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公開番号2024179328
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098078
出願日2023-06-14
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/56 20060101AFI20241219BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ハウジング内において電線の位置決めを可能としたコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ10は、ハウジング11と、端子モジュール12と、電線13と、カバー14と、を備える。電線13は、端子モジュール12における端子12aに接続される。ハウジング11は、電線13と端子モジュール12とを収容する収容部31と、収容部31に連通する開口部32と、を有する。カバー14は、開口部32を覆うようにハウジング11に取付可能に構成されている。収容部31は、カバー14がハウジング11から取り外された状態において、開口部32を通じてハウジング11の外部に露出される。カバー14は、ハウジング11の内部において電線13に接触して当該電線13の位置決めをする電線位置決め部56を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、端子モジュールと、電線と、カバーと、を備えるコネクタであって、
前記電線は、前記端子モジュールにおける端子に接続され、
前記ハウジングは、前記電線と前記端子モジュールとを収容する収容部と、前記収容部に連通する開口部と、を有し、
前記カバーは、前記開口部を覆うように前記ハウジングに取付可能に構成され、
前記収容部は、前記カバーが前記ハウジングから取り外された状態において、前記開口部を通じて前記ハウジングの外部に露出され、
前記カバーは、前記ハウジングの内部において前記電線に接触して当該電線の位置決めをする電線位置決め部を有している、
コネクタ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ハウジングは、前記電線を前記ハウジングの外部に引き出すための引き出し口を、前記開口部とは別に有している、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記電線は、複数設けられ、
前記電線位置決め部は、前記複数の電線のうちの一部の電線に接触して当該電線の位置決めをするように構成されている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記複数の電線は、電源線と、複数の通信線と、を含み、
前記複数の通信線は、前記複数の通信線が束ねられて構成された通信線束を構成しており、
前記電線位置決め部は、前記通信線束に接触して当該通信線束の位置決めをするように構成されている、
請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記ハウジングは、第1誤組付抑制部を有し、
前記カバーは、第2誤組付抑制部を有し、
前記第2誤組付抑制部は、前記カバーを誤った向きで前記ハウジングに取り付けようとしたときに、前記第1誤組付抑制部に対して前記カバーの組付方向に当接する、
請求項3に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記カバーは、
前記開口部を覆うカバー本体と、
前記カバー本体の幅方向一端部から前記組付方向に沿って延びる第1ロック部と、
前記カバー本体の幅方向他端部から前記組付方向に沿って延びる第2ロック部と、
を有し、
前記ハウジングは、幅方向一方側の側壁である第1側壁と、幅方向他方側の側壁である第2側壁と、を有し、
前記第1ロック部が前記第1側壁に係止されるとともに前記第2ロック部が前記第2側壁に係止されることで、前記カバーが前記ハウジングに固定され、
前記第1誤組付抑制部は、前記第1側壁の外側面から突出するように設けられ、
前記第2誤組付抑制部は、前記第2ロック部に設けられ、
前記第2誤組付抑制部は、前記第2ロック部を誤った向きで前記第1側壁に係止させようとしたときに、前記第1誤組付抑制部に対して前記組付方向に当接する、
請求項5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記第1ロック部は、前記第1ロック部が前記第1側壁に係止される状態において前記第1誤組付抑制部が入り込む凹部を有する、
請求項6に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記第1誤組付抑制部における前記組付方向とは反対方向の端部には、前記組付方向に向かうほど前記第1側壁の前記外側面に近づくように傾斜する傾斜面が設けられている、
請求項6に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ハウジングと、端子モジュールと、電線と、カバーと、を備えるコネクタが開示されている。端子モジュールは、ハウジングに収容される。電線は、端子モジュールにおける端子に接続されるとともに、ハウジングの内部から外部に引き出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-168263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなコネクタでは、ハウジング内で電線が動かないように、電線の位置決めを行う必要が生じる場合があった。
本開示の目的は、ハウジング内において電線の位置決めを可能としたコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のコネクタは、ハウジングと、端子モジュールと、電線と、カバーと、を備えるコネクタであって、前記電線は、前記端子モジュールにおける端子に接続され、前記ハウジングは、前記電線と前記端子モジュールとを収容する収容部と、前記収容部に連通する開口部と、を有し、前記カバーは、前記開口部を覆うように前記ハウジングに取付可能に構成され、前記収容部は、前記カバーが前記ハウジングから取り外された状態において、前記開口部を通じて前記ハウジングの外部に露出され、前記カバーは、前記ハウジングの内部において前記電線に接触して当該電線の位置決めをする電線位置決め部を有している。
【発明の効果】
【0006】
本開示のコネクタによれば、ハウジング内において電線の位置決めをすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態におけるコネクタの分解斜視図である。
図2は、同形態におけるコネクタの断面図である。
図3は、同形態におけるコネクタの平面図である。
図4は、図3における4-4線断面図である。
図5は、同形態におけるカバーの斜視図である。
図6は、同形態におけるカバーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
[1]ハウジングと、端子モジュールと、電線と、カバーと、を備えるコネクタであって、前記電線は、前記端子モジュールにおける端子に接続され、前記ハウジングは、前記電線と前記端子モジュールとを収容する収容部と、前記収容部に連通する開口部と、を有し、前記カバーは、前記開口部を覆うように前記ハウジングに取付可能に構成され、前記収容部は、前記カバーが前記ハウジングから取り外された状態において、前記開口部を通じて前記ハウジングの外部に露出され、前記カバーは、前記ハウジングの内部において前記電線に接触して当該電線の位置決めをする電線位置決め部を有している。
【0009】
この構成によれば、カバーの電線位置決め部が、ハウジングの内部において電線に接触して当該電線の位置決めをする。したがって、電線位置決め部により、ハウジング内における電線の移動が規制されるため、例えば、電線がコネクタの他の部位と干渉することを抑制可能となる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記ハウジングは、前記電線を前記ハウジングの外部に引き出すための引き出し口を、前記開口部とは別に有していてもよい。
この構成によれば、電線の引き出し口とは別の開口部をハウジングが有している構成において、開口部を覆うカバーの電線位置決め部によって電線の位置決めをすることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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