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公開番号2024169012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023086178
出願日2023-05-25
発明の名称シールドコネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/05 20060101AFI20241128BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】シールド性能の安定化を図る。
【解決手段】シールドコネクタは、周方向両端縁の突き合わせ面22同士を突き合わせた筒形状の第1外導体14と、第1外導体14に形成されて径方向へ弾性変形可能な第1バネ部31及び第2バネ部33と、第1外導体14のうち第2バネ部33よりも突き合わせ面22に近い位置に配置された固定接点部45と、第1外導体14のうち突き合わせ面22に沿う領域に形成された固定側補強部46と、第1バネ部31の第1可動接点部32と第2バネ部33の第2可動接点部34と固定接点部45とに対して径方向に弾性接触する筒状の第2外導体50とを備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
周方向両端縁の突き合わせ面同士を突き合わせた筒形状の第1外導体と、
前記第1外導体に形成されて径方向へ弾性変形可能なバネ部と、
前記第1外導体のうち前記バネ部よりも前記突き合わせ面に近い位置に配置された固定接点部と、
前記第1外導体のうち前記突き合わせ面に沿う領域に形成された補強部と、
前記バネ部の可動接点部と前記固定接点部とに対して径方向に弾性接触する筒状の第2外導体とを備えているシールドコネクタ。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記第1外導体は、周方向に間隔を空けた一対のサイドスリットによって区画された弧状支持部を有し、
前記弧状支持部は、前記突き合わせ面によって周方向に分割された一対の支持領域によって構成され、
前記補強部は、前記一対の支持領域の各々に形成しつつ周方向に連ねた一対の補強用突部によって構成されている請求項1に記載のシールドコネクタ。
【請求項3】
前記固定接点部は、前記一対の支持領域の各々に配置されている請求項2に記載のシールドコネクタ。
【請求項4】
前記一対の支持領域の各々において、前記固定接点部の少なくとも一部は、前記補強用突部の形成領域から周方向へ外れた領域に配置されている請求項3に記載のシールドコネクタ。
【請求項5】
前記弧状支持部は、幅狭部と、前記幅狭部よりも周方向の幅寸法の大きい幅広部とを有し、
前記幅広部に前記固定接点部が配置され、
前記幅狭部に前記補強部が配置されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシールドコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シールドコネクタに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、同軸コネクタが開示されている。このものは、同軸ケーブルの外部導体に基端部が圧着される円筒状のシェルを有している。シェルは、複数のバネ部が形成された平板状の金属板材を曲げ加工することによって円筒形に成形される。金属板材の周方向における両端縁部の突き合わせ面同士は、隙間が空かないように周方向に突き合わされている。
【0003】
シェルの先端部には、軸方向に延びるスリットが周方向に等間隔に並んで形成されている。シェルのうちスリットの間の部位が、弾性変形可能なバネ部として機能する。シェルを接続対象であるリセプタクルに挿入すると、複数のバネ部が、リセプタクルの内面に対して周方向において均等に弾性接触する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-51872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のものは、シェルとリセプタクルとの接触が、複数のバネ部のみによって行われるため、径方向の振動を受けた場合には、シェルとリセプタクルが径方向に相対変位する。シェルとリセプタクルが径方向に相対変位すると、バネ部とリセプタクルとの間の接触抵抗が不安定になる。この対策としては、シェルにおける周方向の一部に、弾性変形しない形態の複数の固定接点部を形成することが考えられる。複数の固定接点部をリセプタクルに当接させることによって、リセプタクルに対してシェルが径方向に位置決めされる。
【0006】
シェルのうち弾性変形するバネ部の近傍では応力が高くなるため、バネ部の位置は、突き合わせ面から遠い位置が好ましい。したがって、固定接点部は、突き合わせ面に近い位置に配置することになる。しかしながら、固定接点部の近傍においても、バネ部の弾性復元力によってリセプタクル側からの反力が作用する。固定接点部は、突き合わせ面の近傍に位置するので、シェルが、突き合わせ面同士を相対変位させるように変形することが懸念される。シェルが変形すると、シェルとリセプタクルとの位置関係が安定しない。
【0007】
本開示のシールドコネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シールド性能の安定化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のシールドコネクタは、
周方向両端縁の突き合わせ面同士を突き合わせた筒形状の第1外導体と、
前記第1外導体に形成されて径方向へ弾性変形可能なバネ部と、
前記第1外導体のうち前記バネ部よりも前記突き合わせ面に近い位置に配置された固定接点部と、
前記第1外導体のうち前記突き合わせ面に沿う領域に形成された補強部と、
前記バネ部の可動接点部と前記固定接点部とに対して径方向に弾性接触する筒状の第2外導体とを備えている。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、シールド性能の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施例1の第1コネクタを斜め上前方から視た斜視図である。
図2は、図1に示す第1コネクタを斜め下前方から視た斜視図である。
図3は、第1コネクタと第2コネクタとが嵌合した状態をあわす側断面図である。
図4は、図1に示す第1コネクタの平面図である。
図5は、図1に示す第1コネクタの側面図である。
図6は、図1に示す第1コネクタの底面図である。
図7は、接続状態の第1外導体と第2外導体を接点部において切断した正断面図である。
図8は、接続状態の第1外導体と第2外導体をバネ部の補強部において切断した正断面図である。
図9は、第1外導体を円筒形に成形する前の展開状態をあらわす平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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