TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024179041
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023097534
出願日2023-06-14
発明の名称現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20241219BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】第1連通口において第2搬送経路から第1搬送経路への現像剤の受け渡し量を適量化する。
【解決手段】第1搬送スクリュ13b1は、幅方向一端側から第1連通口13fを幅方向中央部側に第1所定距離H1だけ超えた第1領域Z1(第1の領域)の軸径M1が、それ以外の領域Z2の軸径M2よりも小さくなるように形成された第1軸部13b11に、第1スクリュ部13b12が巻装されたものである。また、第2搬送スクリュ13b2は、幅方向一端側から第1連通口13fを幅方向中央部側に第2所定距離H2だけ超えた第1領域X1(第2の領域)の軸径N1が、それ以外の領域X2の軸径N2よりも大きくなるように形成された第2軸部13b21に、第2スクリュ部13b22が巻装されたものである。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
内部に現像剤が収容された現像装置であって、
像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に対向するように第1搬送経路に設置されて、現像剤を幅方向一端側から幅方向他端側に搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1搬送スクリュと、
前記第1搬送スクリュに対して仕切り部を介して対向するように第2搬送経路に設置されて、現像剤を前記幅方向他端側から前記幅方向一端側に搬送する第2搬送スクリュと、
前記幅方向一端側において前記第1搬送経路と前記第2搬送経路とを連通させるように前記仕切り部に開口する第1連通口と、
前記幅方向他端側において前記第1搬送経路と前記第2搬送経路とを連通させるように前記仕切り部に開口する第2連通口と、
を備え、
前記第1搬送スクリュは、前記幅方向一端側から前記第1連通口を幅方向中央部側に第1所定距離だけ超えた第1の領域の軸径が、それ以外の領域の軸径よりも小さくなるように形成された第1軸部に、第1スクリュ部が巻装されたものであって、
前記第2搬送スクリュは、前記幅方向一端側から前記第1連通口を幅方向中央部側に第2所定距離だけ超えた第2の領域の軸径が、それ以外の領域の軸径よりも大きくなるように形成された第2軸部に、第2スクリュ部が巻装されたものであることを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第2搬送スクリュの前記第2軸部は、
前記第2の領域の大径軸部と、
前記それ以外の領域の一部において前記大径軸部の軸径よりも小さな軸径からなる基準軸部と、
前記それ以外の領域であって前記大径軸部と前記基準軸部との間の領域において、前記大径軸部と同等の軸径から前記基準軸部と同等の軸径へと軸径が漸減するテーパ軸部と、
を具備したことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記第2軸部は、前記大径軸部から前記幅方向一端側に延びるように形成されて、前記大径軸部と同等の軸径から前記幅方向一端側に向かうにつれて軸径が漸減する第2テーパ軸部をさらに具備したことを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記第1搬送スクリュの前記第1軸部は、
前記第1の領域の小径軸部と、
前記それ以外の領域の一部において前記小径軸部の軸径よりも大きな軸径からなる基準軸部と、
前記それ以外の領域であって前記小径軸部と前記基準軸部との間の領域において、前記小径軸部と同等の軸径から前記基準軸部と同等の軸径へと軸径が漸増するテーパ軸部と、
を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項5】
前記第1所定距離と前記第2所定距離とが同等であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項6】
内部に現像剤が収容された現像装置であって、
像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に対向するように第1搬送経路に設置されて、現像剤を幅方向一端側から幅方向他端側に搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1搬送スクリュと、
前記第1搬送スクリュに対して仕切り部を介して対向するように第2搬送経路に設置されて、現像剤を前記幅方向他端側から前記幅方向一端側に搬送する第2搬送スクリュと、
前記幅方向一端側において前記第1搬送経路と前記第2搬送経路とを連通させるように前記仕切り部に開口する第1連通口と、
前記幅方向他端側において前記第1搬送経路と前記第2搬送経路とを連通させるように前記仕切り部に開口する第2連通口と、
を備え、
前記第2搬送スクリュは、第2軸部に第2スクリュ部が巻装されたものであって、
前記第2搬送スクリュの前記第2軸部は、
前記幅方向一端側から前記第1連通口を幅方向中央部側に第2所定距離だけ超えた第2の領域において、それ以外の領域の軸径よりも軸径が大きくなるように形成された大径軸部と、
前記それ以外の領域の一部において前記大径軸部の軸径よりも小さな軸径からなる基準軸部と、
前記それ以外の領域において前記大径軸部と前記基準軸部との間の領域において、前記大径軸部と同等の軸径から前記基準軸部と同等の軸径へと軸径が漸減するテーパ軸部と、
を具備したことを特徴とする現像装置。
【請求項7】
前記第2軸部は、前記大径軸部から前記幅方向一端側に延びるように形成されて、前記大径軸部と同等の軸径から前記幅方向一端側に向かうにつれて軸径が漸減する第2テーパ軸部をさらに具備したことを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
【請求項8】
前記第1搬送スクリュの回転数に比べて、前記第2搬送スクリュの回転数が速いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項9】
前記第2の領域において前記第2スクリュ部のスクリュ径は均一であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項10】
前記第2搬送経路は、前記第1搬送経路の下方に配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、2成分現像剤などの現像剤が収容された現像装置と、それを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に設置される現像装置において、現像剤を幅方向に搬送しながら現像ローラ(現像剤担持体)に現像剤を供給する第1搬送スクリュ(第1搬送経路)と、仕切り部材を介して第1搬送スクリュ(第1搬送経路)に対向して現像剤を幅方向の逆方向に搬送する第2搬送スクリュ(第2搬送経路)と、が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このような現像装置は、第2搬送スクリュによって幅方向他端側から幅方向一端側に搬送された現像剤が、第1連通口を介して第2搬送経路から第1搬送経路に受け渡される。そして、第1搬送経路に流入された現像剤が、第1搬送スクリュによって幅方向一端側から幅方向他端側に搬送された後に、第2連通口を介して第2搬送経路に受け渡され、現像剤の循環経路が形成されることになる。
【0004】
一方、特許文献1には、第1連通口において第2搬送経路から第1搬送経路への現像剤を円滑に受け渡すことを目的として、第2搬送スクリュにおける幅方向一端側の軸部を大径化する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の現像装置は、第1連通口において第2搬送経路から第1搬送経路への現像剤の受け渡し量が過剰であったり不足したりして、異常画像が生じてしまうことがあった。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1連通口において第2搬送経路から第1搬送経路への現像剤の受け渡し量が適量化される、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明における現像装置は、内部に現像剤が収容された現像装置であって、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向するように第1搬送経路に設置されて、現像剤を幅方向一端側から幅方向他端側に搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1搬送スクリュと、前記第1搬送スクリュに対して仕切り部を介して対向するように第2搬送経路に設置されて、現像剤を前記幅方向他端側から前記幅方向一端側に搬送する第2搬送スクリュと、前記幅方向一端側において前記第1搬送経路と前記第2搬送経路とを連通させるように前記仕切り部に開口する第1連通口と、前記幅方向他端側において前記第1搬送経路と前記第2搬送経路とを連通させるように前記仕切り部に開口する第2連通口と、を備え、前記第1搬送スクリュは、前記幅方向一端側から前記第1連通口を幅方向中央部側に第1所定距離だけ超えた第1領域の軸径が、それ以外の領域の軸径よりも小さくなるように形成された第1軸部に、第1スクリュ部が巻装されたものであって、前記第2搬送スクリュは、前記幅方向一端側から前記第1連通口を幅方向中央部側に第2所定距離だけ超えた第2領域の軸径が、それ以外の領域の軸径よりも大きくなるように形成された第2軸部に、第2スクリュ部が巻装されたものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、第1連通口において第2搬送経路から第1搬送経路への現像剤の受け渡し量が適量化される、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部を示す構成図である。
現像装置を幅方向にみた概略断面図である。
第2搬送スクリュの幅方向中央部を示す図である。
図4に示す第2搬送スクリュの一部を示す拡大図である。
現像装置における第1、第2搬送経路の幅方向一端側を示す拡大図である。
第2搬送スクリュの大径軸部の軸径と、第1搬送スクリュの小径軸部の軸径と、が変化したときの異常画像の発生の有無について実験した結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社リコー
箔押し装置
15日前
株式会社リコー
画像形成装置
9日前
株式会社リコー
画像形成装置
7日前
株式会社リコー
画像形成装置
16日前
株式会社リコー
液体吐出装置
15日前
株式会社リコー
画像形成装置
15日前
株式会社リコー
コネクタ、及び、機器
15日前
株式会社リコー
画像形成装置及び検査台
7日前
株式会社リコー
乾燥装置及び液体吐出装置
14日前
株式会社リコー
転写装置及び画像形成装置
9日前
株式会社リコー
光照射装置及び画像投射装置
14日前
株式会社リコー
媒体搬送装置及び画像形成装置
16日前
株式会社リコー
画像読取装置および画像読取方法
16日前
株式会社リコー
画像読取装置および画像形成装置
14日前
株式会社リコー
液体吐出装置、および液体吐出方法
16日前
株式会社リコー
画像処理装置およびエッジ検出方法
14日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
21日前
株式会社リコー
シート給送装置、及び、画像形成装置
7日前
株式会社リコー
機器システム、プログラム、表示方法
14日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置
16日前
株式会社リコー
測色装置及びこれを備えた画像形成装置
21日前
株式会社リコー
シート処理装置、及び、画像形成システム
21日前
株式会社リコー
軸支持装置、転写装置および画像形成装置
9日前
株式会社リコー
ラミネート処理装置、及び画像形成システム
16日前
株式会社リコー
書込装置、画像形成装置および書き込み方法
7日前
株式会社リコー
システム、情報処理装置、およびプログラム
7日前
株式会社リコー
画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
8日前
株式会社リコー
画像読取装置、画像形成装置および画像読取方法
9日前
株式会社リコー
画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
8日前
株式会社リコー
シート積載装置、給送装置、及び、画像形成装置
15日前
株式会社リコー
画像読取装置、画像形成装置および画像処理方法
7日前
株式会社リコー
情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
14日前
株式会社リコー
媒体処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム
7日前
株式会社リコー
液体吐出装置、液体吐出方法、及び、制御プログラム
14日前
株式会社リコー
電子機器、画像形成装置、および情報処理プログラム
16日前
株式会社リコー
現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
7日前
続きを見る