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公開番号2024161817
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-20
出願番号2023076877
出願日2023-05-08
発明の名称配電装置
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類H02G 3/16 20060101AFI20241113BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】搭載される電池パックの数量に応じた変更が容易な汎用性の高い配電装置を開示する。
【解決手段】配電装置10が、リレー14と電流センサ16とリレー14と電流センサ16が接続された基本回路18とを含み、基本回路18が、電池パック12の端子部22に接続される入力部24と第1出力部26と第2出力部28とを有している基本回路ユニット20と、基本回路ユニット20の第1出力部26および第2出力部28の少なくとも1つに接続される分岐入力部30と、分岐入力部30に対してそれぞれヒューズ32を介して接続された複数の分岐出力部34を有する分岐回路ユニット36とを備え、基本回路ユニット20は、搭載される電池パック12の数に対応した数で配置され、隣接配置された複数の基本回路ユニット20の一方の第1出力部26が複数の基本回路ユニット20の他方の第2出力部28に連結されて、複数の電池パック12が導通接続されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
リレーと、電流センサと、前記リレーと前記電流センサが接続された基本回路と、を含み、前記基本回路が、電池パックの端子部に接続される入力部と、第1出力部と、第2出力部とを有している、基本回路ユニットと、
前記基本回路ユニットの前記第1出力部および前記第2出力部の少なくとも1つに接続される分岐入力部と、前記分岐入力部に対してそれぞれヒューズを介して接続された複数の分岐出力部を有する、分岐回路ユニットと、を備え、
前記基本回路ユニットは、車両に搭載される前記電池パックの数に対応した数で配置され、複数の前記電池パックに対応して複数の前記基本回路ユニットが採用される場合には、隣接配置された複数の前記基本回路ユニットの一方の前記第1出力部が複数の前記基本回路ユニットの他方の前記第2出力部に連結されて、複数の前記電池パックが導通接続されている、配電装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記基本回路ユニットが、絶縁性の回路支持体を含み、
前記回路支持体の一端側に設けられた電流センサ装着部に前記電流センサが装着され、前記回路支持体の他端側に設けられたリレー装着部に前記リレーが装着されており、
前記基本回路が、前記入力部と、前記第1出力部と、前記第2出力部をそれぞれ端部に備えた複数のバスバーを含んで構成されて、前記回路支持体に組み付けられている、請求項1に記載の配電装置。
【請求項3】
前記基本回路ユニットと前記分岐回路ユニットを収容する金属製の筐体を有し、
前記リレーに接続された前記バスバーが、前記筐体に絶縁部材を介して熱的に接触する放熱用接触部を有している、請求項2に記載の配電装置。
【請求項4】
隣接配置された複数の前記基本回路ユニットの前記回路支持体の間に配置された絶縁性の端子台を備え、
前記端子台において、一方の前記基本回路ユニットと他方の前記基本回路ユニットが保持されて相互に連結されている、請求項2または請求項3に記載の配電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池パックに接続される配電装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両に搭載される電池パックの筐体内に、配電装置としてのジャンクションボックスを収納した構造が示されており、配電装置を介して電池パックの電力が、車載負荷に分配されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-243449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両に必要な電池容量は車種によって異なり、車両に搭載される電池パックの数量は、車種によって増減することから、電池パックに接続される配電装置を電池パックの数に応じて専用に設計する必要があった。その結果、車両毎に異なる配電装置が必要となり、コストアップが避けられないという問題を内在していた。
【0005】
そこで、搭載される電池パックの数量に応じた変更が容易な汎用性の高い配電装置を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の配電装置は、リレーと、電流センサと、前記リレーと前記電流センサが接続された基本回路と、を含み、前記基本回路が、電池パックの端子部に接続される入力部と、第1出力部と、第2出力部とを有している、基本回路ユニットと、前記基本回路ユニットの前記第1出力部および前記第2出力部の少なくとも1つに接続される分岐入力部と、前記分岐入力部に対してそれぞれヒューズを介して接続された複数の分岐出力部を有する、分岐回路ユニットと、を備え、前記基本回路ユニットは、車両に搭載される前記電池パックの数に対応した数で配置され、複数の前記電池パックに対応して複数の前記基本回路ユニットが採用される場合には、隣接配置された複数の前記基本回路ユニットの一方の前記第1出力部が複数の前記基本回路ユニットの他方の前記第2出力部に連結されて、複数の前記電池パックが導通接続されている、ものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、搭載される電池パックの数量に応じた変更が容易な汎用性の高い配電装置を、提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係る配電装置を、4つの電池パックが取り付けられた状態で示す斜視図である。
図2は、図1に示された配電装置を、カバーを取り外した状態で示す斜視図である。
図3は、図2に示された配電装置における平面図である。
図4は、図2に示された配電装置において主な構成部材を抜き出した状態で示す斜視図である。
図5は、図2に示された配電装置において電気回路を構成する部材を抜き出した状態で示す斜視図である。
図6は、図2に示された配電装置において電気回路を支持する部材を抜き出した状態で示す斜視図である。
図7は、図2に示された配電装置を構成する基本回路ユニットの1つである第1基本回路ユニットを示す斜視図である。
図8は、図2に示された配電装置を構成する別の基本回路ユニットである第2基本回路ユニットを示す斜視図である。
図9は、図2に示された配電装置における基本回路ユニットを構成する回路支持体を、電流センサおよびリレーの装着状態で示す斜視図である。
図10は、図9に示された回路支持体を、電流センサおよびリレーの未装着状態で示す正面図である。
図11は、図2に示された配電装置を構成する分岐回路ユニットを示す平面側からの斜視図である。
図12は、図11に示された分岐回路ユニットにおける底面側からの斜視図である。
図13は、図2に示された配電装置における電気的構成を説明するための回路図である。
図14は、実施形態1に係る配電装置を、2つの電池パックが取り付けられた状態で示す斜視図である。
図15は、図14に示された配電装置を、カバーを取り外した状態で示す斜視図である。
図16は、図15に示された配電装置における平面図である。
図17は、図15に示された配電装置において主な構成部材を抜き出した状態で示す斜視図である。
図18は、図15に示された配電装置において電気回路を構成する部材を抜き出した状態で示す斜視図である。
図19は、図15に示された配電装置において電気回路を支持する部材を抜き出した状態で示す斜視図である。
図20は、図15に示された配電装置における電気的構成を説明するための回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の配電装置は、
(1)リレーと、電流センサと、前記リレーと前記電流センサが接続された基本回路と、を含み、前記基本回路が、電池パックの端子部に接続される入力部と、第1出力部と、第2出力部とを有している、基本回路ユニットと、前記基本回路ユニットの前記第1出力部および前記第2出力部の少なくとも1つに接続される分岐入力部と、前記分岐入力部に対してそれぞれヒューズを介して接続された複数の分岐出力部を有する、分岐回路ユニットと、を備え、前記基本回路ユニットは、車両に搭載される前記電池パックの数に対応した数で配置され、複数の前記電池パックに対応して複数の前記基本回路ユニットが採用される場合には、隣接配置された複数の前記基本回路ユニットの一方の前記第1出力部が複数の前記基本回路ユニットの他方の前記第2出力部に連結されて、複数の前記電池パックが導通接続されている、ものである。
【0010】
本開示の配電装置によれば、リレーと電流センサと基本回路(電池パックに接続される入力部、第1/第2出力部を有する)を含む基本回路ユニットが構成されている。この基本回路ユニットは、車両に搭載される電池パックの数に対応した数だけ配置され、各電池パックの端子部に各基本回路ユニットの入力部が接続される。そして、複数の電池パックが車両に搭載される場合には、隣接配置された一方の基本回路ユニットの第1出力部を、他方の基本回路ユニットの第2出力部に連結することで、複数の電池パックを導通接続することができる。さらに、基本回路ユニットの第1出力部および第2出力部の少なくとも1つには、分岐回路ユニットが接続されており、1つまたは連結された複数の電池パックの電力を分岐回路ユニットの複数の分岐出力部側に分配することができる。このような構造の配電装置によれば、車両に搭載される電池パックの数に対応して基本回路ユニットの数を増減させればよく、複数の基本回路ユニットを採用する場合には、それらの出力部同士を連結するだけで、搭載される電池パックの数量に対応して基本回路ユニットの数が変更された配電装置を構成することができる。これにより、搭載される電池パックの数量に応じた変更が容易な汎用性の高い配電装置を提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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