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公開番号2025103568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221035
出願日2023-12-27
発明の名称車椅子固定装置
出願人株式会社ハイレックスコーポレーション,トヨタ車体株式会社
代理人個人,個人
主分類A61G 3/08 20060101AFI20250702BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】緊急時に車椅子の固定を解除可能な車椅子固定装置を提供すること。
【解決手段】車椅子固定装置1は、ベース部11と、スライド部22と、フック部23と、駆動機構24と、着脱可能連結部25と、を備える。スライド部22は、ベース部11にスライド可能に取り付けられている。フック部23は、スライド部22のベース部11に対するスライド移動によってベース部11に対して回動し、車椅子100のアンカーバー140を係止する。駆動機構24は、スライド部22をスライド移動する。着脱可能連結部25は、スライド部22に駆動機構24を取り外し可能に連結する。着脱可能連結部25における駆動機構24のスライド部22との連結を取り外した状態において、フック部23によるアンカーバー140の係止が解除可能となる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ベース部と、
前記ベース部にスライド可能に取り付けられたスライド部と、
前記スライド部の前記ベース部に対するスライド移動によって前記ベース部に対して回動し、車椅子の被係止部を係止する係止部と、
前記スライド部をスライド移動する駆動機構と、
前記スライド部に前記駆動機構を取り外し可能に連結する着脱可能連結部と、を備え、
前記着脱可能連結部における前記駆動機構の前記スライド部との連結を取り外した状態において、前記係止部による前記被係止部の係止が解除可能となる、
車椅子固定装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記駆動機構は、
駆動源と、
前記駆動源の駆動力によって回転する回転部材と、
前記回転部材と前記スライド部とを連結するリンク部材と、を有し、
前記着脱可能連結部は、前記リンク部材と前記スライド部との間を連結する、
請求項1に記載の車椅子固定装置。
【請求項3】
前記着脱可能連結部は、
前記リンク部材の貫通孔に挿通され、前記リンク部材が周囲に配置されるリンク配置部分を有し、前記スライド部に固定された固定部材と、
前記リンク配置部分からの前記リンク部材の離脱を防止するため、前記固定部材に取り付けられた規制部材と、を有し、
前記規制部材は、前記固定部材から取り外し可能である、
請求項2に記載の車椅子固定装置。
【請求項4】
前記リンク配置部分には、端面から穴部が形成され、
前記穴部の内周には雌ネジが形成され、
前記規制部材は、
前記雌ネジと螺合する雄ネジが形成され、前記穴部に挿入される挿入部と、
前記挿入部の端に固定されたヘッド部と、を有し、
前記ヘッド部は、前記挿入部が前記穴部に挿入された状態において前記端面の上側に配置され、前記ヘッド部の少なくとも一部は、前記挿入部に沿った方向から視て前記リンク部材と重なっている、
請求項3に記載の車椅子固定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車椅子固定装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車椅子を乗り入れ可能な福祉車両には、車椅子を固定する固定装置が設けられている。固定装置は、フック装置で車椅子を係止することによって固定している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-035522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、フック装置を電動モータ等によって駆動して車椅子を係止する場合、電源失陥時のような緊急時には、係止が解除できなくなるおそれがあった。そのため、緊急時には、車椅子固定装置による車椅子の係止を手動で解除することが求められる。
【0005】
本発明は、緊急時に車椅子の固定を解除可能な車椅子固定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様にかかる車椅子固定装置は、ベース部と、スライド部と、係止部と、駆動機構と、着脱可能連結部と、を備える。スライド部は、ベース部にスライド可能に取り付けられている。係止部は、スライド部のベース部に対するスライド移動によってベース部に対して回動し、車椅子の被係止部を係止する。駆動機構は、スライド部をスライド移動する。着脱可能連結部は、スライド部に駆動機構を取り外し可能に連結する。着脱可能連結部における駆動機構のスライド部との連結を取り外した状態において、係止部による被係止部の係止が解除可能となる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、緊急時に車椅子の固定を解除可能な車椅子固定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明にかかる実施形態の車椅子固定装置によって固定可能な車椅子を示す側面図である。
本発明にかかる実施形態の車椅子固定装置が搭載された車両一例を示す図である。
本発明にかかる実施形態の車椅子固定装置のフック部が倒伏姿勢の状態を示す斜視図である。
本発明にかかる実施形態の車椅子固定装置のフック部が起立姿勢の状態を示す斜視図である。
本発明にかかる実施形態の車椅子固定装置の上カバーを取り除いた状態を示す平面図である。
本発明にかかる実施形態の車椅子固定装置の係止固定装置近傍を示す斜視図である。
図4のAA´間の断面図である。
スライド部が駆動機構によってスライドする状態を説明するための平面図である。
本発明にかかる実施形態の車椅子固定装置のフック部が倒伏姿勢の状態を示す図である。
本発明にかかる実施形態の車椅子固定装置のフック部が起立姿勢の状態を示す図である。
本発明にかかる実施形態の車椅子固定装置のフック部が車椅子のアンカーバーを係止している状態を示す図である。
リンク部材に沿った図7のBB´間の断面図である。
図9においてボルトをナット部材から取り外した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明にかかる実施形態の車椅子固定装置について説明する。
【0010】
(車椅子固定装置1の概要)
図1は、車椅子固定装置1によって固定可能な車椅子100を示す図である。図2は、車椅子固定装置1が搭載された車両200の一例を示す図である。本実施形態では、車両200の前後方向をXで示し、前後方向Xのうち前方向をX1で示し、後方向をX2で示す。車両200の幅方向をYで示し、幅方向Yのうち右方向をY1で示し、左方向をY2で示す。車両の高さ方向をZで示す。
(【0011】以降は省略されています)

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