ることができる栽培装置を提供する。
【解決手段】栽培装置2は、植物を保持可能な筒状部201を有する保持具20と、複数の搬送路と、セパレータ22とを備える。複数の搬送路のそれぞれには、複数の保持具20が搬送方向に移動可能に配置されている。セパレータ22は、搬送方向に直交する方向に並んで隣り合う保持具20の保持部と保持具20の保持部との間を分けるように設けられて搬送方向に所定の長さを有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
栽培対象である植物を保持可能な保持部(201)を有する保持具(20)と、
それぞれ、複数の前記保持具が搬送方向に移動可能に配置されている複数の搬送路(110)と、
前記搬送方向に対して直交する方向に並んで隣り合う前記保持具の保持部と前記保持具の前記保持部との間を分けるように前記搬送方向に所定の長さを有して設けられているセパレータ(22,122,222,322)と、
を備える栽培装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記保持部に株が定植された定植状態から収穫可能な収穫状態までの期間を、第1段階(G1)、第2段階(G2)および第3段階(G3)に三等分した場合、前記セパレータの先端位置は、前記第1段階における前記植物の上端位置と同等の高さに設定されている請求項1に記載の栽培装置。
【請求項3】
前記保持部に株が定植された定植状態から収穫可能な収穫状態までの期間を、第1段階(G1)、第2段階(G2)および第3段階(G3)に三等分した場合、前記セパレータの先端位置は、前記第1段階における前記植物の上端位置よりも高い位置に設定されている請求項1に記載の栽培装置。
【請求項4】
前記セパレータは、前記搬送方向に対して直交する方向に並んで隣り合う前記保持具の保持部と前記保持具の前記保持部との間において、前記搬送路の搬送方向長さの全体にわたって設けられている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の栽培装置。
【請求項5】
前記セパレータは、前記搬送路のうち前記植物が収穫可能な後半レーン位置において設けられておらず、前記後半レーン位置を除くレーン位置において、前記搬送方向に対して直交する方向に並んで隣り合う前記保持具の保持部と前記保持具の前記保持部との間に設けられている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の栽培装置。
【請求項6】
前記セパレータには、厚さ方向に貫通する通気用開口部が形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の栽培装置。
【請求項7】
前記通気用開口部は、第1位置に設けられた第1開口部(22a)と、前記第1位置よりも前記植物が収穫可能な状態に近く、前記収穫可能な状態である位置を含む第2位置に設けられた第2開口部(22b)とを含み、
前記第2開口部は、前記第1開口部よりも大きい開口面積を有している請求項6に記載の栽培装置。
【請求項8】
ロボット装置(33)によって駆動されて開閉し、前記保持部を把持する一対の把持部(330)を備え、
前記保持部の上端部よりも低い位置において前記セパレータに形成された挿通用開口部(22c)を備え、
前記一対の把持部は、前記セパレータの外側から前記挿通用開口部に挿通されて閉動作することにより前記保持部を把持する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の栽培装置。
【請求項9】
前記保持具の上方に設置されて、前記搬送方向に対して直交する方向に延びる直管状の照明装置(40)を複数個備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の栽培装置。
【請求項10】
前記保持具の上方に設置されて、前記植物に向けて投光する照明装置(4)を備え、
前記セパレータは、透明である材質によって形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の栽培装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、植物の株を保持した保持具を生長に応じて搬送路上で移動させて植物を収穫する栽培装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、植物の株を保持した保持具を生長に応じて各搬送路上で移動させ、生長した植物を搬送路の端部で収穫する栽培装置を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/042891号(A1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
横方向に並ぶ複数の搬送路を備える栽培装置の場合、保持具の搬送に伴って成長する植物は葉などが横方向に展開するため、隣り合う搬送路の植物の葉と葉とが絡み合う。このため、葉の傷みや欠損が生じて植物の商品性が低下することがある。また、隣り合う搬送路の植物の葉と葉との絡み合いを防止するために、保持具のサイズを大きくした場合、単位面積当たりの生産性が低下することになる。
【0005】
この明細書における開示の目的は、植物の商品性と生産性とについて両立を図ることができる栽培装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
【0007】
開示された栽培装置の一つは、栽培対象である植物を保持可能な保持部(201)を有する保持具(20)と、それぞれ、複数の保持具が搬送方向に移動可能に配置されている複数の搬送路(110)と、搬送方向に対して直交する方向に並んで隣り合う保持具の保持部と保持具の保持部との間を分けるように搬送方向に所定の長さを有して設けられているセパレータ(22,122,222,322)と、を備える。
【0008】
この栽培装置によれば、搬送方向に対して直交する方向に並んで隣り合う植物の間に、セパレータが介在するため、葉などが絡み合うことを抑制できる。これにより、葉などが傷んだり欠損したりすることを抑えるので、植物の商品性が低下することを抑制できる。このようにセパレータによって商品性を確保できるので、葉などが絡み合わないようにスペースを確保するために、隣り合う保持部と保持部の間隔を大きく広げる必要がない。このため、商品性を確保しつつ保持具の大きさを抑えることが可能になり、単位面積当たりの生産性を向上できる。したがって、この栽培装置は、植物の商品性と生産性とについて両立を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の栽培装置が適用される可搬式ラックを示す図である。
栽培装置に係る制御構成を示す図である。
栽培装置を示す平面図である。
栽培装置を示す斜視図である。
栽培装置の部分断面図の一例である。
栽培装置の部分断面図の一例である。
照明装置を備えた栽培装置の一例を示す平面図である。
第1実施形態の栽培装置において、保持具の搬送工程の一例を示す図である。
第2実施形態の栽培装置において、保持具の搬送工程の一例を示す図である。
第3実施形態の栽培装置を示す側面図である。
第4実施形態の栽培装置を示す側面図である。
第4実施形態の栽培装置を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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