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公開番号
2024177037
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023209458
出願日
2023-12-12
発明の名称
燃料電池式産業車両
出願人
株式会社豊田自動織機
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
8/04 20160101AFI20241212BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】充填ノズルの差込途中に充填プラグに対する充填ノズルの接続ができなくなることを抑制できる燃料電池式産業車両を提供すること。
【解決手段】フォークリフトの検出機構45は、充填プラグ36の取り付けられたブラケット51と、充填プラグ36に対する充填ノズル41の差込に伴って充填ノズル41が接触し、かつ当該充填ノズル41の差込方向へ移動可能にブラケット51に支持されたノズル接触部材61と、差込方向へのノズル接触部材61の移動に伴ってリミットスイッチ91を動作させるセンサ動作部材66と、ノズル接触部材61と一体であり、当該ノズル接触部材61からブラケット51に向けて差込方向に延びる複数のガイド部材71と、を備える。ブラケット51には、ガイド部材71が挿通されるとともに、ブラケット51は、ガイド部材71を差込方向へ移動可能に支持する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料電池スタックを備える燃料電池ユニットと、
前記燃料電池スタックに供給される燃料ガスを貯留する燃料タンクと、
前記燃料電池ユニット及び前記燃料タンクが搭載される車体と、を備え、
前記燃料電池ユニットは、
前記燃料タンクに前記燃料ガスを充填するための充填プラグであって、燃料ガス供給用の充填ノズルを接続可能な前記充填プラグと、
前記充填プラグと前記充填ノズルの接続状態を検出する検出機構と、を備える燃料電池式産業車両であって、
前記検出機構は、
前記充填プラグに対する前記充填ノズルの接続完了に応じて出力信号が変化するセンサと、
前記燃料電池ユニットの筐体に設置され、かつ前記充填プラグの取り付けられたブラケットと、
前記充填プラグに対する前記充填ノズルの差込に伴って前記充填ノズルが接触し、かつ当該充填ノズルの差込方向へ移動可能に前記ブラケットに支持されたノズル接触部材と、
前記差込方向への前記ノズル接触部材の移動に伴って前記センサを動作させるセンサ動作部材と、
前記ノズル接触部材と一体であり、当該ノズル接触部材から前記ブラケットに向けて前記差込方向に延びる複数のガイド部材と、を備え、
前記ブラケットに前記ガイド部材が挿通されるとともに、前記ブラケットは、前記ガイド部材を前記差込方向へ移動可能に支持することを特徴とする燃料電池式産業車両。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記ノズル接触部材と前記ブラケットとの間に介在し、前記差込方向と反対方向へ前記ノズル接触部材を付勢する付勢部材を備える請求項1に記載の燃料電池式産業車両。
【請求項3】
前記ガイド部材の軸方向の端部のうち、前記ブラケットを挟んで前記ノズル接触部材の配置側と反対側にて前記ブラケットから突出した端部にはストッパが設けられている請求項2に記載の燃料電池式産業車両。
【請求項4】
前記ストッパは、複数の前記ガイド部材に架設されている請求項3に記載の燃料電池式産業車両。
【請求項5】
前記センサは可動子を備え、前記可動子は、前記ブラケットを挟んで前記ノズル接触部材の配置側と反対側に配置され、前記センサ動作部材は、前記ストッパによって形成されている請求項4に記載の燃料電池式産業車両。
【請求項6】
前記センサは、前記可動子を、前記差込方向及び当該差込方向と反対方向へ移動可能に設置されている請求項5に記載の燃料電池式産業車両。
【請求項7】
前記複数のガイド部材は、前記充填プラグを中心とする同心円上に等間隔おきに配置された3本のガイド部材である請求項5又は請求項6に記載の燃料電池式産業車両。
【請求項8】
前記センサ動作部材には、前記充填プラグを貫通させるプラグ用貫通孔が形成され、前記センサ動作部材は、前記プラグ用貫通孔を囲む囲繞部を備えるとともに、当該囲繞部から延出した部分に前記3本のガイド部材が固定されている請求項7に記載の燃料電池式産業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池式産業車両に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
燃料電池式産業車両は、燃料電池ユニットを搭載している。燃料電池ユニットは、燃料ガスとなる水素を蓄える燃料タンクを備えるとともに、燃料タンクに水素を充填するために使用される充填プラグを備える。燃料タンクに水素を充填する場合、水素供給用のディスペンサに接続された充填ノズルと充填プラグとが接続される。
【0003】
また、燃料タンクに水素を充填している間は、燃料電池式産業車両を停止させておく必要がある。このため、燃料電池式産業車両においては、充填プラグに充填ノズルが接続されているか否かを検出するようになっている。
【0004】
例えば、特許文献1には、充填プラグと、充填ノズルとしての充填ソケットの接続状態を検出する検出機構を備える燃料電池式産業車両が開示されている。特許文献1の燃料電池式産業車両は、充填プラグに充填ソケットを接続するときに、充填ソケットに押されて所定方向に移動する押動板を備える。押動板は、充填プラグの周方向の一部を囲むように配置されている。また、押動板は、蝶番に接合されるとともに、蝶番はブラケットに取り付けられている。ブラケットは、ボルトによってプラグ取付板に固定されている。プラグ取付板は、燃料電池ユニットの筐体に固定されている。
【0005】
また、燃料電池式産業車両は、押動板の移動によって押し込まれる可動子を有するリミットスイッチを備える。そして、充填ソケットの押し込みに伴う押動板の移動によって可動子が押し込まれることにより、リミットスイッチの出力信号が変化する。燃料電池式産業車両のFCコントローラは、リミットスイッチの出力信号を基に充填プラグに充填ソケットが接続されているか否かを判断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-43056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1において、押動板の移動は、当該押動板の基端を中心とした回動である。充填ソケットによる押動板の押し込み量が多くなるほど、押動板の先端は、充填ソケットの先端から離れていく。このため、充填プラグに対する充填ソケットの接続が完了する前に、押動板の先端がプラグ取付板に干渉してしまう虞がある。すると、充填プラグに対する充填ソケットの接続を完了できない虞がある。
【0008】
また、押動板は、蝶番に接合されるとともに、蝶番は、ブラケットに取り付けられている。そして、ブラケットは、ボルトによってプラグ取付板に固定されている。このため、押動板の回動中心となる基端の位置は、プラグ取付板へのブラケットの取付公差、ブラケットへの蝶番の取付公差、蝶番の製造公差等を原因としてばらつきやすい。また、充填ソケットには、複数の種類が設定されるとともに、最大径が複数設定されている場合がある。充填ソケットの最大径が小さくなるほど、押動板の位置のばらつきによっては、充填ソケットによって押動板を押し込むことができなくなる虞がある。すると、充填プラグに対する充填ソケットの接続を完了できない虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記問題点を解決するための燃料電池式産業車両は、燃料電池スタックを備える燃料電池ユニットと、前記燃料電池スタックに供給される燃料ガスを貯留する燃料タンクと、前記燃料電池ユニット及び前記燃料タンクが搭載される車体と、を備え、前記燃料電池ユニットは、前記燃料タンクに前記燃料ガスを充填するための充填プラグであって、燃料ガス供給用の充填ノズルを接続可能な前記充填プラグと、前記充填プラグと前記充填ノズルの接続状態を検出する検出機構と、を備える燃料電池式産業車両であって、前記検出機構は、前記充填プラグに対する前記充填ノズルの接続完了に応じて出力信号が変化するセンサと、前記燃料電池ユニットの筐体に設置され、かつ前記充填プラグの取り付けられたブラケットと、前記充填プラグに対する前記充填ノズルの差込に伴って前記充填ノズルが接触し、かつ当該充填ノズルの差込方向へ移動可能に前記ブラケットに支持されたノズル接触部材と、前記差込方向への前記ノズル接触部材の移動に伴って前記センサを動作させるセンサ動作部材と、前記ノズル接触部材と一体であり、当該ノズル接触部材から前記ブラケットに向けて前記差込方向に延びる複数のガイド部材と、を備え、前記ブラケットに前記ガイド部材が挿通されるとともに、前記ブラケットは、前記ガイド部材を前記差込方向へ移動可能に支持することを要旨とする。
【0010】
これによれば、例えば、ノズル接触部材の基端が回動軸によって回動可能に支持されている比較例の場合、ノズル接触部材に接触した充填ノズルによってノズル接触部材が押し込まれて回動すると、ノズル接触部材の先端は、円弧状の軌跡を描く。このため、比較例では、充填ノズルによってノズル接触部材が押し込まれるほど、ノズル接触部材の先端は、充填ノズルから離れていく。これに対し、ガイド部材及びブラケットによる支持によって、ノズル接触部材は充填ノズルと共に差込方向へ直線的に移動する。このため、ノズル接触部材は、円弧状の軌跡を描くように移動するのではなく、直線状の軌跡を描くように移動する。ノズル接触部材は、当該ノズル接触部材に接触した充填ノズルによって押し込まれることで充填ノズルから離れていくことはない。よって、充填ノズルの差込途中でノズル接触部材がブラケットに接触して、それ以上の充填ノズルの差込ができなくなることを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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