TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024178522
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023096707
出願日
2023-06-13
発明の名称
コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/42 20060101AFI20241218BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】フロントマスク一体型のリテーナを備えるコネクタにおいて、検査用スライダによる端子半挿入検知を精度良く行うことが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】ハウジング20は、前方を向く前面部24と、前面部24に交差して配置される端面部26と、ハウジング20の内部を延びて端面部26に開口する本体装着部25と、を有している。リテーナ50は、本体装着部25の内部に配置されるリテーナ本体51と、前面部24を覆うように配置されるフロントマスク部52と、リテーナ本体51とフロントマスク部52とをつなぐ連結部53と、を有している。リテーナ本体51は、仮係止位置から本係止位置へと端面部26からの突出量を減少させる本体端部66と、本係止位置で端子金具90を係止する抜け止め部55と、を有している。本体端部66は、本係止位置でハウジング20の内部に配置される。フロントマスク部52は、途中位置において本体端部66の前面を前方に開放させる凹部62を有している。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
電線の端部に接続される端子金具と、
前記端子金具が収容されるハウジングと、
前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に配置されるリテーナと、を備え、
前記ハウジングは、前方を向く前面部と、前記前面部に交差して配置される端面部と、前記ハウジングの内部を延びて前記端面部に開口する本体装着部と、を有し、
前記リテーナは、前記本体装着部の内部に配置されるリテーナ本体と、前記前面部を覆うように配置されるフロントマスク部と、前記リテーナ本体と前記フロントマスク部とをつなぐ連結部と、を有し、
前記リテーナ本体は、前記仮係止位置から前記本係止位置へと前記端面部からの突出量を減少させる本体端部と、前記本係止位置で前記端子金具を係止する抜け止め部と、を有し、
前記本体端部は、前記本係止位置で前記ハウジングの内部に配置され、
前記フロントマスク部は、前記仮係止位置または前記仮係止位置と前記本係止位置との間の途中位置において、前記本体端部の前面を前方に開放させる凹部を有している、コネクタ。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記ハウジングは、前記前面部および前記端面部の各々と交差する幅方向に一対の側面部を有し、
前記連結部は、前記一対の側面部を覆う一対の側壁を有し、
前記端面部は、前記一対の側壁の間に形成された空間部に露出している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記リテーナ本体が前記途中位置で前記ハウジングへの挿入途中の前記端子金具と干渉する場合に、前記凹部の内底面および前記端面部が前後方向に段差無く配置されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記端子金具を収容するキャビティを有し、
前記キャビティは、前記前面部に開口しており、
前記リテーナ本体が前記本係止位置にある場合に、前記前面部の一部が前記凹部の内部に露出するように配置される、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は開示されたコネクタは、端子金具が収容されるハウジングと、ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に装着されるフロントマスク一体型リテーナとしてのリテーナと、を備えている。リテーナは、ハウジングの前面を覆うフロントマスク部と、フロントマスク部より後方に配置されるリテーナ部と、リテーナ部とフロントマスク部とをつなぐ幅方向に一対の側板と、を有している。リテーナ部は、本係止位置で端子金具を係止し、ハウジングからの端子金具の抜け出しを規制する。
【0003】
しかし、端子金具がハウジングに対して規定の挿入位置まで挿入されずに半挿入位置に留まっていると、リテーナが端子金具と干渉し、仮係止位置から本係止位置へのリテーナの移動が阻止される。その結果、フロントマスク部およびリテーナ部の各々の一部がハウジングの下面から突出する。このため、リテーナの突出状態を目視や治具等で確認することにより、端子金具が半挿入位置に留まっていることを検知することができる。
【0004】
特許文献2は、フロントマスク部に相当するフロントカバーとリテーナ部に相当するスペーサとを可撓性ヒンジの連結体でつないだリテーナを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-129111号公報
特開2000-315546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1において、仮に、コネクタが小型である場合に、端子金具がハウジングに対して半挿入位置に留まっていると、ハウジングからのリテーナの突出量が小さくなり、リテーナの突出状態を目視や治具等で確認することが困難になる。
【0007】
図13の第1の参考例に示すように、例えば、フロントマスク部700とリテーナ部300とが別体の部材で構成されていれば、端子金具200が半挿入位置にあるときに、リテーナ部300のみがハウジング400の下面から突出することになる。このリテーナ部300の突出部分にはハウジング400の下面に沿って移動する検査用スライダ80を当てることができる。仮に、検査用スライダ80がリテーナ部300の突出部分に当たると、リテーナ600が本係止位置に至っていないと判断でき、ひいては端子金具200が半挿入位置に留まっていると検知することができる。つまり、検査用スライダ80を使用した検知方法によって、端子金具200が半挿入位置に留まっていることを検知することができる(以下、この検知を「検査用スライダ80による端子半挿入検知」と称する)。しかし、特許文献1の場合、リテーナがフロントマスク部とリテーナ部とを一体化した一体型である。リテーナが一体型であると、図14の第2の参考例(特許文献1に開示された構造ではない)に示すように、端子金具200が半挿入位置にあるときに、リテーナ部300とともにフロントマスク部700もハウジング400の下面から突出することになる。そうすると、図14の矢印に示すように、検査用スライダ80がハウジング400の下面から離れてフロントマスク部700とリテーナ部300の各々の下面に沿って移動することになる。このため、検査用スライダ80がリテーナ部300の突出部分に当たらず、検査用スライダ80による端子半挿入検知を行うことができないという事情がある。
【0008】
そこで、本開示は、フロントマスク一体型のリテーナを備えるコネクタにおいて、検査用スライダによる端子半挿入検知を精度良く行うことが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示のコネクタは、電線の端部に接続される端子金具と、前記端子金具が収容されるハウジングと、前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間を移動可能に配置されるリテーナと、を備え、前記ハウジングは、前方を向く前面部と、前記前面部に交差して配置される端面部と、前記ハウジングの内部を延びて前記端面部に開口する本体装着部と、を有し、前記リテーナは、前記本体装着部の内部に配置されるリテーナ本体と、前記前面部を覆うように配置されるフロントマスク部と、前記リテーナ本体と前記フロントマスク部とをつなぐ連結部と、を有し、前記リテーナ本体は、前記仮係止位置から前記本係止位置へと前記端面部からの突出量を減少させる本体端部と、前記本係止位置で前記端子金具を係止する抜け止め部と、を有し、前記本体端部は、前記本係止位置で前記ハウジングの内部に配置され、前記フロントマスク部は、前記仮係止位置または前記仮係止位置と前記本係止位置との間の途中位置において、前記本体端部の前面を前方に開放させる凹部を有している、コネクタである。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、フロントマスク一体型のリテーナを備えるコネクタにおいて、検査用スライダによる端子半挿入検知を精度良く行うことが可能なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
住友電装株式会社
コネクタ
2日前
住友電装株式会社
コネクタ
1日前
住友電装株式会社
コネクタ
16日前
住友電装株式会社
コネクタ
22日前
住友電装株式会社
電気接続箱
1日前
住友電装株式会社
コネクタシステム
22日前
住友電装株式会社
端子およびワイヤハーネス
16日前
住友電装株式会社
扁平ワイヤーハーネスの取付構造
1か月前
住友電装株式会社
扁平ワイヤーハーネスの取付構造
1か月前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子金具
8日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
8日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
22日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
8日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
22日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
29日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
8日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
プロテクタ
1か月前
株式会社オートネットワーク技術研究所
プロテクタ
1か月前
株式会社オートネットワーク技術研究所
同軸コネクタ
29日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子付き電線
15日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ装置
23日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
端子モジュール
8日前
住友電装株式会社
コネクタ
14日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタカバー
8日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載用電子機器
8日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
基板用コネクタ
8日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線モジュール
8日前
住友電装株式会社
コネクタ
29日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線モジュール
1日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
シールドコネクタ
22日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
シールドコネクタ
22日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
シールドコネクタ
22日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
シールドコネクタ
22日前
住友電装株式会社
パワー端子
1日前
続きを見る
他の特許を見る