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公開番号
2024180158
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023099639
出願日
2023-06-16
発明の名称
ポリウレタン樹脂組成物および建材の隅部構造
出願人
コニシ株式会社
代理人
弁理士法人G-chemical
主分類
C08G
18/30 20060101AFI20241219BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】端部に傾斜面を有する2つの窯業系サイディング材の傾斜面同士を貼り合わせて硬化した際の、硬化物の強度が高く、且つ硬化物を破壊した際の破壊状態が良好であるポリウレタン樹脂組成物を提供する。
【解決手段】本発明のポリウレタン樹脂組成物は、(A)ウレタンプレポリマー、(B)親水性希釈剤、(C)表面処理シリカ、および(D)炭酸カルシウムを含み、端部に傾斜面を有し、前記傾斜面同士を貼り合わせて隅部を形成するための2つの窯業系サイディング材の前記貼り合わせ用途である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)ウレタンプレポリマー、(B)親水性希釈剤、(C)表面処理シリカ、および(D)炭酸カルシウムを含み、
それぞれが端部に有する傾斜面同士を貼り合わせて隅部を形成するための2つの窯業系サイディング材の前記貼り合わせ用途である、ポリウレタン樹脂組成物。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
(C)表面処理シリカはトリメチルシリル基処理シリカである、請求項1に記載のポリウレタン樹脂組成物。
【請求項3】
(B)親水性希釈剤はヒドロキシ基を有しないポリエーテル系溶剤である、請求項1または2に記載のポリウレタン樹脂組成物。
【請求項4】
(B)親水性希釈剤は下記式(1)で表される化合物である、請求項1または2に記載のポリウレタン樹脂組成物。
R
1
-X
1
-(O-R
3
)
n
-O-X
2
-R
2
(1)
[式(1)中、R
1
およびR
2
は、同一または異なって、一価の炭化水素基を示し、R
3
は二価の炭化水素基を示し、X
1
およびX
2
は、同一または異なって、単結合またはカルボニル基を示し、nは1以上の整数を示す。]
【請求項5】
(D)炭酸カルシウムは、粒度分布において0.5~50μmの間にピークトップを有する、請求項1または2に記載のポリウレタン樹脂組成物。
【請求項6】
前記2つの窯業系サイディング材と、前記2つの窯業系サイディング材の前記傾斜面同士を接着する請求項1または2に記載のポリウレタン樹脂組成物の硬化物とを備え、
前記2つの窯業系サイディング材の前記傾斜面同士が突き合せられて前記隅部が形成される、建材の隅部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はポリウレタン樹脂組成物および建材の隅部構造に関する。より詳細には、本発明は、それぞれが端部に有する傾斜面同士を貼り合わせて隅部を形成するための2つの窯業系サイディング材の貼り合わせに用いられるポリウレタン樹脂組成物、および、当該ポリウレタン樹脂組成物により2つの窯業系サイディング材が貼り合わせられた建材の隅部構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
建材の隅部(コーナー部)は、端部に傾斜面を有する窯業サイディング材同士が接着剤を介して貼り合わさった構造となっている。このような窯業系サイディングの貼り合わせには、作業効率の向上を目的として、高周波誘電加熱を利用した接着方法が提案されている(例えば特許文献1~3参照)。高周波誘電加熱を利用した接着方法は、水分を含む窯業系サイディング材同士を湿気硬化型ポリウレタン樹脂系接着剤を介して密着させた後、高周波加熱を施すことで当該ポリウレタン樹脂系接着剤を硬化させ、窯業系サイディング材を接着する。
【0003】
特許文献1には、分子鎖にポリオキシエチレン基を有する高分子化合物を含む湿気硬化型ポリウレタン系接着剤によれば極めて短時間で硬化して窯業系サイディング材を接着すると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-129129号公報
特開2013-14676号公報
特開2011-74322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記接着剤には、窯業系サイディング材が接着した状態において、衝撃を受けた場合であっても接着性に優れることが求められる。しかしながら、従来の接着剤を用いて硬化し接着させた窯業系サイディング材は、接着面に衝撃を与えて破壊させた際、窯業系サイディング材表面で破壊されており破壊状態が悪く、接着性が充分ではなかった。接着剤に希釈剤を添加することにより、接着剤の窯業系サイディング材への浸透性が向上し、破壊状態の改善を図れるが、硬化物の強度は脆弱となる。
【0006】
従って、本発明の目的は、端部に傾斜面を有する2つの窯業系サイディング材の傾斜面同士を貼り合わせて硬化した際の、硬化物の強度が高く、且つ硬化物を破壊した際の破壊状態が良好であるポリウレタン樹脂組成物を提供することにある。また、本発明の他の目的は、硬化物の強度が高く、且つ硬化物を破壊した際の破壊状態が良好である建材の隅部構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、ウレタンプレポリマー、親水性希釈剤、表面処理シリカ、および炭酸カルシウムを含むポリウレタン樹脂組成物によれば、端部に傾斜面を有する2つの窯業系サイディング材の傾斜面同士を貼り合わせて硬化した際の、硬化物の強度が高く、且つ硬化物を破壊した際の破壊状態が良好であることを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて完成されたものに関する。
【0008】
すなわち、本発明は、(A)ウレタンプレポリマー、(B)親水性希釈剤、(C)表面処理シリカ、および(D)炭酸カルシウムを含み、それぞれが端部に有する傾斜面同士を貼り合わせて隅部を形成するための2つの窯業系サイディング材の上記貼り合わせ用途である、ポリウレタン樹脂組成物を提供する。
【0009】
(C)表面処理シリカはトリメチルシリル基処理シリカであることが好ましい。
【0010】
(B)親水性希釈剤はヒドロキシ基を有しないポリエーテル系溶剤であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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