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公開番号
2024178685
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023097012
出願日
2023-06-13
発明の名称
メラミン化粧板表面保護用フィルム及びメラミン化粧板
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
33/02 20060101AFI20241218BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】メラミン化粧板への密着性、耐水白化性に優れるメラミン化粧板表面保護用フィルムを提供することにある。
【解決手段】樹脂組成物(B)からなる層(II)を有し、前記樹脂組成物(B)が、式1:CH
2
=C(R
1
)COO-R
2
(ここで、R
1
は、水素原子又はメチル基、R
2
は、水素原子又は第三級炭化水素基、芳香族炭化水素基、及び脂環式炭化水素基から選ばれる基である。)で示される単量体に由来する構成単位を含有するコアシェルゴム(B-2)を含有する、メラミン化粧板表面保護用フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂組成物(B)からなる樹脂層(II)を有し、前記樹脂組成物(B)が、以下式1で示される単量体に由来する構成単位を含有するコアシェルゴム(B-2)を含有する、メラミン化粧板表面保護用フィルム。
CH
2
=C(R
1
)COO-R
2
- 式1
ここで、R
1
は、水素原子又はメチル基、R
2
は、水素原子又は第三級炭化水素基、芳香族炭化水素基、及び脂環式炭化水素基から選ばれる基である。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記樹脂組成物(B)の酸価が5mgKOH/g以上である、請求項1に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルム。
【請求項3】
酸価が5mgKOH/g未満であるアクリル樹脂組成物(A)からなる樹脂層(I)をさらに有する、請求項1に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルム。
【請求項4】
前記樹脂層(I)の最大高さRzが0.15μm以上である、請求項3に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルム。
【請求項5】
前記アクリル樹脂組成物(A)100質量%におけるアンチブロッキング剤の含有率が0.01~2質量%である、請求項3に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルム。
【請求項6】
前記樹脂層(II)の厚みが3~10μmである、請求項3に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルム。
【請求項7】
前記アクリル樹脂組成物(A)がコアシェルゴムを含有し、該コアシェルゴムの粒子径が100nm以上である、請求項3に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルム。
【請求項8】
請求項3~7のいずれか一項に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルムと、メラミン基材とが、樹脂層(I)、樹脂層(II)、メラミン基材の順に積層されたメラミン化粧板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、メラミン化粧板表面保護用フィルム及びメラミン化粧板に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
アクリル樹脂フィルムは透明性や耐候性に優れ、表面硬度も高いことから、例えば、電気製品の光学部品、自動車の内装部品、看板、建材等、屋内又は屋外用途の各種成形品に貼合して、表面を保護するフィルムとして好ましく用いられている。また、アクリル樹脂フィルムの表面に反射防止処理や防汚処理等の表面処理を施して、これを成形品に貼合することにより、成形品に反射防止性や防汚性等の表面機能を付与することもできる。
【0003】
これらの貼合用アクリル樹脂フィルムをアクリル樹脂との接着性に乏しい基材に対して貼合する場合、接着剤、プライマー等を用いると工数と手間がかかるため、コスト面で不利である。そのため、アクリル樹脂フィルムに反応性基を導入する等して、密着性を付与したアクリル樹脂フィルムが開発されてきた。
【0004】
例えば特許文献1には、反応性基を有する単量体に由来する構成単位を含む重合体を含有した、メラミン化粧板への密着性に優れるフィルムが開示されている。
【0005】
例えば特許文献2には、ある一定の酸価を有する樹脂層を含有した、金属への密着性に優れるフィルムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2014/192708号
特開2013-103385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1ではメラミン化粧板へフィルムを貼合せた際の密着性が十分でなかった。一方、特許文献2では金属への密着性には言及しているものの、メラミン化粧板への密着性には言及されていなかった。
そこで、本発明の目的は、メラミン化粧板との密着性、耐水白化性に優れたメラミン化粧板表面保護用フィルム及びそれを用いたメラミン化粧板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は鋭意研究を行なった結果、前記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は以下の[1]~[8]に係る発明である。
[1] 樹脂組成物(B)からなる樹脂層(II)を有し、前記樹脂組成物(B)が、以下式1で示される単量体に由来する構成単位を含有するコアシェルゴム(B-2)を含有する、メラミン化粧板表面保護用フィルム。
CH
2
=C(R
1
)COO-R
2
- 式1
ここで、R
1
は、水素原子又はメチル基、R
2
は、水素原子又は第三級炭化水素基、芳香族炭化水素基、及び脂環式炭化水素基から選ばれる基である。
[2] 樹脂組成物(B)の酸価が5mgKOH/g以上である、[1]に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルム。
[3] 酸価が5mgKOH/g未満であるアクリル樹脂組成物(A)からなる樹脂層(I)をさらに有する、[1]又は[2]に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルム。
[4] 樹脂層(I)の最大高さRzが0.15μm以上である、[3]に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルム。
[5] 前記アクリル樹脂組成物(A)100質量%におけるアンチブロッキング剤の含有率が0.01~2質量%である、[3]又は[4]に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルム。
[6] 前記樹脂層(II)の厚みが3~10μmである、[1]~[5]のいずれか一項に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルム。
[7] 前記アクリル樹脂組成物(A)がコアシェルゴムを含有し、該コアシェルゴムの粒子径が100nm以上である、[3]~[6]のいずれか一項に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルム。
[8] [3]~[7]のいずれか一項に記載のメラミン化粧板表面保護用フィルムと、メラミン基材とが、樹脂層(I)、樹脂層(II)、メラミン基材の順に積層されたメラミン化粧板。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、メラミン化粧板との密着性、耐水白化性に優れたメラミン化粧板表面保護用フィルム及びそれを用いたメラミン化粧板を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[メラミン化粧板表面保護用フィルム]
本発明のメラミン化粧板表面保護用フィルムは、樹脂組成物(B)からなる樹脂層(II)を備える。
該樹脂組成物(B)は、メラミン基材との密着性を発現するため、下記式1で示される単量体に由来する構成単位を含有するコアシェルゴム(B-2)を含む。
CH
2
=C(R
1
)COO-R
2
- 式1
ここで、R
1
は、水素原子又はメチル基、R
2
は、水素原子又は第三級炭化水素基、芳香族炭化水素基、及び脂環式炭化水素基から選ばれる基である。
本発明のメラミン化粧板表面保護用フィルムは、樹脂層(II)にさらにアクリル樹脂組成物(A)からなる樹脂層(I)を積層していてもよい。
本発明のメラミン化粧板表面保護用フィルムが樹脂層(I)と樹脂層(II)の積層フィルムである場合(以下、積層フィルムという)、メラミン基材と貼合する際には、樹脂組成物(B)からなる樹脂層(II)を被貼合体側に向けて貼合層とし、アクリル樹脂組成物(A)からなる樹脂層(I)を被貼合体とは反対側に向けて表面層とするのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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