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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024176682
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095421
出願日
2023-06-09
発明の名称
香料組成物
出願人
小川香料株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C11B
9/00 20060101AFI20241212BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】天然感、本格感、高級感などの香気付与と香料の持続性付与という異なる性質を併せ持つ香料化合物を提供する。
【解決手段】下記の式(1)及び/または式(2)で表されるエピジヒドロカラノンを香料化合物として使用する。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記の式(1)及び/または式(2)で表されるエピジヒドロカラノンを有効成分とする、香気付与剤。
TIFF
2024176682000026.tif
47
94
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
請求項1記載の香気付与剤を含有する、香料組成物。
【請求項3】
下記の式(1)及び/または式(2)で表されるエピジヒドロカラノンを付香成分として使用する、香気付与方法。
TIFF
2024176682000027.tif
47
94
【請求項4】
下記の式(1)及び/または式(2)で表されるエピジヒドロカラノンを有効成分とする、残香性向上剤。
TIFF
2024176682000028.tif
47
94
【請求項5】
下記の式(1)及び/または式(2)で表されるエピジヒドロカラノンを残香性向上成分として使用する、残香性向上方法。
TIFF
2024176682000029.tif
47
95
【請求項6】
下記の式(1)及び/または式(2)で表されるエピジヒドロカラノンを添加する、飲食品の製造方法。
TIFF
2024176682000030.tif
47
95
【請求項7】
下記の式(1)及び/または式(2)で表されるエピジヒドロカラノンを添加する、香粧品の製造方法。
TIFF
2024176682000031.tif
47
95
【請求項8】
下記の式(1)及び/または式(2)で表されるエピジヒドロカラノンならびに下記の式(3)及び/または式(4)で表されるジヒドロカラノンを含む混合物を有効成分とする、香気付与剤。
TIFF
2024176682000032.tif
95
98
【請求項9】
請求項8記載の香気付与剤を含有する、香料組成物。
【請求項10】
下記の式(1)及び/または式(2)で表されるエピジヒドロカラノンならびに下記の式(3)及び/または式(4)で表されるジヒドロカラノンを含む混合物を付香成分として使用する方法。
TIFF
2024176682000033.tif
92
97
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スウィート感、天然感、本格感、高級感を付与することができる、新規なエピジヒドロカラノンを含有する香料組成物、およびエピジヒドロカラノンとジヒドロカラノンとを含有する香料組成物に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
市場には、香りが付いた製品があふれ、香りによる製品の差別化が求められている。特に、香りのバリエーションの多い飲食品や香粧品では、商品イメージに合致した香質とともに、香調、香気強度、持続性(残香性や余韻性)などの要件を満たしつつ、調和のとれた香りが求められている。
そのため、香料会社は新しいニーズに基づいた香料組成物を創造するため、常に新しい香調、香質を有する香料化合物を探求し、顧客の要望に応えるべく努力を行っている。
香料会社の不断の努力により、これまでにも非常に多くの合成香料や天然香料が見いだされてきたが、飲食品や香粧品に求められる天然感、高級感、本格感の要求もより高くなり、これらの高い要求を満足させる香料化合物は依然として望まれている。
例えば、紅茶の香りやバラの香り(香調)に天然感や高級感(香質)を付与できる香料組成物があれば、本格的な紅茶飲料や高級感のある柔軟剤を製造するための有効な手段となり、その香りで紅茶飲料や柔軟剤の価値を向上させることができる。
【0003】
飲食品や香粧品等に、天然感、高級感、本格感を付与するために、スウィート感を付与することは有効な手段である。
たとえば、特許文献1には、ペルヒドロ-3,6-ジメチル-3a,7a-エポキシベンゾ[b]フラン-2(3H)-オンの使用で、バニラアイスクリームや水飴といった飲食品あるいはシャンプーなどの香粧品に甘さ、ミルキーまたはスウィートな香調を強調でき、天然感を増強できることが記載されている。
また、特許文献2には、シス-および/またはトランス-2-ペンチルシクロプロパン-1-カルボン酸が、スペアミント様、ペパーミント様、乳製品様(バター様、ミルク様、チーズ様等)、チョコレート様、トロピカルフルーツ様、柑橘様香料及びその他食品系の香料に対して天然香料だけが持つ発酵的な甘味、熟成感のある香味を付与すると共に、その香味全体を包み込んでバランス調整し、天然感を増幅させることが記載されている。
【0004】
さらに、香料組成物には香質や香調だけではなく、その香りが長い時間、持続することも望まれている。香りの持続性を高めるために、香料の揮発性を調整する方法が考えられている。たとえば、香料をカプセルに包むことで香料が揮発することを抑制するカプセル香料(特許文献3など)やポリマーにより香料の持続性放出技術(特許文献4など)が開発されてきた。
しかし、カプセルやポリマーなどの副剤を使用した香料組成物の使用、あるいは、香料の残存量を増やす目的で賦香量を調整し香料の持続性を向上する場合、香料の持続性が長くなりすぎたり、香りが必要以上に強くなるため、香りの強さが不快感を与える場合もある。
このように、香りの持続と香りの強度の適正化、つまり、誰もが不快に思わず、自然に感じられる程度の濃度で、その香りが長時間持続し、そして徐々に消失するような性質が近年、注目されている。
【0005】
特に、天然感や高級感に優れ、余韻(高級感のある香りが持続することで、風情や味わいをしばらくの間、感じること)が求められる飲食品(例えば、紅茶、コーヒー、ビールなど)、香粧品(例えば香水、シャンプー、柔軟剤など)に使用する香料化合物では、こ
れらの香りの持続性に関する要望は高いものがある。
【0006】
飲食品や香粧品の香調を変調させず、それらの香りに余韻をもたせることができる香気付与剤があれば、これまでの香調を変えずに、製品価値を向上させることができる。そこで、それ自体に香りを持たない副剤の技術開発が発展してきた。
しかし、副剤を使った香料化合物では、香りが徐々に消失するような自然な香りの持続と、心地よい香りの強度の両面を達成することは困難である。
そこで、自身の揮発性により香りが徐々に消失する香料化合物の特性を生かし、他の香料の香調を変調させず、かつ、持続性の高い性質を併せ持つ香料化合物の探索が行われている。
【0007】
香料化合物の技術分野は、香料化合物の化学構造の少しの変化でさえ、官能的特性、例えば匂いや味に大きな変化をもたらし、または、他の香料組成物との相性が合わないことがあることが広く知られている。
さらに、立体構造だけが異なる香料化合物でも、香気特徴や香気強度が異なる別の官能特性を発揮することもある(特許文献5)。
つまり、香料化合物の技術分野では、香料化合物の化学構造や立体構造、特定の嗅覚レセプターとの親和性だけでは、その官能特性を正確に予想することができない。
飲食品や香粧品へのスウィート感の付与で天然感、高級感、本格感を向上させ、さらに、香気持続性の高い香料化合物を探索するためには、多くの香料化合物の様々な濃度における官能評価を行う必要があり、非常に膨大な時間と労力を要する。そのため、このような香料化合物は、あまり見いだされていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2019-182766号公報
特開平10-165132号公報
特開2004-99743号公報
特表2009-518492号公報
特開2012-17274号公報
特開2004-189643号公報
特開2022-68828号公報
【非特許文献】
【0009】
J. Org. Chem.,1984, 49, 5282-5283
J. Am. Chem. Soc., 1986, 108, 7791-7800
J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1, 1992, 387-396
Helvetica Chimica Acta,1988, 71, 977-980
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、香料化合物の技術分野の上記のような技術常識の中で、膨大な試行錯誤のうえ見出された、天然感、本格感、高級感などの香気付与と香料の持続性付与という異なる性質を併せ持つ香料化合物に関するものである。
本発明の課題は、その使用によって、香料組成物、飲食品、香粧品など各種製品への香味の付与が可能になる化合物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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