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公開番号
2024179438
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098292
出願日
2023-06-15
発明の名称
動力伝達装置及び釣り用リール
出願人
SOLIZE株式会社
代理人
個人
主分類
A01K
89/01 20060101AFI20241219BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】与えられた駆動力を緩衝しつつ回転軸に伝達することができる動力伝達装置を提供する。
【解決手段】動力伝達装置10は、例えば釣り糸を巻き取るための釣り用リール1に用いられる。動力伝達装置10は、ハンドル軸3に連結される軸連結部22と、ピニオン歯25が周方向に沿って形成されたピニオン部24とを有し、ハンドル軸3とともに回転するように構成される回転連結部20と、回転連結部20を回転可能に収容する収容部34と、駆動力を受ける操作部32とを有するハンドルアーム部30と、ハンドルアーム部30に対して-X方向に移動可能に構成され、回転連結部20のピニオン歯25と噛合するラック歯48がX方向に沿って並んで形成される可動ラック部40と、ハンドルアーム部30に対する可動ラック部40の-X方向への移動距離に対応した付勢力F
S
で可動ラック部40を+X方向に付勢するコイルバネ70とを備える。
【選択図】図7A
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸に駆動力を伝達して回転させるための動力伝達装置であって、
前記回転軸に連結される軸連結部と、複数のピニオン歯が周方向に沿って形成されたピニオン部とを有し、前記回転軸とともに回転するように構成される回転連結部と、
前記回転連結部を回転可能に収容する収容部と、前記回転軸から半径方向に離れた位置で前記駆動力を受ける駆動力入力部とを有するアーム部と、
前記アーム部に対して作動方向に移動可能に構成され、前記回転連結部の前記複数のピニオン歯と噛合する複数のラック歯が前記作動方向に沿って並んで形成される可動ラック部と、
前記アーム部に対する前記可動ラック部の前記作動方向への移動距離に対応した付勢力で前記可動ラック部を前記作動方向とは反対の付勢方向に付勢する付勢部と
を備える、動力伝達装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
無負荷状態において前記可動ラック部の前記付勢方向への移動を規制する規制部をさらに備える、請求項1に記載の動力伝達装置。
【請求項3】
前記付勢部が前記可動ラック部を付勢する付勢力を調整可能な付勢力調整部をさらに備える、請求項1に記載の動力伝達装置。
【請求項4】
雄ネジ部を含む軸部を有するシャフトと、
前記シャフトの前記雄ネジ部に螺合するナット部と
とをさらに備え、
前記付勢部は、前記ナット部と前記可動ラック部との間に配置されるバネにより構成され、
前記付勢力調整部は、前記ナット部と前記シャフトとにより構成される、
請求項3に記載の動力伝達装置。
【請求項5】
前記回転連結部は、少なくとも1つの円筒面を有し、
前記可動ラック部は、無負荷状態において前記回転連結部の前記少なくとも1つの円筒面に突き当たる少なくとも1つの突起部を有する、
請求項1に記載の動力伝達装置。
【請求項6】
前記回転連結部の前記少なくとも1つの円筒面は、前記ピニオン部を挟んで前記回転軸に沿った方向に配置される1対の円筒面を含み、
前記可動ラック部の前記少なくとも1つの接触部は、前記無負荷状態において前記回転連結部の前記1対の円筒面に突き当たる1対の突起部を有する、
請求項5に記載の動力伝達装置。
【請求項7】
スプールと、
請求項1から6のいずれか一項に記載の動力伝達装置と、
前記スプールを回転させるためのハンドル軸であって、前記回転軸としてのハンドル軸と、
前記動力伝達装置の前記駆動力入力部に取り付けられるノブと
を備える、釣り用リール。
【請求項8】
前記動力伝達装置及び前記ノブの重心は、前記回転軸の中心に位置するように構成される、請求項7に記載の釣り用リール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動力伝達装置及び釣り用リールに係り、特に回転軸に駆動力を伝達するための動力伝達装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、釣り用のリールは、釣り糸を巻き取るスプールを回転させるためのハンドル軸にハンドルアームが取り付けられており、使用者がこのハンドルアームを回転させることによってスプールが回転して釣り糸が巻き取られる(例えば、特許文献1参照)。釣り糸の仕掛けに魚がかかったときには、使用者がハンドルアームを勢いよく回転させることも考えられるが、そのような場合には、釣り糸の張力に急激な変化が生じ、釣り糸が切れたり、魚が傷ついたりするおそれがある。このため、ハンドルアームを勢いよく回転させた場合であっても、釣り糸の張力に急激な変化が生じないようにできる機構が求められている。また、このような釣り用のリール以外の多種多様な装置においても、急激に与えられた駆動力を緩衝しつつ回転軸に伝達することができる動力伝達機構が必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-308442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、与えられた駆動力を緩衝しつつ回転軸に伝達することができる動力伝達装置を提供することを第1の目的とする。
【0005】
また、本発明は、釣り糸を巻き取る際に釣り糸の張力に急激な変化が生じないようにすることができる釣り用リールを提供することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様によれば、与えられた駆動力を緩衝しつつ回転軸に伝達することができる動力伝達装置が提供される。動力伝達装置は、回転軸に駆動力を伝達して回転させるために使用される。上記動力伝達装置は、上記回転軸に連結される軸連結部と、複数のピニオン歯が周方向に沿って形成されたピニオン部とを有し、上記回転軸とともに回転するように構成される回転連結部と、上記回転連結部を回転可能に収容する収容部と、上記回転軸から半径方向に離れた位置で上記駆動力を受ける駆動力入力部とを有するアーム部と、上記アーム部に対して作動方向に移動可能に構成され、上記回転連結部の上記複数のピニオン歯と噛合する複数のラック歯が上記作動方向に沿って並んで形成される可動ラック部と、上記アーム部に対する上記可動ラック部の上記作動方向への移動距離に対応した付勢力で上記可動ラック部を上記作動方向とは反対の付勢方向に付勢する付勢部とを備える。
【0007】
本発明の第2の態様によれば、釣り糸を巻き取る際に釣り糸の張力に急激な変化が生じないようにすることができる釣り用リールが提供される。釣り用リールは、スプールと、上述した動力伝達装置と、上記スプールを回転させるためのハンドル軸であって、上記回転軸としてのハンドル軸と、上記動力伝達装置の上記駆動力入力部に取り付けられるノブとを備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態における動力伝達装置を釣り用リールに適用した例を示す斜視図である。
図2は、図1に示す釣り用リールのハンドル機構を示す正面図である。
図3は、図2に示すハンドル機構の分解斜視図である。
図4Aは、図2に示すハンドル機構における回転連結部の正面図である。
図4Bは、図4Aの回転連結部の平面図である。
図5Aは、図2に示すハンドル機構におけるアーム部の斜視図である。
図5Bは、図5Aのアーム部の正面図である。
図5Cは、図5Aのアーム部の平面図である。
図5Dは、図5Aのアーム部の右側面図である。
図6Aは、図2に示すハンドル機構における可動ラック部の正面図である。
図6Bは、図6Aの可動ラック部の底面図である。
図6Cは、図6Aの可動ラック部の右側面図である。
図6Dは、図6CのA-A線断面図である。
図6Eは、図6AのB-B線断面図である。
図7Aは、図2に示すハンドル機構を図6Dの断面図と同じ平面で切断したときの断面図である。
図7Bは、図2に示すハンドル機構を図6Eの断面図と同じ平面で切断したときの断面図である。
図8Aは、図2に示すハンドル機構の動作を説明するための模式的断面図である。
図8Bは、図2に示すハンドル機構の動作を説明するための模式的断面図である。
図8Cは、図2に示すハンドル機構の動作を説明するための模式的断面図である。
図9は、本発明の他の実施形態におけるハンドル機構を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る動力伝達装置の実施形態について図1から図9を参照して詳細に説明する。図1から図9において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図9においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。以下の説明では、特に言及がない場合には、「第1」や「第2」などの用語は、構成要素を互いに区別するために使用されているだけであり、特定の順位や順番を表すものではない。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態における動力伝達装置10を釣り用リール1に適用した例を示す斜視図である。図1に示す釣り用リール1は、釣り糸を巻き取るスプールを含むリール本体2と、リール本体2に設けられたハンドル軸3(回転軸)に取り付けられるハンドル機構4とを有している。ハンドル機構4は、本発明に係る動力伝達装置10と、動力伝達装置10に回転可能に取り付けられるノブ5とを含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)
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