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公開番号2024158441
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073648
出願日2023-04-27
発明の名称ワイヤハーネスの取付構造
出願人トヨタ車体株式会社,住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/585 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】取付作業の効率を上げることができるワイヤハーネスの取付構造を提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス10の取付構造は、ワイヤハーネス10を取付対象に取り付ける構造であって、ワイヤハーネス10は、ワイヤハーネス本体11と、ワイヤハーネス本体11の端部に設けられるとともに取付対象に取り付けられる挿通部16を有する端子15と、を備え、取付対象は、ワイヤハーネス本体11を保持する保持部と、端子15の挿通部16に挿通されることで端子15と電気的に接続される軸部51と、を備え、保持部は、ワイヤハーネス本体11が接触する傾斜面41を備え、ワイヤハーネス10の延伸方向Lにおける傾斜面41の両端部のうち、軸部51から遠い端部43は、軸部51に近い端部42に対して軸部51の突出方向と反対側に位置する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤハーネスを取付対象に取り付けるワイヤハーネスの取付構造であって、
前記ワイヤハーネスは、ワイヤハーネス本体と、前記ワイヤハーネス本体の端部に設けられるとともに前記取付対象に取り付けられる挿通部を有する端子と、を備え、
前記取付対象は、前記ワイヤハーネス本体を保持する保持部と、前記端子の前記挿通部に挿通されることで当該端子と電気的に接続される軸部と、を備え、
前記保持部は、前記ワイヤハーネス本体が接触する傾斜面を備え、
前記ワイヤハーネスの延伸方向における前記傾斜面の両端部のうち、前記軸部から遠い端部は、前記軸部に近い端部に対して前記軸部の突出方向と反対側に位置する、
ワイヤハーネスの取付構造。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記保持部は、隙間を有して対向する一対の側壁を備え、
前記隙間に前記ワイヤハーネス本体が配索され、
前記隙間は、前記軸部から遠ざかるほど大きい、
請求項1に記載のワイヤハーネスの取付構造。
【請求項3】
前記ワイヤハーネス本体は、径が部分的に大きい凸部を備え、
前記取付対象は、前記凸部に嵌合する嵌合部を備える、
請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤハーネスの取付構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両に搭載される電気接続箱及びワイヤハーネスが開示されている。
電気接続箱は、ワイヤハーネスが接続されるスタッドボルトと、ワイヤハーネスを電気接続箱の外部に導出する配索材導出部とを備える。また、配索材導出部は、ワイヤハーネスを略水平に通すことができる向きに形成されている。
【0003】
ワイヤハーネスの端部には、スタッドボルトに接続されるLA端子(丸形端子)が設けられている。
LA端子をスタッドボルトに接続する際には、まず、LA端子にスタッドボルトを挿通することでワイヤハーネスを配索材導出部に仮置きする。その後、スタッドボルトにナットを取り付けることでLA端子をスタッドボルトに締結する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-48736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
配索の状態によっては、ワイヤハーネスは、スタッドボルトの突出方向とは反対側に曲げられる場合がある。この場合、以下のような問題が生じる。すなわち、ワイヤハーネスを配索材導出部に仮置きしている状態では、ワイヤハーネスが、ワイヤハーネスと配索材導出部との接触箇所を支点としてLA端子がスタッドボルトの先端から抜けるように回転する。その結果、ワイヤハーネスの仮置きを維持できなくなる。これにより、ワイヤハーネスの取付作業の効率が下がる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためのワイヤハーネスの取付構造の各態様を記載する。
[態様1]ワイヤハーネスを取付対象に取り付けるワイヤハーネスの取付構造であって、前記ワイヤハーネスは、ワイヤハーネス本体と、前記ワイヤハーネス本体の端部に設けられるとともに前記取付対象に取り付けられる挿通部を有する端子と、を備え、前記取付対象は、前記ワイヤハーネス本体を保持する保持部と、前記端子の前記挿通部に挿通されることで当該端子と電気的に接続される軸部と、を備え、前記保持部は、前記ワイヤハーネス本体が接触する傾斜面を備え、前記ワイヤハーネスの延伸方向における前記傾斜面の両端部のうち、前記軸部から遠い端部は、前記軸部に近い端部に対して前記軸部の突出方向と反対側に位置する、ワイヤハーネスの取付構造。
【0007】
上記構成によれば、ワイヤハーネスが取付対象に取り付けられている状態において、ワイヤハーネス本体が軸部の突出方向とは反対方向に曲がった場合、以下のような作用効果を奏する。すなわち、ワイヤハーネスの剛性によって、ワイヤハーネスは傾斜面における軸部側の端部を支点として、端子が軸部の先端から抜けるように回転する。要するに、保持部においてワイヤハーネス本体が接触する面が傾斜していない場合と比較して、端子の回転の軌跡である円弧の曲率半径が小さくなる。したがって、端子が回転したときに端子が軸部に引っ掛かりやすくなる。このため、端子が軸部の先端から抜けにくい。その結果、ワイヤハーネスの取付作業の効率が上がる。
【0008】
[態様2]前記保持部は、隙間を有して対向する一対の側壁を備え、前記隙間に前記ワイヤハーネス本体が配索され、前記隙間は、前記軸部から遠ざかるほど大きい、[態様1]に記載のワイヤハーネスの取付構造。
【0009】
上記構成によれば、ワイヤハーネス本体が突出方向に対して直交する方向に曲がったとしても、ワイヤハーネス本体が側壁に接触しにくい。したがって、側壁に接触したワイヤハーネス本体がさらに曲がることによって、ワイヤハーネス本体における、側壁との接触部分と非接触部分との境目の箇所でワイヤハーネス本体が折れ曲がるといった状況が生じにくい。その結果、ワイヤハーネス本体に負荷がかかることを抑制できる。
【0010】
さらに、同構成によれば、軸部から遠ざかるほど隙間が大きくなることで、ワイヤハーネス本体を隙間に配索しやすい。したがって、ワイヤハーネスの取付作業の効率が上がる。
(【0011】以降は省略されています)

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