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公開番号
2024167671
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-04
出願番号
2023083899
出願日
2023-05-22
発明の名称
コネクタ装置
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/639 20060101AFI20241127BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ロックアームの撓み方向における小型化を図る。
【解決手段】コネクタ装置は、フード部14とロックアーム19とを有する雄側ハウジング11と、端子本体部41と、端子本体部41よりも低背の形状であって端子本体部41から後方へ延出した低背部47とを有する雌端子金具40と、雌端子金具40を収容する端子収容室34が形成され、フード部14内に嵌合される雌側ハウジング31と、を備え、雌側ハウジング31の外面31Sには、外面31Sのうち低背部47を覆う部位を凹ませた形状のロック用凹部38が形成され、ロックアーム19のロック用突起21がロック用凹部38に嵌合することによって、雄側ハウジング11と雌側ハウジング31が嵌合状態にロックされる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
フード部とロックアームとを有する雄側ハウジングと、
端子本体部と、前記端子本体部よりも低背の形状であって前記端子本体部から後方へ延出した低背部とを有する雌端子金具と、
前記雌端子金具を収容する端子収容室が形成され、前記フード部内に嵌合される雌側ハウジングと、を備え、
前記雌側ハウジングの外面には、前記外面のうち前記低背部を覆う部位を凹ませた形状のロック用凹部が形成され、
前記ロックアームのロック用突起が前記ロック用凹部に嵌合することによって、前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングが嵌合状態にロックされるコネクタ装置。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記ロックアームは、前記フード部を構成する板状部の厚さの範囲内に配置されたアーム本体部を有し、
前記ロック用突起が、前記アーム本体部から内面側へ突出している請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項3】
前記雌側ハウジングの外壁部は、前記低背部側へ突出するように屈曲して前記ロック用凹部を構成する屈曲部を有し、
前記屈曲部の前端部が、前記前後方向において前記端子本体部の後端部と前記ロック用突起との間に配置されている請求項1又は請求項2に記載のコネクタ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタ装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ロックアームを有する雌ハウジングと、フード部を有する雄ハウジングとを備えたコネクタが開示されている。雌ハウジングをフード部内に嵌合し、雄ハウジングの係止突起にロックアームの嵌合用ロックビークを係止させることによって、雌雄両ハウジングが嵌合状態にロックされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-032084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のコネクタは、ロックアームが、雌ハウジングの外面との間に撓み許容空間を空けて配置され、嵌合用ロックビークが、ロックアームの外面から雌側ハウジングとは反対側へ突出している。また、雄ハウジングの係止突起は、フード部の内面に形成されている。そのため、雌側ハウジングの外面とフード部の外面との間には、撓み許容空間と、ロックアームと、嵌合用ロックビークと係止突起との係止代と、フード部を構成する壁部とが積み重なるように配置される。そのため、ロックアームの撓み方向おいて、大型化するという問題がある。
【0005】
本開示のコネクタ装置は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロックアームの撓み方向における小型化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタ装置は、
フード部とロックアームとを有する雄側ハウジングと、
端子本体部と、前記端子本体部よりも低背の形状であって前記端子本体部から後方へ延出した低背部とを有する雌端子金具と、
前記雌端子金具を収容する端子収容室が形成され、前記フード部内に嵌合される雌側ハウジングと、を備え、
前記雌側ハウジングの外面には、前記外面のうち前記低背部を覆う部位を凹ませた形状のロック用凹部が形成され、
前記ロックアームのロック用突起が前記ロック用凹部に嵌合することによって、前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングが嵌合状態にロックされる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ロックアームの撓み方向における小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1の雄側コネクタと雌側コネクタが嵌合した状態をあらわす斜視図である。
図2は、雄側コネクタと雌側コネクタを離脱した状態をあらわす斜視図である。
図3は、雄側コネクタと雌側コネクタを嵌合した状態をあらわす側断面図である。
図4は、雌側コネクタの分解状態をあらわす斜視図である。
図5は、雌端子金具の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。下記の複数の形態例を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
本開示のコネクタ装置は、
(1)フード部とロックアームとを有する雄側ハウジングと、端子本体部と、前記端子本体部よりも低背の形状であって前記端子本体部から後方へ延出した低背部とを有する雌端子金具と、前記雌端子金具を収容する端子収容室が形成され、前記フード部内に嵌合される雌側ハウジングと、を備え、前記雌側ハウジングの外面には、前記外面のうち前記低背部を覆う部位を凹ませた形状のロック用凹部が形成され、前記ロックアームのロック用突起が前記ロック用凹部に嵌合することによって、前記雄側ハウジングと前記雌側ハウジングが嵌合状態にロックされる。本開示のコネクタ装置は、ロック用突起とロック用凹部との係止代を、雌側ハウジングの外面よりも内側に確保しているので、ロック用突起とロック用凹部の係止代が雌側ハウジングの外部に確保されているものに比べると、ロックアームの撓み方向において小型化を図ることができる。
【0010】
(2)(1)において、前記ロックアームは、前記フード部を構成する板状部の厚さの範囲内に配置されたアーム本体部を有し、前記ロック用突起が、前記アーム本体部から内面側へ突出していることが好ましい。この構成によれば、ロックアームの撓み方向において、雌側ハウジングの外面とフード部の外面との間に確保すべきスペースは、フード部の板状部の厚さ分だけで済む。アーム本体部が、フード部を構成する板状部よりも内側に配置されているものに比べると、小型化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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