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公開番号
2024169011
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023086177
出願日
2023-05-25
発明の名称
シールドコネクタ
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/05 20060101AFI20241128BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】シールド性能の低下を抑制する。
【解決手段】筒状本体部24を有する第1外導体20と、周方向に間隔を空けた状態で筒状本体部24に形成された複数の接点部43,47,56と、複数の接点部43,47,56に対して径方向に接触する円筒形の第2外導体64とを備え、複数の接点部43,47,56は、径方向に弾性変形可能な複数のバネ部41,42に個別に形成された複数の可動接点部43,47と、筒状本体部24に相対変位を規制された状態で形成された固定接点部56とによって構成され、バネ部41,42は、片持ち状に延出した形状をなし、筒状本体部24に連なる基端部41R,42Rと、可動接点部43,47が形成された先端部41F,42Fとを有し、基端部41R,42Rの周方向の幅寸法は、先端部41F,42Fの周方向の幅寸法よりも大きく設定されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状本体部を有する第1外導体と、
周方向に間隔を空けた状態で前記筒状本体部に形成された複数の接点部と、
前記複数の接点部に対して径方向に接触する円筒形の第2外導体とを備え、
前記複数の接点部は、
径方向に弾性変形可能な複数のバネ部に個別に形成された複数の可動接点部と、
前記筒状本体部に相対変位を規制された状態で形成された固定接点部とによって構成され、
前記バネ部は、片持ち状に延出した形状をなし、前記筒状本体部に連なる基端部と、前記可動接点部が形成された先端部とを有し、
前記基端部の周方向の幅寸法は、前記先端部の周方向の幅寸法よりも大きく設定されているシールドコネクタ。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記バネ部は、前記筒状本体部に形成した一対のサイドスリットによって区画されており、
周方向に隣り合う2つの前記バネ部の間に配置される前記サイドスリットの本数は、1本のみであり、
前記基端部の周方向中心と前記先端部の周方向中心とが、周方向において異なる位置に配置され、
前記筒状本体部に形成された複数本の前記サイドスリットのうち、少なくとも1本の前記サイドスリットが屈曲した形状をなしている請求項1に記載のシールドコネクタ。
【請求項3】
前記バネ部が、前記基端部と前記先端部を繋ぐ中間部を有し、
前記サイドスリットのうち前記基端部を区画する基端スリットと、前記サイドスリットのうち前記先端部を区画する先端スリットとが、前記筒状本体部の軸線と平行に延びており、
前記屈曲した形状をなしている少なくとも1本の前記サイドスリットのうち前記中間部を区画する中間スリットが、前記基端スリット及び前記先端スリットに対して鈍角をなして繋がっている請求項2に記載のシールドコネクタ。
【請求項4】
前記筒状本体部は、周方向において2つの前記バネ部の間に配置された弧状支持部を有し、
前記弧状支持部は、
前記筒状本体部の軸線方向において前記基端部と同じ領域に位置する幅狭部と、
前記幅狭部よりも周方向の幅寸法が大きく、前記軸線方向において前記先端部と同じ領域に位置する幅広部と、
前記軸線方向において前記中間部と同じ領域に位置する台形部と、を有し、
前記幅広部及び前記台形部には、前記固定接点部が配置され、
前記幅狭部には、前記幅狭部を径方向へ部分的に突出させた固定側補強部が形成され、
前記固定接点部の少なくとも一部は、周方向において前記固定側補強部の形成領域から外れた領域に配置されている請求項3に記載のシールドコネクタ。
【請求項5】
前記複数の可動接点部と前記固定接点部とが、周方向において等角度を空けて配置されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシールドコネクタ。
【請求項6】
複数の前記接点部が、前記筒状本体部の軸心を挟んで対向する位置関係となるように配置されている請求項5に記載のシールドコネクタ。
【請求項7】
前記バネ部は、前記筒状本体部に形成した一対のサイドスリットによって区画されており、
前記可動接点部は、前記先端部の幅方向中央部を径方向へ突出させた形状であり、
前記先端部のうち前記サイドスリットに沿った側縁部は、前記可動接点部を叩き出し加工するときに接点用被保持部として機能し、
前記一対のサイドスリットのうち前記先端部を区画する一対の先端スリットが、前記筒状本体部の軸線と平行に延びている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシールドコネクタ。
【請求項8】
前記バネ部は、前記筒状本体部に形成した一対のサイドスリットによって区画されており、
前記基端部には、前記基端部の幅方向中央部を径方向へ突出させた形状の可動側補強部が形成され、
前記基端部のうち前記サイドスリットに沿った側縁部は、前記可動側補強部を叩き出し加工するときに補強用被保持部として機能し、
前記一対のサイドスリットのうち前記基端部を区画する一対の基端スリットが、前記筒状本体部の軸線と平行に延びている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシールドコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、シールドコネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、同軸コネクタが開示されている。このものは、同軸ケーブルの外部導体に基端部が圧着される円筒状のシェルを有している。シェルの先端部には、軸方向に延びるスリットが周方向に等間隔に並んで形成されている。シェルのうちスリットの間の部位が、弾性変形可能なバネ部として機能する。シェルを接続対象であるリセプタクルに挿入すると、複数のバネ部が、リセプタクルの内面に対して周方向において均等に弾性接触する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-51872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のものは、シェルとリセプタクルとの接触が、複数のバネ部のみによって行われるため、径方向の振動を受けた場合には、シェルとリセプタクルとが径方向に相対変位する。シェルとリセプタクルとが径方向に相対変位すると、バネ部とリセプタクルとの間の接触抵抗が不安定になる。
【0005】
この対策としては、シェルにおける周方向の一部に、弾性変形しない形態の複数の固定接点部を形成することが考えられる。複数の固定接点部をリセプタクルに当接させることによって、リセプタクルに対してシェルが径方向に位置決めされる。しかし、固定接点部を設けると、バネ部の数が少なくなる。バネ部の数が少なくなると、シェルとリセプタクルとの間の接点部の総数が同じであっても、複数の接点部における接触圧の総和量が低下し、シェルとリセプタクルとの間の接触抵抗の総和量が増大する。接触抵抗が増大すると、シールド性能の低下が懸念される。
【0006】
本開示のシールドコネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シールド性能の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のシールドコネクタは、
筒状本体部を有する第1外導体と、
周方向に間隔を空けた状態で前記筒状本体部に形成された複数の接点部と、
前記複数の接点部に対して径方向に接触する円筒形の第2外導体とを備え、
前記複数の接点部は、
径方向に弾性変形可能な複数のバネ部に個別に形成された複数の可動接点部と、
前記筒状本体部に相対変位を規制された状態で形成された固定接点部とによって構成され、
前記バネ部は、片持ち状に延出した形状をなし、前記筒状本体部に連なる基端部と、前記可動接点部が形成された先端部とを有し、
前記基端部の周方向の幅寸法は、前記先端部の周方向の幅寸法よりも大きく設定されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、シールド性能の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施例1の第1コネクタを斜め上前方から視た斜視図である。
図2は、図1に示す第1コネクタを斜め下前方から視た斜視図である。
図3は、第1コネクタと第2コネクタを嵌合した状態をあわす側断面図である。
図4は、図1に示す第1コネクタの平面図である。
図5は、図1に示す第1コネクタの側面図である。
図6は、図1に示す第1コネクタの底面図である。
図7は、接続状態の第1外導体と第2外導体を接点部において切断した正断面図である。
図8は、接続状態の第1外導体と第2外導体をバネ部の基端部において切断した正断面図である。
図9は、第1外導体を円筒形に成形する前の展開状態をあらわす平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。下記の複数の形態例を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
本開示のシールドコネクタは、
(1)筒状本体部を有する第1外導体と、周方向に間隔を空けた状態で前記筒状本体部に形成された複数の接点部と、前記複数の接点部に対して径方向に接触する円筒形の第2外導体とを備え、前記複数の接点部は、径方向に弾性変形可能な複数のバネ部に個別に形成された複数の可動接点部と、前記筒状本体部に相対変位を規制された状態で形成された固定接点部とによって構成され、前記バネ部は、片持ち状に延出した形状をなし、前記筒状本体部に連なる基端部と、前記可動接点部が形成された先端部とを有し、前記基端部の周方向の幅寸法は、前記先端部の周方向の幅寸法よりも大きく設定されている。本開示のシールドコネクタは、固定接点部を設けないものに比べると、固定接点部を設けたことによってバネ部の総数が減少している。しかし、バネ部の基端部の幅寸法を先端部よりも広くしたことによって、第1外導体と第2外導体との間の接触圧の総和量を充分に確保している。これにより、両外導体間の接触抵抗の総和量が低減されるので、シールド性能の低下を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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