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公開番号
2024179706
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098756
出願日
2023-06-15
発明の名称
処理装置、処理方法、およびプログラム
出願人
日本製鉄株式会社
代理人
個人
主分類
G01S
7/40 20060101AFI20241219BHJP(測定;試験)
要約
【課題】 装入物の表面までの距離を非接触で測定する際に、容器内の状況に応じて多様に変化する測定環境の良否の情報を得る。
【解決手段】 処理装置100は、非接触式原料レベルの測定値を含む複数種類の操業情報に基づいて、非接触式測定装置10の測定環境の良否を判定する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器内の装入物の表面までの距離を非接触で測定する測定装置の測定環境を判定するための処理を行う処理装置であって、
前記測定装置の測定値を含む複数種類の操業情報に基づいて、前記測定環境の良否を判定する判定部を備える、処理装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記操業情報は、実行中の操業工程または実行中でない操業工程を特定可能な操業フェーズ情報と、前記容器に対する操作の内容を特定可能な操業アクション情報と、のうちの少なくとも一方を含む、請求項1に記載の処理装置。
【請求項3】
前記操業フェーズ情報は、実行中の操業工程または実行中でない操業工程として、前記測定装置が測定を行う操業工程を特定可能な情報を含み、
前記操業アクション情報は、前記測定装置が測定中であるときの操作の内容を特定可能な情報を含む、請求項2に記載の処理装置。
【請求項4】
前記操業アクション情報は、前記容器の内部に供給される物質に関する情報を含む、請求項2または3に記載の処理装置。
【請求項5】
前記判定部は、前記操業フェーズ情報に基づいて特定される前記操業工程が所定の操業工程である場合または所定の操業工程でない場合に、前記測定値に基づいて、前記測定環境の良否を判定する、請求項2または3に記載の処理装置。
【請求項6】
前記判定部は、前記測定値の時間変化に基づいて、前記測定環境の良否を判定する、請求項1~3のいずれか1項に記載の処理装置。
【請求項7】
前記判定の結果に基づく情報を出力する第1出力部をさらに備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の処理装置。
【請求項8】
前記第1出力部は、前記判定の結果を報知するための情報である報知情報を出力する報知情報出力部を有する、請求項7に記載の処理装置。
【請求項9】
前記第1出力部は、前記判定部による前記測定環境の良否の判定結果が変わった場合に、前記報知情報を出力する、請求項8に記載の処理装置。
【請求項10】
前記第1出力部は、前記判定の結果に基づく操業指示を示す操業指示情報を出力する操業指示情報出力部を有する、請求項7に記載の処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、処理装置、処理方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
容器内の装入物の表面の高さ位置を測定するために、容器内の装入物の表面までの距離を非接触で測定することが行われている。この種の技術として特許文献1には、マイクロ波距離計で測定された距離が異常である場合には測定値を更新せず、その後、その状態が継続した場合には測定値として出力することにより、特殊な現象が生じた場合の測定誤差を低減することが記載されている。また、特許文献2には、マイクロ波距離計で測定された距離の時間変化が閾値よりも小さい場合に距離の現在値を測定値として出力するに際し、距離に応じて閾値を可変とすることにより、測定範囲を拡大および測定精度を向上させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公昭60-16586号公報
特開昭61-226670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1、2に記載の技術では、測定視野内に原料が存在する場合に、測定値を出力しないことに留まる。したがって、容器内の状況に応じて多様に変化する測定環境の良否を判定することが容易ではない。
【0005】
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、装入物の表面までの距離を非接触で測定する際に、容器内の状況に応じて多様に変化する測定環境の良否の情報を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の処理装置は、容器内の装入物の表面までの距離を非接触で測定する測定装置の測定環境を判定するための処理を行う処理装置であって、前記測定装置の測定値を含む複数種類の操業情報に基づいて、前記測定環境の良否を判定する判定部を備える。
【0007】
本発明の処理方法は、容器内の装入物の表面までの距離を非接触で測定する測定装置の測定環境を判定するための処理を行う処理方法であって、前記測定装置の測定値を含む複数種類の操業情報に基づいて、前記測定環境の良否を判定する判定工程を備える。
【0008】
本発明のプログラムは、前記処理装置の判定部としてコンピュータを機能させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、装入物の表面までの距離を非接触で測定する際に、容器内の状況に応じて多様に変化する測定環境の良否の情報を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
処理装置の機能的な構成の一例を示す図である。
高炉の(一部の)概略構成の一例を示す図である。
正常時の原料レベルの測定結果の一例を示す図である。
異常時の原料レベルの測定結果の第1の例を示す図である。
異常時の原料レベルの測定結果の第2の例を示す図である。
第1判定部が有する機能の一例を説明するフローチャートである。
第2判定部が有する機能の一例を説明するフローチャートである。
第3判定部が有する機能の一例を説明するフローチャートである。
第1最終判定部が有する機能の一例を説明するフローチャートである。
第2最終判定部が有する機能の一例を説明するフローチャートである。
報知情報出力部が有する機能の一例を説明するフローチャートである。
非接触式測定装置の測定環境の良否を判定する際の処理方法の一例を説明するフローチャートである。
操業指示情報を出力する際の処理方法の一例を説明するフローチャートである。
原料レベル情報を出力する際の処理方法の一例を説明するフローチャートである。
指示飛びおよび荷下がり中の指示上昇の検知結果の一例を示す図である。
指示保持および荷下がり中の指示上昇の検知結果の一例を示す図である。
散水流量を用いた測定環境の良否の検知結果の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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