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公開番号
2024158440
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073647
出願日
2023-04-27
発明の名称
ワイヤハーネス用ホルダ
出願人
トヨタ車体株式会社
,
住友電装株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02G
3/30 20060101AFI20241031BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】異なる場所にワイヤハーネス用ホルダを取り付ける場合でも、同じ形状のものを用いることができるワイヤハーネス用ホルダを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス用ホルダ100は、車両に配索されるワイヤハーネスを保持するホルダ100であって、車両に取り付けられるベース部10と、ベース部10に取り付けられるとともにワイヤハーネスを保持する保持部20と、を備え、ベース部10は、車両に設けられた取付孔に挿入される取付部12と、保持部20が固定される第1固定部19と、を備え、保持部20は、第1固定部19に固定される第2固定部25を備え、第1固定部19は、ベース部10において複数設けられており、第2固定部25は、複数の第1固定部19のいずれか1つに対して選択的に固定可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に配索されるワイヤハーネスを保持するホルダであって、
前記車両に取り付けられるベース部と、
前記ベース部に取り付けられるとともに前記ワイヤハーネスを保持する保持部と、
を備え、
前記ベース部は、前記車両に設けられた取付孔に挿入される取付部と、前記保持部が固定される第1固定部と、を備え、
前記保持部は、前記第1固定部に固定される第2固定部を備え、
前記第1固定部は、前記ベース部において複数設けられており、
前記第2固定部は、複数の前記第1固定部のいずれか1つに対して選択的に固定可能である、
ワイヤハーネス用ホルダ。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記ベース部と、前記保持部と、を接続する接続部を備え、
前記接続部は、可撓性を有しており、前記ベース部及び前記保持部と一体に形成される、
請求項1に記載のワイヤハーネス用ホルダ。
【請求項3】
前記ベース部は、直線状に延びるレール部を備え、
前記レール部は、前記第1固定部に隣接しており、
前記レール部が延びる方向を延伸方向とすると、
前記保持部は、前記レール部に嵌合した状態で前記延伸方向にスライド可能な嵌合部を備え、
前記第2固定部は、前記ベース部において、前記嵌合部が前記延伸方向にスライドしたときに前記第1固定部が位置する部分に設けられている、
請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス用ホルダ。
【請求項4】
前記ベース部の前記レール部と、前記保持部の前記嵌合部と、が嵌合した状態において、
前記嵌合部は、前記ベース部に向かって延びる第1部分と、前記第1部分の先端から前記延伸方向及び前記第1部分の延びる方向の両方に直交する方向に向かって屈曲する第2部分と、を備え、
前記レール部は、前記延伸方向に延びるとともに当該延伸方向に沿って対向する一対の側壁を備え、
一対の前記側壁のうち一方の前記側壁の先端には、他方の前記側壁に向かって屈曲するとともに前記第2部分に引っ掛かる屈曲部が設けられている、
請求項3に記載のワイヤハーネス用ホルダ。
【請求項5】
前記レール部には、ストッパが設けられており、
前記保持部には、前記ベース部の前記レール部と、前記保持部の前記嵌合部と、が嵌合した状態において、前記ストッパに接触する接触部が設けられており、
前記嵌合部が前記延伸方向に沿ってスライドして前記レール部に嵌合した後に、前記接触部が前記ストッパに接触することで前記嵌合部のスライドが規制されるよう構成される、
請求項3に記載のワイヤハーネス用ホルダ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤハーネス用ホルダに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、給電用のハーネスクランプが開示されている。ハーネスクランプは、車両のボディからスライドドアにわたって配索されるワイヤハーネスを保持している。また、ハーネスクランプは、車両のボディにおける車幅方向の左右両側の乗降口の下部に1つずつ取り付けられる。2つのハーネスクランプは、互いに左右対称の形状である。すなわち、2つのハーネスクランプの形状は、異なっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-86543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したハーネスクランプでは、ハーネスクランプを取り付ける場所によって異なる形状のハーネスクランプを用いる必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためのワイヤハーネス用ホルダの各態様を記載する。
[態様1]車両に配索されるワイヤハーネスを保持するホルダであって、前記車両に取り付けられるベース部と、前記ベース部に取り付けられるとともに前記ワイヤハーネスを保持する保持部と、を備え、前記ベース部は、前記車両に設けられた取付孔に挿入される取付部と、前記保持部が固定される第1固定部と、を備え、前記保持部は、前記第1固定部に固定される第2固定部を備え、前記第1固定部は、前記ベース部において複数設けられており、前記第2固定部は、複数の前記第1固定部のいずれか1つに対して選択的に固定可能である、ワイヤハーネス用ホルダ。
【0006】
上記構成によれば、ワイヤハーネス用ホルダを取り付ける場所によって、作業者が第2固定部を固定させる第1固定部を選択できる。したがって、異なる場所にワイヤハーネス用ホルダを取り付ける場合でも、同じ形状のワイヤハーネス用ホルダを用いることができる。
【0007】
[態様2]前記ベース部と、前記保持部と、を接続する接続部を備え、前記接続部は、可撓性を有しており、前記ベース部及び前記保持部と一体に形成される、[態様1]に記載のワイヤハーネス用ホルダ。
【0008】
上記構成によれば、ワイヤハーネス用ホルダを車両に取り付ける際に、作業者が誤って保持部から手を放してしまっても、接続部を介して保持部がベース部に接続されているため、保持部の落下を抑制できる。したがって、ワイヤハーネス用ホルダの取付作業の効率を上げることができる。
【0009】
[態様3]前記ベース部は、直線状に延びるレール部を備え、前記レール部は、前記第1固定部に隣接しており、前記保持部は、前記レール部に嵌合した状態で前記レール部の延伸方向にスライド可能な嵌合部を備え、前記第2固定部は、前記ベース部において、前記嵌合部が前記延伸方向にスライドしたときに前記第1固定部が位置する部分に設けられている、[態様1]または[態様2]に記載のワイヤハーネス用ホルダ。
【0010】
上記構成によれば、嵌合部がレール部に嵌合することで、保持部がレール部の延伸方向に直交する方向にずれにくい。したがって、より強固に保持部をベース部に取り付けることが可能であり、ガタつきを効果的に抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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