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公開番号
2024177506
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2024176286,2022579468
出願日
2024-10-08,2022-01-25
発明の名称
ダニ忌避組成物、及びダニ忌避製品
出願人
大日本除蟲菊株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01N
43/12 20060101AFI20241212BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】長期間経過後においても屋内塵性ダニ類へのダニ忌避効果に優れ、人畜に対する安全性にも優れたダニ忌避組成物を提供する。
【解決手段】(a)1,8-シネオール及び/又は1,4-シネオールと、(b)香料成分と、を含有するダニ忌避組成物であって、香料成分は、logP値が2.0~5.5である香料化合物を一種又は二種以上含む。(a)成分と(b)成分に含まれる香料化合物との配合比(a/b)は、質量ベースで5~100に設定されている。(b)成分に含まれる香料化合物は、ケイ皮酸エチル、カプロン酸アリル、3-メチル-5-フェニル-1-ペンタノール、シトロネロール、δ-ドデカラクトン、β-イオノン、安息香酸ベンジル、酢酸リナリル、酢酸ゲラニル、プロピオン酸トリシクロデセニル、サリチル酸ベンジル、リモネン、及びサリチル酸アミルからなる群から選択される少なくとも一つである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)1,8-シネオール及び/又は1,4-シネオールと、
(b)香料成分と、
を含有するダニ忌避組成物であって、
前記(b)成分は、logP値が2.0~5.5である香料化合物を一種又は二種以上含み、
前記(b)成分に含まれる前記香料化合物は、シトロネロール及び/または酢酸ゲラニルであり、
前記(a)成分と前記(b)成分に含まれる前記香料化合物との配合比(a/b)は、
質量ベースで5~100に設定されているダニ忌避組成物(但し、3-(3,4-メチレンジオキシフェニル)-2-メチルプロパナール及び/又は3,4-メチレンジオキシベンズアルデヒドを含有する場合を除く)。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
(a)1,8-シネオール及び/又は1,4-シネオールと、
(b)香料成分と、
を含有するダニ忌避組成物であって、
前記(b)成分は、logP値が2.0~5.5である香料化合物を一種又は二種以上含み、
前記(b)成分に含まれる前記香料化合物は、リモネンであり、
前記(a)成分と前記(b)成分に含まれる前記香料化合物との配合比(a/b)は、
質量ベースで5~80に設定されているダニ忌避組成物(但し3-(3,4-メチレンジオキシフェニル)-2-メチルプロパナール及び/又は3,4-メチレンジオキシベンズアルデヒドを含有する場合を除く)。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のダニ忌避組成物を含有する固形担体と、
前記固形担体を収納又は包装する通気性包材と、
を含むダニ忌避製品。
【請求項4】
前記固形担体は、平均粒子径が1~8mmである粒状体である請求項3に記載のダニ忌避製品。
【請求項5】
前記固形担体は、前記(a)成分を1gあたり20~400mg含有する請求項3又は4に記載のダニ忌避製品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋内塵性ダニ類を忌避するためのダニ忌避組成物、及びダニ忌避製品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、居住環境の変化により、屋内にコナダニ、ヒョウヒダニ、ホコリダニ、ツメダニ等の屋内塵性ダニ類が大発生するという事案が増加している。屋内塵性ダニ類は、人に対して不快感を与えるばかりでなく、アレルギー性喘息や皮疹を惹起する等の問題を生じさせる。また、アレルギー性喘息を引き起こすヒョウヒダニ類は、虫体の死骸そのものでもアレルギーの原因になることが明らかとなってきた。そこで、枕、布団やクッション等の寝具類に処理するための屋内用殺ダニ剤が開発されてきたが、直接肌に接触することが多い屋内用殺ダニ剤には、より高い安全性が求められる。
【0003】
かかる状況を背景として、屋内塵性ダニ類を殺すのではなく、人や患者にダニを近づけないようにする技術も模索され、これまでにいくつかの提案がなされている。例えば、特許文献1には、室内用ダニ防除剤の有効成分として、ベチバー油、パチョウリ油、クローブ油などの植物精油が開示されている。また、特許文献2には、シトロネラール、リナロール、シトラール等が開示されている。これらの従来技術は、天然産志向と安全性への配慮を謳っているが、屋内塵性ダニ類に対する忌避効果は必ずしも満足するものとは言えなかった。
【0004】
ところで、害虫忌避成分として、シネオールが注目されている。特許文献3には、1,8-シネオールを有効成分として含有するヒョウヒダニ忌避剤が開示されている。しかし、1,8-シネオールや1,4-シネオールは、比較的揮散性が高いため、2~3カ月以上の長期間にわたりダニ忌避効果を持続させることは困難とされていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-16515号公報
特開2001-294505号公報
特開2001-31508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、長期間経過後においても屋内塵性ダニ類へのダニ忌避効果に優れ、人畜に対する安全性にも優れたダニ忌避組成物、及びダニ忌避製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明にかかるダニ忌避組成物の特徴構成は、
(a)1,8-シネオール及び/又は1,4-シネオールと、
(b)香料成分と、
を含有するダニ忌避組成物であって、
前記香料成分は、logP値が2.0~5.5である香料化合物を一種又は二種以上含むことにある。
【0008】
本構成のダニ忌避組成物によれば、(a)1,8-シネオール及び/又は1,4-シネオールに加えて、(b)香料成分を含有する処方としている。ここで、香料成分は、logP値が2.0~5.5である香料化合物を一種又は二種以上含むため、比較的揮散性が高い(a)1,8-シネオール及び/又は1,4-シネオールによる屋内塵性ダニ類に対する優れたダニ忌避効果を、(b)成分に含まれるlogP値が2.0~5.5である香料化合物によって長期間持続させることができる。また、(a)成分及び(b)成分は、人畜に対する安全性に優れているため、ダニ忌避組成物として高い安全性を実現することができる。
【0009】
本発明にかかるダニ忌避組成物において、
前記(a)成分と前記(b)成分に含まれる前記香料化合物との配合比(a/b)は、質量ベースで5~100に設定されていることが好ましい。
【0010】
本構成のダニ忌避組成物によれば、(a)成分と(b)成分に含まれる香料化合物との配合比(a/b)が適切な範囲に設定されているため、屋内塵性ダニ類に対する優れたダニ忌避効果と、人畜に対する高い安全性とを両立させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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