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公開番号2024179326
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098076
出願日2023-06-14
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 24/38 20110101AFI20241219BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ケースの形成材料の増加を少なく抑えつつも、圧入距離を確保して筒状導体を収容孔に安定して保持させることを可能としたコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ10は、収容孔15を有するケース11と、収容孔15に圧入により収容されている筒状導体としての外導体21と、を備える。ケース11の収容孔15は、収容孔15の軸方向両端部のうちの一方の端部である入口端部15aと、収容孔15の軸方向両端部のうちの他方の端部である出口端部15bと、を有する。外導体21は、入口端部15aから収容孔15に挿入されている。外導体21は、外周側に突出する圧入凸部33を有する。圧入凸部33が収容孔15の内周面に食い込むことで、外導体21が収容孔15に固定されている。収容孔15は、出口端部15bから収容孔15の軸方向の外側に延出する延出部17を有する。圧入凸部33は、延出部17に食い込んでいる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
収容孔を有するケースと、
前記収容孔に圧入により収容されている筒状導体と、を備えるコネクタであって、
前記収容孔は、前記収容孔の軸方向両端部のうちの一方の端部である入口端部と、前記収容孔の軸方向両端部のうちの他方の端部である出口端部と、を有し、
前記筒状導体は、前記入口端部から前記収容孔に挿入されており、
前記筒状導体は、外周側に突出する圧入凸部を有し、
前記圧入凸部が前記収容孔の内周面に食い込むことで、前記筒状導体が前記ケースに固定されており、
前記収容孔は、前記出口端部から前記収容孔の軸方向の外側に延出する延出部を有し、
前記圧入凸部は、前記延出部に食い込んでいる、
コネクタ。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記圧入凸部は、前記筒状導体に複数設けられ、
前記複数の圧入凸部は、軸方向において互いに同位置に設けられている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記複数の圧入凸部は、周方向において等角度間隔に設けられている、
請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記延出部は、前記収容孔の周縁全周に沿った環状をなしている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記圧入凸部は、前記筒状導体に複数設けられ、
前記延出部は、前記収容孔の周縁に沿って複数設けられ、
前記複数の延出部は、前記複数の圧入凸部のそれぞれに対応する位置に設けられている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記ケースは、前記複数の延出部を個別に補強する複数の補強リブを有している、
請求項5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記筒状導体としての外導体を含む端子ユニットを備え、
前記端子ユニットは、前記外導体の内部に固定される誘電体と、前記誘電体に支持された内導体と、を有する、
請求項1に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、収容孔を有するケースと、収容孔に圧入により収容されている筒状導体とを備えるコネクタが開示されている。ケースの収容孔は、収容孔の軸方向両端部のうちの一方の端部である入口端部と、収容孔の軸方向両端部のうちの他方の端部である出口端部とを有する。筒状導体は、入口端部から収容孔に挿入される。筒状導体は、外周側に突出する圧入凸部を有する。圧入凸部が収容孔の内周面に食い込むことで、筒状導体が収容孔に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-174639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなコネクタにおいて、本発明者らは、収容孔の入口端部から圧入凸部の位置までの軸方向の距離(以下、圧入距離と称する)が長いほど、筒状導体を収容孔に安定して保持させることができることを発見した。さらに、本発明者らは、筒状導体を収容孔に安定して保持させつつも、ケースの形成材料の増加を如何に少なく抑えるかを検討していた。
【0005】
本開示の目的は、ケースの形成材料の増加を少なく抑えつつも、圧入距離を確保して筒状導体を収容孔に安定して保持させることを可能としたコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、収容孔を有するケースと、前記収容孔に圧入により収容されている筒状導体と、を備えるコネクタであって、前記収容孔は、前記収容孔の軸方向両端部のうちの一方の端部である入口端部と、前記収容孔の軸方向両端部のうちの他方の端部である出口端部と、を有し、前記筒状導体は、前記入口端部から前記収容孔に挿入されており、前記筒状導体は、外周側に突出する圧入凸部を有し、前記圧入凸部が前記収容孔の内周面に食い込むことで、前記筒状導体が前記ケースに固定されており、前記収容孔は、前記出口端部から前記収容孔の軸方向の外側に延出する延出部を有し、前記圧入凸部は、前記延出部に食い込んでいる。
【発明の効果】
【0007】
本開示のコネクタによれば、ケースの形成材料の増加を少なく抑えつつも、圧入距離を確保して筒状導体を収容孔に安定して保持させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態のコネクタの分解斜視図である。
図2は、同形態におけるコネクタの断面図である。
図3は、同形態における端子ユニットの斜視図である。
図4は、同形態におけるコネクタの平面図である。
図5は、変更例におけるコネクタの平面図である。
図6は、同変更例におけるコネクタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
[1]収容孔を有するケースと、前記収容孔に圧入により収容されている筒状導体と、を備えるコネクタであって、前記収容孔は、前記収容孔の軸方向両端部のうちの一方の端部である入口端部と、前記収容孔の軸方向両端部のうちの他方の端部である出口端部と、を有し、前記筒状導体は、前記入口端部から前記収容孔に挿入されており、前記筒状導体は、外周側に突出する圧入凸部を有し、前記圧入凸部が前記収容孔の内周面に食い込むことで、前記筒状導体が前記ケースに固定されており、前記収容孔は、前記出口端部から前記収容孔の軸方向の外側に延出する延出部を有し、前記圧入凸部は、前記延出部に食い込んでいる。
【0010】
この構成によれば、筒状導体の圧入凸部が収容孔の出口端部から延出する延出部に食い込むことにより、収容孔の入口端部から圧入凸部の位置までの圧入距離を大きく確保することが可能となる。また、収容孔に延出部を設けることで、ケースの体積の増加を極力抑えつつ、圧入距離を確保することが可能となる。したがって、ケースの形成材料の増加を少なく抑えつつも、圧入距離を確保して筒状導体を収容孔に安定して保持させることが可能となる。また、圧入距離を大きく確保できることで、圧入凸部の個数を増やす必要性が小さくなる。したがって、圧入凸部の個数を少なく抑えることが可能となり、その結果、筒状導体における所望の通信性能を得ることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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