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公開番号2024180027
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099435
出願日2023-06-16
発明の名称粒剤の散布容器
出願人株式会社エス・ディー・エス バイオテック
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A01M 9/00 20060101AFI20241219BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】所定量の粒剤を散布するために好適な散布容器を提供する。
【解決手段】粒剤の散布容器であって、粒剤を注入可能に構成された注入口と、前記粒剤を貯留可能に構成された貯留室と、前記貯留室から所定量以下の前記粒剤を受け入れ可能であり、受け入れた前記粒剤を収容するように構成された定量室と、前記定量室に収容された前記粒剤を受け入れ可能であり、受け入れた前記粒剤を散布可能に保持するように構成された排出部とを備え、前記散布容器は、前記排出部からの前記粒剤の散布に際して、前記貯留室から前記定量室への前記粒剤の流入を伴わないように構成されている、散布容器が提供される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
粒剤の散布容器であって、
粒剤を注入可能に構成された注入口と、
前記粒剤を貯留可能に構成された貯留室と、
前記貯留室から所定量以下の前記粒剤を受け入れ可能であり、受け入れた前記粒剤を収容するように構成された定量室と、
前記定量室に収容された前記粒剤を受け入れ可能であり、受け入れた前記粒剤を散布可能に保持するように構成された排出部と
を備え、
前記散布容器は、前記排出部からの前記粒剤の散布に際して、前記貯留室から前記定量室への前記粒剤の流入を伴わないように構成されている、
散布容器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記粒剤が前記排出部から散布される際に、前記貯留室から前記定量室への前記粒剤の流入を抑制する第1抑制機構、
をさらに備える、
請求項1に記載の散布容器。
【請求項3】
前記貯留室は、前記注入口から前記貯留室へ向かう前記散布容器の長手方向に沿って、前記定量室に連通しており、
前記排出部は、前記貯留室から前記注入口へ向かう逆向きの長手方向に沿って、前記定量室と反対側に位置し、前記逆向きの長手方向に沿って前記注入口より前方に位置している、
請求項2に記載の散布容器。
【請求項4】
前記定量室と前記排出部とに連通する排出管、をさらに備え、
前記排出管は、仕切り板によって前記貯留室から区画され、前記散布容器の前記長手方向に沿って延在する、
請求項3に記載の散布容器。
【請求項5】
前記散布容器の前記長手方向を含む平面において、前記排出部が前記定量室に対して鉛直下方に位置する場合、
前記貯留室から前記定量室への前記粒剤の流入は抑制され、
前記定量室から前記排出部への前記粒剤の流入は可能である
ように構成されている、
請求項4に記載の散布容器。
【請求項6】
前記第1抑制機構は、前記貯留室の外縁の一部を区画し、前記貯留室の内部に延在するとともに、前記散布容器の前記長手方向に対して傾斜した、斜行板を含み、
前記斜行板は、前記仕切り板から離隔する方向に沿って、前記定量室に向かうように傾斜している、
請求項5に記載の散布容器。
【請求項7】
前記粒剤を散布する際にユーザが前記散布容器を把持するための被把持部、
をさらに備える、
請求項4~6のいずれか一項に記載の散布容器。
【請求項8】
前記被把持部は、前記貯留室と、前記長手方向に沿って前記貯留室と並んで延在する前記排出管の部分とを収容する前記散布容器の本体部に比べて、より細い径を有するように構成されている、
請求項7に記載の散布容器。
【請求項9】
前記被把持部は、前記定量室の少なくとも一部を収容し、
前記排出部は、前記逆向きの長手方向に沿って前記本体部から突出する前記排出管の部分に連通している、
請求項8に記載の散布容器。
【請求項10】
前記定量室の外縁の一部を区画し、前記貯留室から前記定量室への前記所定量より多い前記粒剤の流入を抑制する第2抑制機構、
をさらに備える、
請求項1~6のいずれか一項に記載の散布容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、粒剤の散布容器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、水稲における除草剤として水面浮遊型自己拡散性粒剤が用いられている。粒剤の散布には、手撒き散布のみならず、水溶性フィルムに包装したジャンボ剤、ドローンや無人ヘリによる空中散布、散粒機による地上散布、柄杓による散布や水口施用等、様々な方法が採用されてきた。近年の農業従事者の減少や高齢化を鑑みると、農業従事者の負担軽減のために、特別な機械を必要とせず労力を必要としない簡便な方法での散布方法が好ましい。
【0003】
散布容器を用いた散布は、特別な道具や高価な機械を必要とせず、またユーザの身体にタンクやタライ等の運搬容器の装着をすることなく、粒剤を簡便に散布できる方法である。例えば、特許文献1及び2は、農業用水面浮遊性粒剤を散布する散布容器を開示している。しかしながら、特許文献1及び2に開示された散布容器は、ユーザの筋力や散布容器の振り方等に依存して、散布量にばらつきがある。
【0004】
一方、特許文献3及び4は、所定量の粉体を排出する排出容器を開示している。しかし、特許文献3及び4に開示された排出容器は、容器を傾けて、または倒立させて、排出口から粉体を排出するものであり、粒剤を広範囲へ散布するためには適していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-300143号
特開2008―245525号
実用新案出願公開 平1-144385号
実用新案出願公開 昭60-112475号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、所定量の粒剤を散布するために好適な散布容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様は、粒剤の散布容器であって、粒剤を注入可能に構成された注入口と、前記粒剤を貯留可能に構成された貯留室と、前記貯留室から所定量以下の前記粒剤を受け入れ可能であり、受け入れた前記粒剤を収容するように構成された定量室と、前記定量室に収容された前記粒剤を受け入れ可能であり、受け入れた前記粒剤を散布可能に保持するように構成された排出部とを備え、前記散布容器は、前記排出部からの前記粒剤の散布に際して、前記貯留室から前記定量室への前記粒剤の流入を伴わないように構成されている、散布容器である。
【0008】
上記第1の態様では、注入口から注入された粒剤のうち、所定量が定量室に収容され、排出部に受け入れられ、この所定量の粒剤が排出部から散布される際に、貯留室に貯留された粒剤は定量室へ流入しない。よって第1の態様によれば、散布容器を用いて粒剤を散布するユーザの筋力や、散布容器の振り方に依存した散布量の変動を抑制し、所定量の粒剤を散布することができる。
【0009】
本開示の第2の態様は、上記第1の態様において、前記粒剤が前記排出部から散布される際に、前記貯留室から前記定量室への前記粒剤の流入を抑制する第1抑制機構、をさらに備える、散布容器である。
【0010】
上記第2の態様では、ユーザが散布容器を用いて粒剤の散布を行う際に、散布容器に設けられた第1抑制機構が、貯留室から定量室への粒剤の流入を抑制するように機能する。よって第2の態様によれば、散布容器から所定量を超える量の粒剤が散布されることが確実に抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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