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公開番号2024177847
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096212
出願日2023-06-12
発明の名称草刈機
出願人三陽機器株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A01D 34/86 20060101AFI20241217BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】平らな地面が殆どない三角畦のような隆起部であっても安定的に自走可能な草刈機を提供する。
【解決手段】自走式の草刈機100において、当該草刈機100は、草刈機100の中央において草刈機100の前後方向に延びたセンターピン30と、センターピン30から草刈機100の左右方向に延びると共にセンターピン30を中心として上下方向に揺動可能な左右一対の揺動アーム20と、左右一対の揺動アーム20の先端部に支持されると共に隆起部の両側斜面に沿って走行可能な左右一対のクローラ10と、左右一対の揺動アーム20上で基端部が支持されると共に、先端部が草刈機100の側方に延びたモア支持ロッド70と、モア支持ロッド70の先端部に支持され、隆起部の両側斜面におけるクローラ10の前後領域及び側方領域の雑草等を草刈り可能な左右一対の草刈りモア80と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
圃場における畦や畝のような隆起部の両側斜面に生えた雑草等を草刈りするための自走式の草刈機において、当該草刈機は、
草刈機の中央において草刈機の前後方向に延びたセンターピンと、
前記センターピンから草刈機の左右方向に延びると共に前記センターピンを中心として上下方向に揺動可能な左右一対の揺動アームと、
前記左右一対の揺動アームの先端部に支持されると共に前記隆起部の両側斜面に沿って走行可能な左右一対のクローラと、
前記左右一対の揺動アーム上で基端部が支持されると共に、先端部が草刈機の側方に延びた支持ロッドと、
前記支持ロッドの先端部に支持され、前記隆起部の両側斜面における前記クローラの前後領域及び側方領域の雑草等を草刈り可能な左右一対の草刈りモアと、
を有することを特徴とする草刈機。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記センターピンを中心とする前記左右一対の揺動アームの角度が可変に構成されていることを特徴とする請求項1の草刈機。
【請求項3】
前記左右一対の揺動アームの長手方向中間部が、角度調節プレートによって相互に連結されていることを特徴とする請求項2の草刈機。
【請求項4】
前記角度調節プレートに複数の位置決め孔が形成され、前記揺動アームに連結する位置決め孔を変更することで前記揺動アームの角度が変更可能であることを特徴とする請求項3の草刈機。
【請求項5】
前記支持ロッドの先端部が、当該支持ロッドの基端部に配設された電動シリンダによって、前記隆起部の両側斜面に沿って移動可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項の草刈機。
【請求項6】
前記左右一対の揺動アーム上で、草刈機の電源バッテリを収納する収納ボックスが支持されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項の草刈機。
【請求項7】
前記収納ボックスに、草刈機を遠隔操作する送信機からの信号を受信可能な受信機と、前記信号に基いて前記クローラ、前記電動シリンダ及び前記草刈りモアを制御するコントローラが収納されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項の草刈機。
【請求項8】
前記左右一対の揺動アームの角度が、第2の電動シリンダによって連続的に可変にされていることを特徴とする請求項1の草刈機。
【請求項9】
測位手段からの測位信号を受信する移動受信部を備え、当該移動受信部が受信した測位信号と、基地局の固定受信部が受信した測位信号を受信し、これら測位信号に基づいて前記移動受信部の位置を補正し、当該補正結果に基づいて圃場における畦や畝のような隆起部に沿って自動的に走行可能に構成したことを特徴とする請求項1の草刈機。
【請求項10】
草刈機の角速度を検出する慣性計測部を備え、前記慣性計測部の検出結果に基づいて圃場における畦や畝のような隆起部に沿って自動的に走行可能に構成したことを特徴とする請求項1の草刈機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場における畦や畝のような隆起部の両側斜面に生えた雑草等を草刈りするための自走式の草刈機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
圃場における斜面に生えた雑草等を草刈りする自走式の草刈機は、例えば特許文献1-6のように公知である。これら草刈機のうち小型のものは、作業者が草刈機の後方で操作ハンドルを持って草刈機を走行させながら草刈り作業を行なうことができる。大型のものは、作業者が草刈機に乗って運転しながら草刈り作業を行なうことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-70671号公報
特開2022-162248号公報
特許第5280086号公報
特許第6699021号公報
特許第6719744号公報
特許第6808194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1-6のいずれの草刈機も、草刈機の車輪やクローラは平らな地面の上を移動する。したがって、断面三角形状の所謂三角畦のように両側斜面の間に平らな地面が殆どないような隆起部では、草刈機を安定走行させることが非常に困難である。このため、三角畦のような隆起部の草刈り作業は事実上手作業で行わざるを得なかった。
【0005】
そこで本発明の目的は、平らな地面が殆どない三角畦のような隆起部であっても安定的に自走可能な草刈機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明に係る草刈機は、圃場における畦や畝のような隆起部の両側斜面に生えた雑草等を草刈りするための自走式の草刈機において、当該草刈機は、草刈機の中央において草刈機の前後方向に延びたセンターピンと、前記センターピンから草刈機の左右方向に延びると共に前記センターピンを中心として上下方向に揺動可能な左右一対の揺動アームと、前記左右一対の揺動アームの先端部に支持されると共に前記隆起部の両側斜面に沿って走行可能な左右一対のクローラと、前記左右一対の揺動アーム上で基端部が支持されると共に、先端部が草刈機の側方に延びた支持ロッドと、前記支持ロッドの先端部に支持され、前記隆起部の両側斜面における前記クローラの前後領域及び側方領域の雑草等を草刈り可能な左右一対の草刈りモアと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の草刈機によれば、三角畦のような隆起部であっても安定的に自走可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る草刈機の(a)平面図と(b)正面図である。
隆起部の両側斜面の傾斜角が大きい場合の草刈機の正面図である。
隆起部の水平面と片側斜面を草刈りする場合の草刈機の正面図である。
GNSS衛星からの測位信号で自動走行する草刈機のイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態に係る草刈機100を図1に基いて説明する。この草刈機100は左右一対のクローラ10を有する。この左右一対のクローラ10は、それぞれ走行モータ12で駆動される。
【0010】
左右の走行モータ12の回転数を制御することで、草刈機100を旋回させたり、走行方向を変えたりすることができる。したがって、ステアリング機構を不要化して構造簡単で低コストな草刈機100とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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