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公開番号
2024168464
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085173
出願日
2023-05-24
発明の名称
乗用田植機のミッションケースの構成。
出願人
個人
代理人
主分類
A01C
11/02 20060101AFI20241128BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】従来、乗用田植機のミッションケースはステアリング装置と変速装置と後輪伝動装置は、それぞれ別々に構成されていたためエンジン位置が機体前方に離れて機体が長くなる、又、植付装置に機能追加する場合には動力取出しや伝達構成が複雑になっている為に高コストとなっている。
【解決手段】側面視で横幅が狭く縦が長い側面視L字状に構成されたミッションケースの上部にはステアリング減速装置を設け、更にその上部にはパワーステアリング装置を設けミッションケースの下部の後側にはサイドクラッチケースを設けた。左右一対の多板式クラッチ装置を近接して設け、一対の平歯車で互いに逆回転させた。
作業機への出力は作業機出力平歯車と後部出力平歯車又は後部出力従動平歯車のいずれかと噛合い動力を伝達させた。後輪へのサイドクラッチ装置と作業機出力軸とを同一のサイドクラッチケース内に設ける。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
走行車体(2)の後方に昇降作動するリンク装置(3)を介して植付作業機(4)を装着した乗用田植機(1)は、一対の前輪(12・12)と一対の後輪(13・13)を設けた4輪駆動走行となっていて、前輪(12)の上側には前輪(12)を操向するハンドル(11)をもうけ、ハンドル(11)の後側には座席(10)を設け、ハンドル(11)の下側には側面視で横幅が狭く縦が長いL字状に構成されたミッションケース(18)が設けられ、ミッションケース(18)の前側にはエンジン(7)をミッションケース(18)に近接して設けたものに於いて、ミッションケース(18)の上部にはステアリング減速装置(19)を設け、更にその上部にはパワーステアリング装置(38)を設けミッションケース(18)の下部の後側にはサイドクラッチケース(22)を設けた乗用田植機のミッションケースとする。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
左右一対の多板式クラッチ装置(254・254)を近接して設け、一対の後部出力平歯車(239b)・後部出力従動平歯車(255a)とで互いに逆回転させる。
【請求項3】
作業機出力軸(267)は一体的に設けた作業機出力平歯車(267a)と後部出力平歯車(239b)又は後部出力従動平歯車(255a)のいずれかと噛合い動力を伝達する。
【請求項4】
後輪(13・13)へ動力を伝達する多板式クラッチ装置(254)と作業機出力軸(267)とを同一のサイドクラッチケース(22)内に設けた。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗用田植機のミッションケースの構成に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、乗用田植機のミッションケースはステアリング装置と変速装置と後輪伝動装置は、それぞれ別々に構成されていた、又、植付装置に公知の回転式均平装置などを機能追加する場合には動力取出しの構成が複雑になっている。又、植付装置を取外し別の作業装置を取付る場合にも動力取出しや伝達構成が複雑になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3250123号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、乗用田植機のミッションケースはステアリング装置と変速装置と後輪伝動装置は、それぞれ別々に構成されていたためエンジン位置が機体前方に離れて機体が長くなる、又、植付装置に公知の回転式均平装置などを機能追加する場合には動力取出しの構成が複雑になっているだけでなく、植付装置を取外し別の作業装置を取付る場合にも動力取出しや伝達構成が複雑になっている為に高コストとなっている。
本発明は、ミッションケースの構成を簡単で縦長に構成しエンジン位置を前輪に近づけると共に、後輪駆動の伝達と、作業装置への動力伝達構成が簡単で低コストとなる後輪伝動装置とする事を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
走行車体(2)の後方に昇降作動するリンク装置(3)を介して植付作業機(4)を装着した乗用田植機(1)は、一対の前輪(12・12)と一対の後輪(13・13)を設けた4輪駆動走行となっていて、前輪(12)の上側には前輪(12)を操向するハンドル(11)をもうけ、ハンドル(11)の後側には座席(10)を設け、ハンドル(11)の下側には側面視で横幅が狭く縦が長いL字状に構成されたミッションケース(18)が設けられ、ミッションケース(18)の前側にはエンジン(7)をミッションケース(18)に近接して設けたものに於いて、ミッションケース(18)の上部にはステアリング減速装置(19)を設け、更にその上部にはパワーステアリング装置(38)を設けミッションケース(18)の下部の後側にはサイドクラッチケース(22)を設けた乗用田植機のミッションケースとする。
左右一対の多板式クラッチ装置(254・254)を近接して設け、一対の後部出力平歯車(239b)・後部出力平歯車(239b)とで互いに逆回転させる。
作業機出力軸(267)は一体的に設けた作業機出力平歯車(267a)と後部出力平歯車(239b)又は後部出力従動平歯車(255a)のいずれかと噛合い動力を伝達している。
後輪(13・13)へ動力を伝達する多板式クラッチ装置(254)と作業機出力軸(267)とを同一のサイドクラッチケース(22)内に設けた。
【発明の効果】
【0006】
側面視で横幅が狭く縦が長い側面視L字状に構成されたミッションケースの上部にはステアリング減速装置を設け、更にその上部にはパワーステアリング装置を設けミッションケースの下部の後側にはサイドクラッチケースを設けた乗用田植機のミッションケースとしたことにより、エンジン位置を前輪に近づけて設ける事でき機体を短くできる。
左右一対の多板式クラッチ装置を近接して設け、一対の平歯車で互いに逆回転させたことにより構造が簡単になる。
作業機への出力は作業機出力平歯車と後部出力平歯車又は後部出力従動平歯車のいずれかと噛合い動力を伝達させることにより構造が簡単になる。
後輪へのサイドクラッチ装置と作業機出力軸とを同一のサイドクラッチケース内に設けたことにより低コストになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
乗用田植機の側面図。
乗用田植機の平面図。
走行車体の配置側面図。
走行車体の配置平面図。
ミッションケースの伝動図。
ミッションケースの側面図。
サイドクラッチ装置の伝動図。
サイドクラッチ装置と作業機出力軸の配置図。
ステアリング装置の伝動図。
ステアリング軸の減速図。
前輪操向と後輪サイドクラッチの作動図。
リヤーアクスルの伝動図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。乗用田植機1は、走行車体2の後方の昇降作動するリンク装置3を介して、6条植えの植付作業機4を装着している。
リンク装置3はアッパーリンク401とロアリンク403リヤーリンク404で略平行四辺形で構成され植付作業機4を上昇、下降する。
植付作業機4には地面を均平にするセンターフロート28とサイドフロート29を具備していて、上部には苗載装置30を搭載している。
【0009】
走行車体2は、左右一対の操向を兼ねた小径の前輪12・12と、その後方には左右一対の大径の後輪13・13が設けられていて回転駆動して走行する。
前輪12の上側には操向や回転駆動しても前輪12と干渉しない位置に平面状のステップ面16aを有するステップ16が設けられている。
後輪13の上部はステップ面16aより高くなるため、局部的に後輪13と干渉しないようにした後輪フェンダー16bで後輪13を覆っている。
【0010】
前記ステップ面16aの上側にはハンドル11が設けられている。その前方にはエンジン7が設けられ、エンジン7はボンネット15で覆われている。
ハンドル11の後側には、座席台10cの上に操縦者用の座席10が設けられていて、座席台10cの後部もステップ面16aとなっていて補助作業者が安全に移動や苗供給作業できる。
座席10の左右両側で後輪フェンダー16bの前側位置に一対の補助座席10a・10aが補助座席支持10b・10bに回動自由に取り付けられていて、補助作業者が後輪フェンダー16bを跨いで座り楽に安全に苗供給作業をする事が出来る。
(【0011】以降は省略されています)
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