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公開番号2024177985
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096440
出願日2023-06-12
発明の名称車両、その制御装置及び制御方法、並びにプログラム
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20241217BHJP(信号)
要約【課題】車両の運転者の個人情報を適切に保護する。
【解決手段】車両を制御するための制御装置は、車両の走行に関する複数の機能を提供する走行制御部と、車両のセンサによって取得される特定の個人情報を車両が使用することに車両の運転者が同意しているかどうかに関する同意情報を管理する管理部と、を備える。複数の機能のうち特定の個人情報の使用に運転者が同意していない場合に実行可能な機能の数は、複数の機能のうち特定の個人情報の使用に運転者が同意している場合に実行可能な機能の数よりも少ない。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両を制御するための制御装置であって、
前記車両の走行に関する複数の機能を提供する走行制御手段と、
前記車両のセンサによって取得される特定の個人情報を前記車両が使用することに前記車両の運転者が同意しているかどうかに関する同意情報を管理する管理手段と、を備え、
前記複数の機能のうち前記特定の個人情報の使用に前記運転者が同意していない場合に実行可能な機能の数は、前記複数の機能のうち前記特定の個人情報の使用に前記運転者が同意している場合に実行可能な機能の数よりも少ない、制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記特定の個人情報は、前記車両に搭載されたカメラによって取得されたカメラ情報と、前記車両に搭載された測位センサによって取得された前記車両の位置情報とを含み、
前記管理手段は、前記カメラ情報の使用に同意するかどうかと、前記位置情報の使用に同意するかどうかとのそれぞれを前記運転者が選択可能とする、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記複数の機能は、
前記カメラ情報の使用及び前記位置情報の使用に前記運転者が同意している場合に実行可能な第1機能と、
前記位置情報の使用に前記運転者が同意しているかどうかによらず、前記カメラ情報の使用に前記運転者が同意している場合に実行可能な第2機能と、
前記カメラ情報の使用に前記運転者が同意しているかどうかによらず、前記位置情報の使用に前記運転者が同意している場合に実行可能な第3機能と、を含む、請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記第1機能は、
前記位置情報を使用して、前記車両が走行中の車線を維持する車線維持機能と、
前記位置情報を使用して、前記車両が走行する車線を変更する車線変更機能と、の少なくとも1つを含み、
前記第2機能は、
前記運転者に異常が発生したことに応じて前記車両を減速する異常時減速機能を含み、
前記第3機能は、
カーブの手前で前記車両を減速するカーブ減速機能を含む、請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記制御装置は、前記車両の起動時に前記運転者の個人認証を行う認証手段を備え、
前記管理手段は、前記運転者に関連付けて記憶された前記同意情報を記憶装置から読み出し、
前記走行制御手段は、前記読み出された同意情報に基づいて、前記複数の機能のそれぞれが実行可能であるかどうかを判定する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記管理手段は、前記車両が停車していないと判定された場合に、前記運転者による前記同意情報の変更操作を禁止する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記特定の個人情報を使用する機能の有効化の指示を前記運転者から取得する取得手段と、
前記特定の個人情報の使用に前記運転者が同意していない状態で前記有効化の指示が行われた場合に、前記特定の個人情報の使用への同意が必要であることを前記運転者に通知する通知手段と、を更に備える、請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
コンピュータを請求項1乃至7の何れか1項に記載の制御装置として機能させるためのプログラム。
【請求項9】
請求項1乃至7の何れか1項に記載の制御装置を備える車両。
【請求項10】
車両を制御するための制御方法であって、
前記車両の走行に関する複数の機能を提供する走行制御工程と、
前記車両のセンサによって取得される特定の個人情報を前記車両が使用することに前記車両の運転者が同意しているかどうかに関する同意情報を管理する管理工程と、を備え、
前記複数の機能のうち前記特定の個人情報の使用に前記運転者が同意していない場合に実行可能な機能の数は、前記複数の機能のうち前記特定の個人情報の使用に前記運転者が同意している場合に実行可能な機能の数よりも少ない、制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両、その制御装置及び制御方法、並びにプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
走行制御機能を有する車両の運転者は、走行制御機能の利用条件を承認することが要求される。運転者が利用条件を承認したことに応じてシステム上でコードが生成され、走行制御機能が有効になる。特許文献1には、コードが承認されるまで車両の走行制御機能の一部を制限し、コードの承認後に走行制御機能の制限を解除することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-034638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
走行制御機能を実行するために、車両の運転者の個人情報が使用されうる。本発明の一部の側面は、車両の運転者の個人情報を適切に保護するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一部の実施形態によれば、車両を制御するための制御装置であって、前記車両の走行に関する複数の機能を提供する走行制御手段と、前記車両のセンサによって取得される特定の個人情報を前記車両が使用することに前記車両の運転者が同意しているかどうかに関する同意情報を管理する管理手段と、を備え、前記複数の機能のうち前記特定の個人情報の使用に前記運転者が同意していない場合に実行可能な機能の数は、前記複数の機能のうち前記特定の個人情報の使用に前記運転者が同意している場合に実行可能な機能の数よりも少ない、制御装置が提供される。
【発明の効果】
【0006】
一部の実施形態によれば、車両の運転者の個人情報が適切に保護される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一部の実施形態の車両の構成例を説明するブロック図。
一部の実施形態の車両のコントローラの機能構成例を説明するブロック図。
一部の実施形態の必要同意情報の例を説明する図。
一部の実施形態の同意設定画面の例を説明する模式図。
一部の実施形態の機能を有効化するための動作例を説明するフロー図。
一部の実施形態の設定変更の許可・禁止を切り替えるための動作例を説明するフロー図。
一部の実施形態の同意設定を変更するための動作例を説明するフロー図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る制御装置CNTのブロック図と、その適用例である車両Vの概要図である。図1では、車両Vの概略が平面図と側面図とで示されている。本実施形態の車両Vは、一例として、セダンタイプの四輪の乗用車であり、例えばパラレル方式のハイブリッド車両でありうる。車両Vは、四輪乗用車に限られるものではなく、鞍乗型車両(自動二輪車、自動三輪車)であってもよいし、トラックやバスなどの大型車両であってもよい。
【0010】
制御装置CNTは、車両Vの運転支援を含む車両Vの制御を実行する電子回路であるコントローラ1を含む。コントローラ1は、複数のECU(Electronic Control Unit)を備える。ECUは例えば制御装置CNTの機能ごとに設けられる。各ECUは、CPU(Central Processing Unit)に代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含む。記憶デバイスには、プロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。インタフェースには、入出力インタフェースや通信インタフェースが含まれる。各ECUは、複数のプロセッサ、複数の記憶デバイス及び複数のインタフェースを備えていてもよい。記憶デバイスに格納されるプログラムは、CD-ROM等の記憶媒体を用いて制御装置CNTにインストールされることにより、記憶デバイスに格納されてもよい。これに加えて又はこれに代えて、記憶デバイスに格納されるプログラムは、無線通信を通じて外部のサーバからダウンロードされてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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