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公開番号
2024176785
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095583
出願日
2023-06-09
発明の名称
定着装置
出願人
東芝テック株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20241212BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】高い耐久性を有する定着装置を提供することである。
【解決手段】実施形態の定着装置は、筒状体と、発熱摺動部材と、ホルダと、センサと、加圧ローラと、加圧機構と、移動機構と、を持つ。発熱摺動部材は、筒状体の内側に配置されている。発熱摺動部材は、筒状体の軸方向を長手方向とする。発熱摺動部材は、通電により発熱する発熱領域を有する。ホルダは、発熱摺動部材を保持する。センサは、発熱摺動部材に接触して発熱摺動部材の温度を検知する。加圧ローラは、筒状体の外周面に接触して筒状体との間にニップを形成する。加圧機構は、第1状態および第2状態を遷移可能である。第1状態は、筒状体および加圧ローラによりニップが形成される。第2状態は、筒状体および加圧ローラが相互に接触し、かつ第1状態よりも筒状体および加圧ローラに相互に掛かる力が小さい。移動機構は、加圧機構に第1状態および第2状態を遷移させる。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
フィルム状の筒状体と、
前記筒状体の内側に配置され、前記筒状体の軸方向を長手方向とし、通電により発熱する発熱領域を有する発熱摺動部材と、
前記発熱摺動部材を保持するホルダと、
前記発熱摺動部材に接触して前記発熱摺動部材の温度を検知するセンサと、
前記筒状体の外周面に接触して前記筒状体との間にニップを形成する加圧ローラと、
前記筒状体および前記加圧ローラにより前記ニップが形成される第1状態、並びに前記筒状体および前記加圧ローラが相互に接触し、かつ前記第1状態よりも前記筒状体および前記加圧ローラに相互に掛かる力が小さい第2状態を遷移可能な加圧機構と、
前記加圧機構に前記第1状態および前記第2状態を遷移させる移動機構と、
を備える定着装置。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記加圧機構は、前記加圧ローラを自転可能かつ前記軸方向の直交方向に沿って移動可能に支持し、
前記移動機構は、
前記加圧機構に配置されたカムフォロワと、
前記カムフォロワに当接するカム面を有するとともに自転可能に設けられ、前記カムフォロワと協働して前記加圧機構を介して前記加圧ローラを前記直交方向に移動させ、前記カム面のうち最も外径の小さい小径部が前記第2状態で前記カムフォロワに当接するカムと、
前記カムを一方向に回転させる駆動源と、
を有する、
請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記ホルダは、前記筒状体から前記加圧ローラを離した状態で、前記軸方向における前記発熱領域と重なる範囲で、前記発熱摺動部材と前記ホルダとの間に隙間ができるように、前記発熱摺動部材を保持している、
請求項1または請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記発熱摺動部材は、ヒータユニットと伝熱部材とを含み、前記伝熱部材が前記ヒータユニットと前記ホルダとの間にある、
請求項3に記載の定着装置。
【請求項5】
前記発熱摺動部材は、前記軸方向における前記発熱領域の外側で前記ホルダに保持されている、
請求項3に記載の定着装置。
【請求項6】
前記センサは、前記ホルダに対して前記発熱摺動部材側に付勢され、
前記発熱摺動部材は、前記センサによって前記加圧ローラ側に押されている、
請求項5に記載の定着装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、定着装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
画像処理装置として、シートに画像を形成する画像形成装置が利用されている。画像形成装置は、トナーをシートに定着させる定着装置を有する。定着装置には、耐久性の向上が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-304866号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、高い耐久性を有する定着装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様に係る定着装置は、筒状体と、発熱摺動部材と、ホルダと、センサと、加圧ローラと、加圧機構と、移動機構と、を持つ。筒状体は、フィルム状である。発熱摺動部材は、筒状体の内側に配置されている。発熱摺動部材は、筒状体の軸方向を長手方向とする。発熱摺動部材は、通電により発熱する発熱領域を有する。ホルダは、発熱摺動部材を保持する。センサは、発熱摺動部材に接触して発熱摺動部材の温度を検知する。加圧ローラは、筒状体の外周面に接触して筒状体との間にニップを形成する。加圧機構は、第1状態および第2状態を遷移可能である。第1状態は、筒状体および加圧ローラによりニップが形成される。第2状態は、筒状体および加圧ローラが相互に接触し、かつ第1状態よりも筒状体および加圧ローラに相互に掛かる力が小さい。移動機構は、加圧機構に第1状態および第2状態を遷移させる。
【0006】
第2の態様に係る定着装置は、上記第1の態様に係る定着装置において、加圧機構は、加圧ローラを自転可能かつ軸方向の直交方向に沿って移動可能に支持し、移動機構は、加圧機構に配置されたカムフォロワと、カムフォロワに当接するカム面を有するとともに自転可能に設けられ、カムフォロワと協働して加圧機構を介して加圧ローラを直交方向に移動させ、カム面のうち最も外径の小さい小径部が第2状態でカムフォロワに当接するカムと、カムを一方向に回転させる駆動源と、を有していてもよい。
【0007】
第3の態様に係る定着装置は、上記第1の態様または第2の態様に係る定着装置において、ホルダは、筒状体から加圧ローラを離した状態で、軸方向における発熱領域と重なる範囲で、発熱摺動部材とホルダとの間に隙間ができるように、発熱摺動部材を保持していてもよい。
【0008】
第4の態様に係る定着装置は、上記第1の態様から第3の態様のいずれかの態様に係る定着装置において、ヒータユニットと伝熱部材とを含み、前記伝熱部材が前記ヒータユニットと前記ホルダとの間にあってもよい。
【0009】
第5の態様に係る定着装置は、上記第3の態様または第4の態様に係る定着装置において、発熱摺動部材は、軸方向における発熱領域の外側でホルダに保持されていてもよい。
【0010】
第6の態様に係る定着装置は、上記第5の態様に係る定着装置において、センサは、ホルダに対して発熱摺動部材側に付勢され、発熱摺動部材は、センサによって加圧ローラ側に押されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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