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公開番号2024162852
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078788
出願日2023-05-11
発明の名称プロテクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20241114BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】乗員室内に配置されるワイヤハーネスを保護可能としたプロテクタを提供する。
【解決手段】プロテクタ10は、開口部24を有するとともにワイヤハーネスが収容される内側ケース20と、内側ケース20の開口部24を覆う外側ケース30と、を備える。外側ケース30は、内側ケース20に対して設置面15とは反対側を覆う覆い部31と、覆い部31からそれぞれ延出し、互いに対向する一対の外壁部32と、を有している。内側ケース20は、一対の外壁部32の間に取り付けられる。一対の外壁部32の各々は、プロテクタ10が設置面15に配置された状態で設置面15に当接可能な当接部33を有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤハーネスを収容可能に構成され、車両における乗員室内の設置面に配置されるプロテクタであって、
開口部を有するとともに前記ワイヤハーネスが収容される内側ケースと、
前記内側ケースの前記開口部を覆う外側ケースと、を備え、
前記外側ケースは、前記内側ケースに対して前記設置面とは反対側を覆う覆い部と、前記覆い部からそれぞれ延出し、互いに対向する一対の外壁部と、を有し、
前記内側ケースは、前記一対の外壁部の間に取り付けられ、
前記一対の外壁部の各々は、前記プロテクタが前記設置面に配置された状態で前記設置面に当接可能な当接部を有している、
プロテクタ。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記内側ケースは、底壁と、前記底壁からそれぞれ延出し、前記プロテクタの幅方向に互いに対向する一対の側壁とを有し、
前記底壁と前記一対の側壁とは、互いが協働して前記ワイヤハーネスを収容する溝部を形成しており、
前記開口部は、前記一対の側壁の各々における前記底壁とは反対側の端部によって形成されている、
請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項3】
前記覆い部は、前記開口部を覆っており、
前記内側ケースが前記一対の外壁部の間に取り付けられた状態において、前記一対の外壁部は、前記幅方向に沿って、前記一対の側壁のそれぞれの外側に位置する、
請求項2に記載のプロテクタ。
【請求項4】
前記内側ケースは、前記一対の側壁の間において前記底壁から延出するとともに、延出方向の先端部が前記覆い部に接触可能な延出壁を有している、
請求項3に記載のプロテクタ。
【請求項5】
前記覆い部は、前記溝部に向かって突出する補強リブを有し、
前記補強リブは、前記溝部内に収容された前記ワイヤハーネスに含まれる複数の電線の間に配置されるように構成されている、
請求項3に記載のプロテクタ。
【請求項6】
前記溝部の深さは、前記ワイヤハーネスが有する電線の外径よりも大きい、
請求項2に記載のプロテクタ。
【請求項7】
前記一対の外壁部の各々は、前記内側ケースを支持する支持部を有している、
請求項1に記載のプロテクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、プロテクタに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の車両では、車両に対して電気機器を取り付ける場合、電気機器同士を繋ぐワイヤハーネスを、車両の乗員室内に配置することがある(例えば、特許文献1参照)。この場合、例えば、乗員室を構成する内装部材の内側などの露出しない位置にワイヤハーネスを配置することが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-151778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、ワイヤハーネスを内装部材の内側に配置する際には、内装部材の着脱作業が必要となるため、ワイヤハーネスを配置する作業が煩雑となる問題があった。そこで、ワイヤハーネスを乗員室内に簡単に配置するには、ワイヤハーネスを乗員室内に露出した状態で配置することが考えられる。その場合には、ワイヤハーネスを如何にして保護するかを検討する必要がある。
【0005】
本開示の目的は、乗員室内に配置されるワイヤハーネスを保護可能としたプロテクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のプロテクタは、ワイヤハーネスを収容可能に構成され、車両における乗員室内の設置面に配置されるプロテクタであって、開口部を有するとともに前記ワイヤハーネスが収容される内側ケースと、前記内側ケースの前記開口部を覆う外側ケースと、を備え、前記外側ケースは、前記内側ケースに対して前記設置面とは反対側を覆う覆い部と、前記覆い部からそれぞれ延出し、互いに対向する一対の外壁部と、を有し、前記内側ケースは、前記一対の外壁部の間に取り付けられ、前記一対の外壁部の各々は、前記プロテクタが前記設置面に配置された状態で前記設置面に当接可能な当接部を有している。
【発明の効果】
【0007】
本開示のプロテクタによれば、乗員室内に配置されるワイヤハーネスを保護することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態におけるプロテクタを搭載した車両の模式図である。
図2は、同実施形態におけるプロテクタの斜視図である。
図3は、同実施形態におけるプロテクタの断面図である。
図4は、変更例におけるプロテクタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のプロテクタは、
[1]ワイヤハーネスを収容可能に構成され、車両における乗員室内の設置面に配置されるプロテクタであって、開口部を有するとともに前記ワイヤハーネスが収容される内側ケースと、前記内側ケースの前記開口部を覆う外側ケースと、を備え、前記外側ケースは、前記内側ケースに対して前記設置面とは反対側を覆う覆い部と、前記覆い部からそれぞれ延出し、互いに対向する一対の外壁部と、を有し、前記内側ケースは、前記一対の外壁部の間に取り付けられ、前記一対の外壁部の各々は、前記プロテクタが前記設置面に配置された状態で前記設置面に当接可能な当接部を有している。
【0010】
この構成によれば、乗員室内の設置面に配置されるワイヤハーネスをプロテクタによって保護することが可能となる。また、プロテクタの各外壁部における当接部が設置面に当接することで、プロテクタが上から踏まれたとしても、一対の外壁部の間に配置された内側ケースに力が掛かりにくくなる。このため、内側ケースおよび内側ケースに収容されたワイヤハーネスをより好適に保護することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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