TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024176739
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095515
出願日2023-06-09
発明の名称通信システム、通信装置、プログラム及び通信方法
出願人古河電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 28/18 20090101AFI20241212BHJP(電気通信技術)
要約【課題】無線でのデータ伝送の確実性を上げることができる通信システム、通信装置、プログラム及び通信方法を提供すること。
【解決手段】通信システム100は、基地局2と車載装置1と、を備え、車載装置1は、基地局2からリファレンス信号を取得するリファレンス信号取得部103と、リファレンス信号に基づいて伝搬路状態を判定する伝搬路状態判定部104と、判定された伝搬路状態に基づいて、伝搬路状態に関するCQIリポートを生成し、基地局2に送信するCQIリポート送信処理部116と、基地局2からのCQIリポートが示す伝搬路状態に対応する通信モードで送信されたデータを受信する受信処理部102と、を備え、基地局2を介して所定のデータをダウンロードする場合、CQIリポート送信処理部116は、実際の伝搬路状態よりも状態が低い伝搬路状態を示すCQIリポートを生成し、基地局2に送信する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
相互にデータを無線で伝送する第1通信装置と第2通信装置と、を備える通信システムであって、
前記第1通信装置は、
前記第2通信装置とのデータの伝搬路の状態である伝搬路状態を判定するための基準信号を前記第2通信装置に送信する基準信号送信部を備え、
前記第2通信装置は、
前記第1通信装置から前記基準信号を取得する基準信号取得部と、
取得した前記基準信号に基づいて前記伝搬路状態を判定する判定部と、
前記判定部によって判定された前記伝搬路状態に基づいて、前記伝搬路状態に関する伝搬路情報を生成し、当該伝搬路情報を前記第1通信装置に送信する伝搬路情報送信部と、
前記第1通信装置からの前記伝搬路情報が示す前記伝搬路状態に対応する通信モードで送信されたデータを受信する受信処理部と、を備え、
前記第1通信装置を介して所定のデータをダウンロードする場合、前記伝搬路情報送信部は、前記判定部によって判定された実際の伝搬路状態よりも状態が低い伝搬路状態を示す伝搬路情報を生成し、当該伝搬路情報を前記第1通信装置に送信する通信システム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記第2通信装置は、複数の運転方式で運転可能な移動体に搭載される車載装置であり、
前記移動体の前記運転方式が所定の運転方式に設定されているか否かを判断する運転方式判断部を更に備え、
前記伝搬路情報送信部は、前記運転方式判断部によって前記移動体の前記運転方式が前記所定の運転方式に設定されていると判断された場合、前記第1通信装置を介して所定のデータをダウンロードする場合に相当すると判断する請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記第2通信装置は、移動体に搭載される車載装置であり、
前記移動体の移動速度を少なくとも含む移動情報を取得する移動情報取得部を更に備え、
前記伝搬路情報送信部は、前記移動情報を加味して、前記伝搬路情報を生成する請求項1に記載の通信システム。
【請求項4】
前記第2通信装置は、移動体に搭載される車載装置であり、
前記移動体の周囲の気象情報を取得する気象情報取得部を更に備え、
前記伝搬路情報送信部は、前記気象情報を加味して、前記伝搬路情報を生成する請求項1に記載の通信システム。
【請求項5】
前記第2通信装置は、移動体に搭載される車載装置であり、
前記移動体が移動する予定の移動経路に関する経路情報を取得する経路情報取得部を更に備え、
前記伝搬路情報送信部は、前記経路情報を加味して、前記伝搬路情報を生成する請求項1に記載の通信システム。
【請求項6】
特定の通信装置との間でデータを無線で伝送する通信装置であって、
前記特定の通信装置とのデータの伝搬路の状態である伝搬路状態を判定するための基準信号を取得する基準信号取得部と、
取得した前記基準信号に基づいて前記伝搬路状態を判定する判定部と、
前記判定部によって判定された前記伝搬路状態に基づいて、前記伝搬路状態に関する伝搬路情報を生成し、当該伝搬路情報を前記特定の通信装置に送信する伝搬路情報送信部と、
前記特定の通信装置からの前記伝搬路情報が示す前記伝搬路状態に対応する通信モードで送信されたデータを受信する受信処理部と、を備え、
前記特定の通信装置を介して所定のデータをダウンロードする場合、前記伝搬路情報送信部は、前記判定部によって判定された実際の前記伝搬路状態よりも状態が低い前記伝搬路状態を示す前記伝搬路情報を生成し、当該伝搬路情報を前記特定の通信装置に送信する通信装置。
【請求項7】
特定の通信装置との間でデータを無線で伝送する通信装置に含まれるコンピュータに、
前記特定の通信装置とのデータの伝搬路の状態である伝搬路状態を判定するための基準信号を取得する取得工程と、
取得した前記基準信号に基づいて前記伝搬路状態を判定する判定工程と、
前記判定工程で判定された前記伝搬路状態に基づいて、前記伝搬路状態に関する伝搬路情報を生成し、当該伝搬路情報を前記特定の通信装置に送信する伝搬路情報送信工程と、
前記特定の通信装置からの前記伝搬路情報が示す前記伝搬路状態に対応する通信モードで送信されたデータを受信する受信工程と、を実行させ、
前記伝搬路情報送信工程では、前記特定の通信装置を介して所定のデータをダウンロードする場合、前記判定工程で判定された実際の前記伝搬路状態よりも状態が低い前記伝搬路状態を示す前記伝搬路情報を生成し、当該伝搬路情報を前記特定の通信装置に送信する処理が実行される、プログラム。
【請求項8】
特定の通信装置との間でデータを無線で伝送する通信装置が実行する通信方法であって、
前記特定の通信装置とのデータの伝搬路の状態である伝搬路状態を判定するための基準信号を取得する取得工程と、
取得した前記基準信号に基づいて前記伝搬路状態を判定する判定工程と、
前記判定工程で判定された前記伝搬路状態に基づいて、前記伝搬路状態に関する伝搬路情報を生成し、当該伝搬路情報を前記特定の通信装置に送信する伝搬路情報送信工程と、
前記特定の通信装置からの前記伝搬路情報が示す前記伝搬路状態に対応する通信モードで送信されたデータを受信する受信工程と、を含み、
前記伝搬路情報送信工程では、前記特定の通信装置を介して所定のデータをダウンロードする場合、前記判定工程で判定された実際の前記伝搬路状態よりも状態が低い前記伝搬路状態を示す前記伝搬路情報を生成し、当該伝搬路情報を前記特定の通信装置に送信する処理が実行される通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システム、通信装置、プログラム及び通信方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車等の移動体の運転支援や遠隔制御、自動運転等のために行うデータ伝送や通話時における音声や画像等による端末間の通信等の通信品質を向上させるための技術が開発されている。例えば特許文献1には、無線通信端末間のチャネル情報の推定精度が低下するので、一方の無線通信端末からもう一方の無線通信端末へのデータ送信に用いる変調方式や符号化率からなる変調モードを送信ビットが低いものに変更して送信する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5520756号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば自動車等の移動体の遠隔制御において、安全性や実用性の点から、サーバ装置等から基地局を介して送信される制御信号等を確実に移動体に届けることが重要である。特許文献1では、干渉信号によりパケットエラーが生じる可能性を減らすことができるとされているものの、通信装置間におけるデータ伝送をより確実に行うという点で改善の余地があった。
【0005】
本発明は、無線でのデータ伝送の確実性を上げることができる通信システム、通信装置、プログラム及び通信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)通信システムは、相互にデータを無線で伝送する第1通信装置と第2通信装置と、を備える通信システムであって、前記第1通信装置は、前記第2通信装置とのデータの伝搬路の状態である伝搬路状態を判定するための基準信号を前記第2通信装置に送信する基準信号送信部を備え、前記第2通信装置は、前記第1通信装置から前記基準信号を取得する基準信号取得部と、取得した前記基準信号に基づいて前記伝搬路状態を判定する判定部と、前記判定部によって判定された前記伝搬路状態に基づいて、前記伝搬路状態に関する伝搬路情報を生成し、当該伝搬路情報を前記第1通信装置に送信する伝搬路情報送信部と、前記第1通信装置からの前記伝搬路情報が示す前記伝搬路状態に対応する通信モードで送信されたデータを受信する受信処理部と、を備え、前記第1通信装置を介して所定のデータをダウンロードする場合、前記伝搬路情報送信部は、前記判定部によって判定された実際の伝搬路状態よりも状態が低い伝搬路状態を示す伝搬路情報を生成し、当該伝搬路情報を前記第1通信装置に送信する。
【0007】
(2)(1)に記載の通信システムにおいて、前記第2通信装置は、複数の運転方式で運転可能な移動体に搭載される車載装置であり、前記移動体の前記運転方式が所定の運転方式に設定されているか否かを判断する運転方式判断部を更に備え、前記伝搬路情報送信部は、前記運転方式判断部によって前記移動体の前記運転方式が前記所定の運転方式に設定されていると判断された場合、前記第1通信装置を介して所定のデータをダウンロードする場合に相当すると判断する。
【0008】
(3)(1)又は(2)に記載の通信システムにおいて、前記第2通信装置は、移動体に搭載される車載装置であり、前記移動体の移動速度を少なくとも含む移動情報を取得する移動情報取得部を更に備え、前記伝搬路情報送信部は、前記移動情報を加味して、前記伝搬路情報を生成する。
【0009】
(4)(1)から(3)のいずれか1つに記載の通信システムは、前記第2通信装置は、移動体に搭載される車載装置であり、前記移動体の周囲の気象情報を取得する気象情報取得部を更に備え、前記伝搬路情報送信部は、前記気象情報を加味して、前記伝搬路情報を生成する。
【0010】
(5)(1)から(4)のいずれか1つに記載の通信システムは、前記第2通信装置は、移動体に搭載される車載装置であり、前記移動体が移動する予定の移動経路に関する経路情報を取得する経路情報取得部を更に備え、前記伝搬路情報送信部は、前記経路情報を加味して、前記伝搬路情報を生成する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
挿耳装置
2か月前
個人
仮想アース
2か月前
個人
車両の制御装置
3か月前
個人
環境音制御方法
1か月前
日本無線株式会社
秘匿通信
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
押しボタン式側圧調整器
1か月前
個人
投げ銭管理システム
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
27日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
BoCo株式会社
聴音装置
8日前
BoCo株式会社
聴音装置
8日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
太陽誘電株式会社
超音波装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
21日前
17LIVE株式会社
サーバ
1か月前
個人
平面映像の回転による立体映像
2か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
2か月前
キヤノン株式会社
無線通信装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
読取装置
2か月前
株式会社ベアリッジ
携帯無線機
21日前
株式会社クボタ
作業車両
1か月前
キヤノン電子株式会社
シート搬送装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
2か月前
個人
テレビ画面の立体画像の表示方法
1か月前
日本セラミック株式会社
超音波送受信器
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
14日前
ブラザー工業株式会社
利用管理システム
2か月前
シャープ株式会社
表示装置
2か月前
株式会社ACSL
確認方法
2か月前
株式会社ミチヒロ
SoTモジュール
1か月前
スズキ株式会社
車両用撮影システム
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成システム
14日前
続きを見る