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公開番号2025100422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2024216203
出願日2024-12-11
発明の名称バッテリーパック
出願人株式会社AESCジャパン
代理人個人
主分類H01M 50/284 20210101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約【目的】バッテリーパック内の構造を変更することにより、空間利用率が高く、エネルギー密度が大きく、且つ容易に取り付けることのできるバッテリーパックを提供する。
【解決手段】本発明は、下部筐体を含むケースと、複数のパウチ型電池セルを含み、前記下部筐体内に設置されたセルスタックと、前記セルスタックと前記下部筐体の底板の間を直接接着固定する熱伝導性構造接着剤と、前記セルスタックのタブ側と前記下部筐体の間に充填されて接続された発泡接着剤と、フレキシブル回路基板および絶縁接続シートを含み、前記フレキシブル回路基板が、前記絶縁接続シートを介して前記セルスタック上に接続固定されたフレキシブル回路基板アセンブリと、を含むバッテリーパックを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下部筐体を含むケースと、
複数のパウチ型電池セルを含み、前記下部筐体内に設置されたセルスタックと、
前記セルスタックと前記下部筐体の底板の間を直接接着固定する熱伝導性構造接着剤と、
前記セルスタックのタブ側と前記下部筐体の間に充填されて接続された発泡接着剤と、
フレキシブル回路基板および絶縁接続シートを含むフレキシブル回路基板アセンブリと、
を含み、
前記フレキシブル回路基板が、前記絶縁接続シートを介して前記セルスタック上に接続固定されたことを特徴とするバッテリーパック。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記フレキシブル回路基板が、フレキシブル回路基板本体を含み、前記フレキシブル回路基板本体に、前記パウチ型電池セルの積層方向に沿って分布する複数のサンプリングシートが設けられ、前記サンプリングシートが、対応する前記パウチ型電池セルのタブに溶接されて固定される請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項3】
前記絶縁接続シートが、プラスチックシートを含む請求項2に記載のバッテリーパック。
【請求項4】
前記フレキシブル回路基板本体が、前記セルスタックのタブ側に位置し、前記プラスチックシートが、互いに連結した第1固定面および第2固定面を含み、前記第2固定面が、前記フレキシブル回路基板本体と貼り合わせて接続され、前記第1固定面が、前記セルスタックの上表面と貼り合わせて接続されて、前記フレキシブル回路基板本体を固定する請求項3に記載のバッテリーパック。
【請求項5】
前記第1固定面に、複数の第1開口が設けられ、前記第1開口が、前記第1固定面と前記第2固定面の接続部に近接し、前記サンプリングシートに対応する請求項4に記載のバッテリーパック。
【請求項6】
前記第1固定面と前記第2固定面の間の角度が、前記セルスタックの上表面と前記タブ側の表面の間に形成される角度と等しい請求項4または5に記載のバッテリーパック。
【請求項7】
前記フレキシブル回路基板本体が、前記プラスチックシートに接着固定され、前記プラスチックシートが、前記セルスタックに接着固定される請求項3に記載のバッテリーパック。
【請求項8】
前記絶縁接続シートが、熱圧着フィルムを含む請求項2に記載のバッテリーパック。
【請求項9】
前記熱圧着フィルムが、第1熱圧着フィルムおよび第2熱圧着フィルムを含み、前記フレキシブル回路基板本体の少なくとも一部および前記サンプリングシートの少なくとも一部が、前記第1熱圧着フィルムと前記第2熱圧着フィルムの間に圧接される請求項8に記載のバッテリーパック。
【請求項10】
前記フレキシブル回路基板本体が、前記セルスタックの上表面側に位置し、前記サンプリングシートの一端が、前記フレキシブル回路基板本体に接続固定され、前記サンプリングシートの他端が、折り曲げられて垂直部を形成し、前記垂直部が、前記セルスタックのタブ側に延伸し、前記垂直部の一部が、前記第1熱圧着フィルムおよび前記第2熱圧着フィルムの外に延出し、対応する前記パウチ型電池セルのタブに溶接されて固定される請求項9に記載のバッテリーパック。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、動力バッテリーの技術分野に関するものであり、特に、バッテリーパックに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
単一の二次電池の作動電圧は、約2.5V~4.5Vである。大容量且つ高電圧出力を必要とする電気自動車や蓄エネルギーシステムでは、通常、複数のセル(cell)を直列および/または並列に接続してバッテリーモジュール(module)を形成してから、バッテリーモジュールを直列および/または並列に接続してバッテリーパック(pack)を形成し、さらに、バッテリーパックを電気自動車にエネルギーを供給するためのエネルギー源システムとして、または蓄エネルギーシステムとして利用する。バッテリーパックの構築に使用されるバッテリーモジュールの数量や形状、およびバッテリーモジュールの構成に使用されるセルの数量や形状などは、実際の必要に応じて柔軟に変更することができる。
【0003】
電気自動車に使用される動力バッテリーの分野では、電気自動車の満充電走行距離および充電速度を向上させるために、バッテリーパックのエネルギー密度および冷却性能をさらに強化する必要がある。エネルギー密度を向上させる1つの方法として、CTP(cell to pack)型バッテリーパックは、セルからバッテリーモジュールを形成するステップを省略し、セルを直接バッテリーパックに統合することによって、バッテリーモジュールの形成に必要な構造部品および電気接続部品を省略することができるため、セル自体に用いる空間を増やすことができる。
【0004】
現在、一般的なセルは、構造の違いに基づいて、円筒形セル、角形セル、パウチ型電池セルなどに分類される。角形セルを使用したCTP型バッテリーパックは、既に幅広く普及しているが、パウチ型電池セルは、外部衝撃に弱く、組み立てが難しいという欠点があるため、CTP型バッテリーパックに統合する過程において、依然として一連の問題に直面する。現有技術では、パウチ型電池セルのスタックを直接バッテリーパック内に取り付けるのが困難であり、空間利用率が低いため、バッテリーパックのエネルギー密度の低下を引き起こす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の現有技術の欠点を考慮して、本発明は、空間利用率が高く、エネルギー密度が大きく、且つ容易に取り付けることのできるバッテリーパックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的およびその他の関連する目的を実現するために、本発明は、下部筐体を含むケースと、複数のパウチ型電池セルを含み、前記下部筐体内に設置されたセルスタックと、前記セルスタックと前記下部筐体の底板の間を直接接着固定する熱伝導性構造接着剤と、前記セルスタックのタブ側と前記下部筐体の間に充填されて接続された発泡接着剤と、フレキシブル回路基板および絶縁接続シートを含むフレキシブル回路基板アセンブリと、を含み、前記フレキシブル回路基板が、前記絶縁接続シートを介して前記セルスタック上に接続固定されたこととするバッテリーパックを提供する。
【0007】
本発明の1つの実施形態において、前記フレキシブル回路基板は、フレキシブル回路基板本体を含み、前記フレキシブル回路基板本体上に前記パウチ型電池セルの積層方向に沿って分布する複数のサンプリングシートが設けられ、前記サンプリングシートは、対応する前記パウチ型電池セルのタブに溶接されて固定される。
【0008】
本発明の1つの実施形態において、前記絶縁接続シートは、プラスチックシートを含む。
【0009】
本発明の1つの実施形態において、前記フレキシブル回路基板本体は、前記セルスタックのタブ側に位置する。前記プラスチックシートは、互いに連結した第1固定面および第2固定面を含み、前記第2固定面は、前記フレキシブル回路基板本体と貼り合わせて接続され、前記第1固定面は、前記セルスタックの上表面と貼り合わせて接続され、前記フレキシブル回路基板本体を固定する。
【0010】
本発明の1つの実施形態において、前記第1固定面上に複数の第1開口が設けられ、前記第1開口は、第1固定面と第2固定面の接続部に近接しており、前記サンプリングシートに対応する。
(【0011】以降は省略されています)

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