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公開番号
2024162067
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023077248
出願日
2023-05-09
発明の名称
コネクタ
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/629 20060101AFI20241114BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ムービングプレートがタブを保護する機能を適正に発揮することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタは、第1ハウジング11と、第1ハウジング11のフード部17に回動可能に支持されるレバー14と、フード部17の内部に移動可能に配置されたプレート本体34を有するムービングプレート15と、を備える。レバー14は、ムービングプレート15のプレートカムピン37と係合してプレート本体34を検査位置と嵌合位置とに変位させるカム溝42を有している。カム溝42は、プレートカムピン37を導入する組み付け用溝部43と、検査位置でプレートカムピン37が配置される検査用溝部44と、保護位置でプレートカムピン37が配置される保護用溝部45と、嵌合位置でプレートカムピン37が配置される嵌合用溝部46と、を順次連続して形成している。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
フード部を有する第1ハウジングと、
前記フード部に嵌合可能な第2ハウジングと、
前記フード部の外部に回動可能に支持されるレバーと、
前記フード部の内部に突出するタブを有する第1端子金具と、
前記フード部に対して前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの嵌合方向に移動可能に配置されるムービングプレートと、を備え、
前記ムービングプレートは、前記フード部の内部で前記タブを位置決め状態に貫通させるプレート本体と、前記フード部の外部に突出して配置されるプレートカムピンと、を有し、
前記プレート本体は、前記フード部に対し、前記タブの先端部を保護する保護位置と、前記タブの先端部を前記フード部の開口側に露出させる検査位置と、前記フード部の奥側に配置される嵌合位置と、に変位可能であり、
前記レバーは、前記プレートカムピンと係合して前記プレート本体を前記検査位置と前記嵌合位置とに変位させるカム溝を有し、
前記カム溝は、前記プレートカムピンを導入する組み付け用溝部と、前記検査位置で前記プレートカムピンが配置される検査用溝部と、前記保護位置で前記プレートカムピンが配置される保護用溝部と、前記嵌合位置で前記プレートカムピンが配置される嵌合用溝部と、を順次連続して形成している、コネクタ。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記第2ハウジングは、前記嵌合用溝部に前記プレートカムピンとともに配置されるハウジングカムピンを有し、
前記カム溝は、前記保護用溝部から分岐し、前記ハウジングカムピンを導入する分岐溝部を有し、
前記分岐溝部の溝幅は、前記組み付け用溝部の溝幅よりも小さい、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記カム溝は、さらに、前記嵌合用溝部を挟んで前記保護用溝部とは反対側で連続する位置に、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの離脱を行う離脱用溝部を形成している、請求項2に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、第1ハウジング(雄側ハウジング)に回動可能に支持されるレバーと、第1ハウジングのフード部の内部に移動可能に配置されるムービングプレートと、を備えている。ムービングプレートは、フード部の内部に配置されて第1端子金具(雄端子金具)のタブの先端部を保護するプレート本体と、フード部の外部に突出するプレートカムピン(カムピン)と、を有している。レバーは、カム溝を有している。カム溝は、レバーが嵌合開始位置から検査位置へと時計回りに回動する間、プレートカムピンと係合する検査用係合領域と、レバーが嵌合開始位置から嵌合完了位置へと反時計回りに回動する間、プレートカムピンが係合する嵌合用係合領域と、を有している。また、カム溝は、検査用係合領域と嵌合用係合領域との交差部位から分岐して延びる受入口を有している。
【0003】
レバーが嵌合開始位置から検査位置へと回動し、プレートカムピンがカム溝の検査用係合領域と係合することにより、タブの先端部がプレート本体からフード部の開口側に露出する。レバーが検査位置にあるときに、第1端子金具の導通検査を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-334744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
レバーは、検査位置から嵌合開始位置へと回動し、さらに嵌合開始位置から嵌合開始位置へと回動する。仮に、嵌合開始位置でプレートカムピンが誤って受入口に入り込むと、ムービングプレートがフード部の内部を円滑に移動することができず、タブを保護する機能が損なわれる懸念がある。
【0006】
そこで、本開示は、ムービングプレートがタブを保護する機能を適正に発揮することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のコネクタは、フード部を有する第1ハウジングと、前記フード部に嵌合可能な第2ハウジングと、前記フード部の外部に回動可能に支持されるレバーと、前記フード部の内部に突出するタブを有する第1端子金具と、前記フード部に対して前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの嵌合方向に移動可能に配置されるムービングプレートと、を備え、前記ムービングプレートは、前記フード部の内部で前記タブを位置決め状態に貫通させるプレート本体と、前記フード部の外部に突出して配置されるプレートカムピンと、を有し、前記プレート本体は、前記フード部に対し、前記タブの先端部を保護する保護位置と、前記タブの先端部を前記フード部の開口側に露出させる検査位置と、前記フード部の奥側に配置される嵌合位置と、に変位可能であり、前記レバーは、前記プレートカムピンと係合して前記プレート本体を前記検査位置と前記嵌合位置とに変位させるカム溝を有し、前記カム溝は、前記プレートカムピンを導入する組み付け用溝部と、前記検査位置で前記プレートカムピンが配置される検査用溝部と、前記保護位置で前記プレートカムピンが配置される保護用溝部と、前記嵌合位置で前記プレートカムピンが配置される嵌合用溝部と、を順次連続して形成している、コネクタである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ムービングプレートがタブを保護する機能を適正に発揮することが可能なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1のコネクタの断面図である。
図2は、実施形態1のコネクタの平面図である。
図3は、実施形態1のコネクタにおける第2ハウジングの斜視図である。
図4は、実施形態1のコネクタにおける第2ホルダの斜視図である。
図5は、実施形態1のコネクタにおける可動支持部の分解斜視図である。
図6は、実施形態1のコネクタにおける第1ハウジングの斜視図である。
図7は、実施形態1のコネクタにおける第1ホルダの斜視図である。
図8は、実施形態1のコネクタにおけるムービングプレートの斜視図である。
図9は、実施形態1のコネクタにおけるレバーの斜視図である。
図10は、実施形態1のコネクタにおいて、レバーのカム溝の組み付け用溝部にプレートカムピンが進入する状態を示す断面図である。
図11は、実施形態1のコネクタにおいて、レバーのカム溝の検査用溝部にプレートカムピンが配置された状態を示す断面図である。
図12は、実施形態1のコネクタにおいて、レバーのカム溝の保護用溝部にプレートカムピンが配置された状態を示す断面図である。
図13は、実施形態1のコネクタにおいて、レバーのカム溝のフローティング用溝部にカムピンが配置された状態を示す断面図である。
図14は、実施形態1のコネクタにおいて、レバーのカム溝の離脱用溝部からカムピンが抜け出る状態を示す断面図である。
図15は、実施形態1のコネクタにおいて、プレートカムピンが検査用溝部に配置されたときに、タブの先端部がプレート本体からフード部の開口側に突出した状態を示す断面図である。
図16は、実施形態1のコネクタにおいて、プレートカムピンが保護用溝部に配置されたときに、タブの先端部がプレート本体によって保護された状態を示す断面図である。
図17は、実施形態1のコネクタにおいて、第1ハウジングおよび第2ハウジングが嵌合状態に配置され、第1端子金具および第2端子金具が電気的に接続された状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)フード部を有する第1ハウジングと、前記フード部に嵌合可能な第2ハウジングと、前記フード部の外部に回動可能に支持されるレバーと、前記フード部の内部に突出するタブを有する第1端子金具と、前記フード部に対して前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの嵌合方向に移動可能に配置されるムービングプレートと、を備え、前記ムービングプレートは、前記フード部の内部で前記タブを位置決め状態に貫通させるプレート本体と、前記フード部の外部に突出して配置されるプレートカムピンと、を有し、前記プレート本体は、前記フード部に対し、前記タブの先端部を保護する保護位置と、前記タブの先端部を前記フード部の開口側に露出させる検査位置と、前記フード部の奥側に配置される嵌合位置と、に変位可能であり、前記レバーは、前記プレートカムピンと係合して前記プレート本体を前記検査位置と前記嵌合位置とに変位させるカム溝を有し、前記カム溝は、前記プレートカムピンを導入する組み付け用溝部と、前記検査位置で前記プレートカムピンが配置される検査用溝部と、前記保護位置で前記プレートカムピンが配置される保護用溝部と、前記嵌合位置で前記プレートカムピンが配置される嵌合用溝部と、を順次連続して形成している。
(【0011】以降は省略されています)
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