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公開番号2024177332
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2024173235,2021124328
出願日2024-10-02,2021-07-29
発明の名称充電コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/42 20060101AFI20241212BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】充電コネクタの小型化を図ることを目的とする。
【解決手段】充電コネクタは、ハウジングと共にパワー端子及びシグナル端子を保持するリテーナ60と、パワー端子と固定され、挿抜方向と交差する方向に延びる中継端子28A、28Bと、中継端子を介してパワー端子に電気的に接続された電力線と、を備え、中継端子28A、28Bは、挿抜方向に沿って貫通する貫通孔と、挿抜方向に交差する方向において貫通孔周りで部分的に突出する回転止凸部29Ap、29Bp1、29Bp2とを含み、パワー端子に取付けられる第1取付部29Aa、29Baを有し、リテーナ60は、第1回転止凸部29Ap又は第2回転止凸部29Bp1、29Bp2と接触して第1中継端子28A又は第2中継端子28Bの回転を規制する第1凸部64及び第2凸部65を有する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、前記車両の外部電源に接続される外部充電コネクタと嵌合し、前記車両に備えられるバッテリの充電に用いられる充電コネクタであって、
前記バッテリへの電力供給に用いられる第1パワー端子及び第2パワー端子と、
シグナル端子と、
前記外部充電コネクタが挿抜される開口部と、前記外部充電コネクタの挿抜方向に沿って見た場合に、前記開口部の内側に位置し、前記第1パワー端子、前記第2パワー端子及び前記シグナル端子を保持する端子保持部とを有するハウジングと、
前記ハウジングのうち前記開口部とは反対側の端部と合体して、前記ハウジングと共に前記第1パワー端子、前記第2パワー端子及び前記シグナル端子を保持するリテーナと、
前記第1パワー端子のうち前記開口部とは反対側の端部に締結固定され、前記挿抜方向と交差する方向に延びる第1中継端子と、
前記第2パワー端子のうち前記開口部とは反対側の端部に締結固定され、前記挿抜方向と交差する方向に延びる第2中継端子と、
前記第1中継端子を介して前記第1パワー端子に電気的に接続される第1電力線と、
前記第2中継端子を介して前記第2パワー端子に電気的に接続される第2電力線と、
を備え、
前記第1中継端子は、前記挿抜方向に沿って貫通する第1貫通孔と、前記挿抜方向に交差する方向において前記第1貫通孔周りで部分的に突出する第1回転止凸部とを含み、前記第1パワー端子に取付けられる第1取付部と、前記第1取付部から延出して、前記第1取付部を前記第1電力線が接続された部分に繋ぐ第1中間板状部とを有し、
前記第1回転止凸部は、前記第1中間板状部が延出する側とは反対側に突出する板状に形成され、
前記第2中継端子は、前記挿抜方向に沿って貫通する第2貫通孔と、前記挿抜方向に交差する方向において前記第2貫通孔周りで部分的に突出する第2回転止凸部とを含み、前記第2パワー端子に取付けられる第2取付部を有し、
前記リテーナは、前記挿抜方向に突出し、それぞれ前記第1回転止凸部又は前記第2回転止凸部と接触して前記第1中継端子又は前記第2中継端子の回転を規制する第1凸部及び第2凸部を有する、充電コネクタ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の充電コネクタであって、
前記第2中継端子は、前記第2取付部から延出して、前記第2取付部を前記第2電力線が接続された部分に繋ぐ第2中間板状部を有し、
前記第2回転止凸部は、前記第2中間板状部よりも側方に突出している凸部を含む、充電コネクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の充電コネクタであって、
前記第1凸部及び前記第2凸部は、前記第1取付部及び前記第2取付部を囲む壁であり、
前記壁に、前記挿抜方向に沿う突条部が形成され、
前記突条部が前記第1回転止凸部又は前記第2回転止凸部に接触して前記第1中継端子又は前記第2中継端子の回転を規制する、充電コネクタ。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の充電コネクタであって、
前記第1凸部は前記第1取付部を囲み、前記第2凸部は前記第2取付部を囲む、充電コネクタ。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の充電コネクタであって、
前記シグナル端子は、第1シグナル端子と第2シグナル端子とをさらに備え、
前記第1シグナル端子は、前記挿抜方向に沿って見て、前記第1パワー端子の中心軸と前記第2パワー端子の中心軸を結ぶ並びラインに対して一方側に配置され、
前記第2シグナル端子は、前記挿抜方向に沿って見て、前記並びラインに対して他方側に配置され、
前記第1中継端子は、前記第1電力線が接続される第1電力線接続部を含み、
前記第2中継端子は、前記第2電力線が接続される第2電力線接続部を含み、
前記第1電力線接続部と前記第2電力線接続部とは、前記第1電力線と前記第2電力線とを、前記並びラインに沿って一方側に延出可能な位置に配置され、
前記第1中継端子は、前記第1取付部と前記第1電力線接続部との間に設けられ、前記第1シグナル端子を迂回するように延びる迂回部を有する、充電コネクタ。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の充電コネクタであって、
前記リテーナと前記第1パワー端子と前記第2パワー端子と前記シグナル端子とを、前記開口部とは反対側から一括して覆う外装部材をさらに備え、
前記第1電力線と前記第2電力線とは、前記外装部材内で、前記挿抜方向に交差する方向に延びる一直線に沿って延びている、充電コネクタ。
【請求項7】
請求項6に記載の充電コネクタであって、
前記シグナル端子を複数備え、
前記複数のシグナル端子のそれぞれに接続された複数の信号線をさらに備え、
前記複数の信号線は、前記外装部材内において曲げられて1つに束ねられている、充電コネクタ。
【請求項8】
請求項6又は請求項7に記載の充電コネクタであって、
前記外装部材は、弾性を有する部材である、充電コネクタ。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の充電コネクタであって、
前記第1電力線と前記第1中継端子との接続部分と、前記第2電力線と前記第2中継端子との接続部分とのそれぞれに、止水部が設けられる、充電コネクタ。
【請求項10】
請求項9に記載の充電コネクタであって、
前記止水部は熱収縮チューブである、充電コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、充電コネクタに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、筒状部と、筒状部の基端部に嵌着されるハウジングと、該ハウジングに嵌着されるエンドハウジングとを備える充電用インレットを開示する。筒状部の内部には、外部コネクタの端子と電気的に接続される複数の端子が設けられている。そして、端子は、ハウジング及びエンドハウジングを通る配線を介してバッテリに電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-83130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
端子とバッテリとを接続する配線としては電力線が用いられる。電力線は、信号線と比較して太いため、曲げ半径が大きくなりがちである。このため、配線の引出し方向に応じて、エンドハウジング内で電力線を曲げることを想定すると、曲げた電力線を収容可能なスペースを、エンドハウジング内に確保する必要がある。
【0005】
ここで、充電用インレットを小型化することが要請されている。
【0006】
そこで、本開示は、充電コネクタの小型化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の充電コネクタは、車両に搭載され、前記車両の外部電源に接続される外部充電コネクタと嵌合し、前記車両に備えられるバッテリの充電に用いられる充電コネクタであって、前記バッテリへの電力供給に用いられる第1パワー端子及び第2パワー端子と、シグナル端子と、前記外部充電コネクタが挿抜される開口部と、前記外部充電コネクタの挿抜方向に沿って見た場合に、前記開口部の内側に位置し、前記第1パワー端子、前記第2パワー端子及び前記シグナル端子を保持する端子保持部とを有するハウジングと、前記ハウジングのうち前記開口部とは反対側の端部と合体して、前記ハウジングと共に前記第1パワー端子、前記第2パワー端子及び前記シグナル端子を保持するリテーナと、前記第1パワー端子のうち前記開口部とは反対側の端部に締結固定され、前記挿抜方向と交差する方向に延びる第1中継端子と、前記第2パワー端子のうち前記開口部とは反対側の端部に締結固定され、前記挿抜方向と交差する方向に延びる第2中継端子と、前記第1中継端子を介して前記第1パワー端子に電気的に接続される第1電力線と、前記第2中継端子を介して前記第2パワー端子に電気的に接続される第2電力線と、を備え、前記第1中継端子は、前記挿抜方向に沿って貫通する第1貫通孔と、前記挿抜方向に交差する方向において前記第1貫通孔周りで部分的に突出する第1回転止凸部とを含み、前記第1パワー端子に取付けられる第1取付部を有し、前記第2中継端子は、前記挿抜方向に沿って貫通する第2貫通孔と、前記挿抜方向に交差する方向において前記第2貫通孔周りで部分的に突出する第2回転止凸部とを含み、前記第2パワー端子に取付けられる第2取付部を有し、前記リテーナは、前記挿抜方向に突出し、それぞれ前記第1回転止凸部又は前記第2回転止凸部と接触して前記第1中継端子又は前記第2中継端子の回転を規制する第1凸部及び第2凸部を有する、充電コネクタである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、充電コネクタの小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は実施形態1に係る充電コネクタ及びその組付態様を示す平面図である。
図2は実施形態1に係る充電コネクタを示す斜視図である。
図3は実施形態1に係る充電コネクタを示す分解斜視図である。
図4は実施形態1に係る充電コネクタを示す正面図である。
図5は図4のV-V線に沿った断面図である。
図6はパワー端子及び端子付き電線、さらにそれらの収容位置を説明する図である。
図7は充電コネクタにおける電線経路を説明する図である。
図8はパワー端子を示す説明図である。
図9はリテーナと中継端子とを示す斜視図である。
図10はリテーナの壁と、第1中継端子及び第2中継端子との関係を示す背面図である。
図11は変形例にかかる充電コネクタを示す背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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