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公開番号2024176636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095353
出願日2023-06-09
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/56 20060101AFI20241212BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電気的な信頼性を確保することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ10は、被覆24から前方に露出する露出導体23を有している電線22と、露出導体23の前部に接続される端子金具40と、端子金具40を収容する収容室(第1収容室64および第2収容室71)を有するハウジング60と、ハウジング60に保持されるガイド部材90と、を備える。露出導体23の後部は、ハウジング60の後方に配置される。ガイド部材90は、ハウジング60の後方に、露出導体23の後部を収容し、且つ露出導体23の前部を収容室にガイドするガイド孔92Dを有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
被覆から前方に露出する露出導体を有している電線と、
前記露出導体の前部に接続される端子金具と、
前記端子金具を収容する収容室を有するハウジングと、
前記ハウジングに保持されるガイド部材と、を備え、
前記露出導体の後部は、前記ハウジングの後方に配置され、
前記ガイド部材は、前記ハウジングの後方に、前記露出導体の後部を収容し、且つ前記露出導体の前部を前記収容室にガイドするガイド孔を有している、コネクタ。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記端子金具は、前記露出導体が挿入される接続部材と、前記接続部材に対し、前記露出導体が前記接続部材に接触しない離間位置と前記接続部材に接触する接続位置との間をスライド可能に装着されるスライド部材と、を備える、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記ガイド部材は、前記スライド部材を前記離間位置から前記接続位置に押し込む押圧面を有している、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記電線は、絶縁性のシート部に複数並列に固定され、
前記露出導体は、前記シート部よりも前方に配置され、
前記ガイド部材は、前記シート部に対面する対向面を有している、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、端子本体と称される接続部材と、接続部材に装着されるスライド部材と、を備えた端子金具を開示している。端子金具は、ハウジングに収容される。接続部材には、電線の前端部における被覆から露出する露出導体(芯線)が挿入される。スライド部材は、接続部材に対し、露出導体が接続部材の接触部(接触面)から離れた離間位置と接触部に接触する接続位置との間をスライド可能とされている。
【0003】
端子金具と電線との接続作業の一例を説明すると、まず端子金具がハウジングに収容され、ハウジングの後面に治具が当てられる。その状態で、電線の露出導体が治具に形成された誘い込み部によってガイドされつつスライド部材から接続部材へと挿入される。続いて、治具が離脱させられ、スライド部材が離間位置から接続位置へと押し込まれる。これにより、電線の露出導体が接続部材の接触部に接触可能な状態になる。
【0004】
特許文献2は、曲げ部を有する複数本の電線と、曲げ部を保持する電線カバーと、電線カバーに取り付けられる筒状部材と、を備えた構造を開示している。各電線は、電線カバーから筒状部材にかけて挿通される。
特許文献3は、電線カバーと、電線カバーに取り付けられるコルゲートチューブと、電線カバーからコルゲートチューブにかけて挿通される複数本の電線と、を備えた構造を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-145208号公報
特開2023-14774号公報
特開2023-10275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように、誘い込み部が形成された治具を使用して、接続部材に露出導体を挿入する作業を行うと、治具の離脱後、ハウジングの後方に、露出導体の後部が露出したまま残ることになる。このため、露出導体の後部に異物等が干渉する懸念がある。これに対し、ハウジングに、特許文献2,3に開示された電線カバーを取り付けることで、露出導体の後部を電線カバーで保護することが可能となる。しかし、単に電線カバーがハウジングに取り付けられるだけでは、ハウジングの後方で隣接する露出導体の後部同士が接触する可能性を解消できず、ショートやリーク等の電気的な不具合の発生を抑制することが難しいといった問題がある。
【0007】
そこで、本開示は、電気的な信頼性を確保することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のコネクタは、被覆から前方に露出する露出導体を有している電線と、前記露出導体の前部に接続される端子金具と、前記端子金具を収容する収容室を有するハウジングと、前記ハウジングに保持されるガイド部材と、を備え、前記露出導体の後部は、前記ハウジングの後方に配置され、前記ガイド部材は、前記ハウジングの後方に、前記露出導体の前部を前記収容室にガイドし、且つ前記露出導体の後部を収容するガイド孔を有している、コネクタである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、電気的な信頼性を確保することが可能なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態1のコネクタにおいて、配線部材を除く各部材の分解斜視図である。
図2は、実施形態1のコネクタの斜視図である。
図3は、実施形態1のコネクタを製造する過程の状態を示す斜視図である。
図4は、実施形態1のコネクタにおいて、スライド部材が接続部材に対して離間位置に配置され、電線の露出導体がガイド部材を介して端子金具に挿入された状態を、ハウジングおよびガイド部材を切断して示す部分断面図である。
図5は、実施形態1のコネクタにおいて、図4の状態からスライド部材がガイド部材の押圧面によって接続位置に押し込まれた状態を、ハウジングおよびガイド部材を切断して示す部分断面図である。
図6は、実施形態1のコネクタにおいて、孔開けピンが配線部材のシート部を貫通した部分を拡大して示す斜視図である。
図7は、実施形態1のコネクタにおける配線部材の平面図である。
図8は、実施形態1のコネクタにおける端子金具の断面図である。
図9は、実施形態1のコネクタにおけるガイド部材の正面図である。
図10は、実施形態1のコネクタにおけるガイド部材の背面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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