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公開番号
2024179525
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098440
出願日
2023-06-15
発明の名称
エレベーターの呼び登録システム、エレベーターシステム、及び、プログラム
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人信友国際特許事務所
主分類
B66B
1/14 20060101AFI20241219BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】乗車意思のない利用者が携帯する携帯端末からの無駄な呼び登録の発生を低減することができるエレベーターの呼び登録システム、エレベーターシステム、及び、プログラムを提供する。
【解決手段】無線信号を受信する信号受信部と、信号受信部で無線信号を受信している期間において、所定時間経過毎に、現在の無線信号の信号強度と、現在よりも前のタイミングで受信した無線信号の信号強度の差分を算出することで、無線信号の信号強度の変化量を算出する信号処理部と、を備える。また、信号処理部で算出された信号強度の変化量に基づいて、呼び登録信号を出力する呼び登録送信部を備える。呼び登録送信部は、信号処理部で算出された信号強度の変化量が、正の値からゼロ近傍になった後、所定の期間経過した場合に呼び登録送信部が呼び登録信号を出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
無線信号を受信する信号受信部と、
前記信号受信部で前記無線信号を受信している期間において、所定時間経過毎に、現在の無線信号の信号強度と、現在よりも前のタイミングで受信した無線信号との信号強度の差分を算出することで、前記無線信号の信号強度の変化量を算出する信号処理部と、
前記信号処理部で算出された前記信号強度の変化量に基づいて、呼び登録信号を出力する呼び登録送信部と、を備え、
前記呼び登録送信部は、前記信号処理部で算出された信号強度の変化量が、正の値からゼロ近傍になった場合に、前記呼び登録信号を出力する
エレベーターの呼び登録システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記呼び登録送信部は、前記信号処理部で算出された信号強度の変化量が、正の値からゼロ近傍になった後、所定の期間経過した場合に、前記呼び登録信号を出力する
請求項1に記載のエレベーターの呼び登録システム。
【請求項3】
前記変化量は、前記信号強度が閾値以上になった場合に算出される
請求項2に記載のエレベーターの呼び登録システム。
【請求項4】
前記閾値は、エレベーターの乗り場において利用者が待機する待機エリアと、非待機エリアとの境界地点で観測される無線信号の信号強度に設定されている
請求項3に記載のエレベーターの呼び登録システム。
【請求項5】
前記呼び登録送信部は、前記信号処理部で算出された信号強度の変化量が、負の値になった場合には、呼び登録信号を送信しない
請求項4に記載のエレベーターの呼び登録システム。
【請求項6】
エレベーターの乗り場に設置され、無線信号を発信する無線信号装置と、
前記無線信号を受信する信号受信部と、
前記信号受信部で前記無線信号を受信している期間において、所定時間経過毎に、現在の無線信号の信号強度と、現在よりも前のタイミングで受信した無線信号の信号強度との差分を算出することで、前記無線信号の信号強度の変化量を算出する信号処理部と、
前記信号処理部で算出された前記信号強度の変化量に基づいて、呼び登録信号を生成して出力する呼び登録送信部と、
前記呼び登録送信部から出力された呼び登録信号に基づいて、エレベーターの運転を制御するエレベーター制御部と、を備え、
前記呼び登録送信部は、前記信号処理部で算出された信号強度の変化量が、正の値からゼロ近傍になった場合に、前記呼び登録信号を出力する
エレベーターシステム。
【請求項7】
エレベーターの呼び登録を実行するプログラムにおいて、
無線信号を受信するステップと、
前記無線信号を受信している期間において、所定時間経過毎に、現在の無線信号の信号強度と、現在よりも前のタイミングで受信した無線信号の信号強度との差分を算出することで、前記信号強度の変化量を算出するステップと、
算出された前記信号強度の変化量に基づいて、前記変化量が、正の値からゼロ近傍になった場合に、呼び登録信号を出力するステップと、をコンピューターに実行させるための
プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーターの呼び登録システム、エレベーターシステム、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、エレベーターの利用者がスマートフォンやスマートデバイス等の携帯端末を用いてエレベーターの乗り場呼びとかご呼びを登録することが知られている。これにより、利用者は、各階の乗り場や、エレベーターの乗りかごに設けられた物理ボタンを触ることなく、乗り場呼びとかご呼びとを登録することができる。
【0003】
特許文献1では、ビルに設置された無線機から受信した無線信号に基づいて、携帯端末から呼び登録を行うことができるエレベーターシステムが開示されている。特許文献1では、携帯端末のビーコン受信部で受信する無線信号の受信電波強度に基づいて、携帯端末の現在位置がエレベーター乗場の呼び登録エリア内に移動したことを検知すると、携帯端末側から、無線機側に、呼び信号を送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-104955号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の発明では、エレベーターへの乗車意思がない利用者がエレベーター乗り場付近を通りかかった場合にも、その利用者が携帯する携帯端末からエレベーター呼びを送信してしまう恐れがある。エレベーターへの乗車意思が無い利用者の携帯端末からの呼び登録信号の誤送信を防ぐことが難しい。
【0006】
そこで、本発明は、乗車意思のない利用者が携帯する携帯端末からの無駄な呼び登録の発生を低減することができるエレベーターの呼び登録システム、エレベーターシステム、及び、プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明のエレベーターの呼び登録システムは、無線信号を受信する信号受信部と、信号受信部で無線信号を受信している期間において、所定時間経過毎に、現在の無線信号の信号強度と、現在よりも前のタイミングで受信した無線信号の信号強度の差分を算出することで、無線信号の信号強度の変化量を算出する信号処理部とを備える。また、信号処理部で算出された信号強度の変化量に基づいて、呼び登録信号を出力する呼び登録送信部を備える。そして、呼び登録送信部は、信号処理部で算出された信号強度の変化量が、正の値からゼロ近傍になった場合に、呼び登録送信部が呼び登録信号を出力する。
【0008】
また、本発明のエレベーターシステムは、エレベーターの乗り場に設置され、無線信号を発信する無線信号装置を備える。また、無線信号を受信する信号受信部と、信号受信部で無線信号を受信している期間において、所定時間経過毎に、現在の無線信号の信号強度と、現在よりも前のタイミングで受信した無線信号の信号強度の差分を算出することで、無線信号の信号強度の変化量を算出する信号処理部とを備える。また、信号処理部で算出された信号強度の変化量に基づいて、呼び登録信号を出力する呼び登録送信部を備える。そして、呼び登録送信部は、信号処理部で算出された信号強度の変化量が、正の値からゼロ近傍になった場合に、呼び登録送信部が呼び登録信号を出力する。
【0009】
また、本発明のプログラムは、無線信号を受信するステップと、無線信号を受信している期間において、所定時間経過毎に、現在の無線信号の信号強度と、現在よりも前のタイミングで受信した無線信号の信号強度の差分を算出することで、記信号強度の変化量を算出するステップとを有する。また、算出された信号強度の変化量に基づいて、変化量が、正の値からゼロ近傍になった場合に、呼び登録信号を出力するステップと、をコンピューターに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、乗車意思のない利用者が携帯する携帯端末から発生する無駄な呼び登録を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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